てんちむが裁判で逆転勝訴!3.8億円が0円になった理由と今後は?
てんちむが裁判で逆転勝訴!3.8億円が0円になった理由と今後は?

YouTuber・タレントのてんちむさんが、ナイトブラ「モテフィット」をめぐる裁判の控訴審で一審の約3億8000万円の支払い命令がすべて取り消されたことを2026年10月14日に報告しました。

てんちむさんによると自身の支払額は0円となり、逆に販売元のYUIKU株式会社へ約224万円の支払いが命じられています。

一審では3億8457万4504円の支払いを命じられていただけに、

「なぜ3.8億円が0円になった?」

「てんちむは完全に無実だったということ?」

「224万円は慰謝料なの?」

「これで裁判は終わった?」

と気になった人も多いのではないでしょうか。

さらに10月15日にはYUIKU株式会社も控訴審判決について公式見解を発表し、約3億8000万円の請求が認められなかった理由として「損益相殺」が適用されたと説明しました。また、最高裁への上告なども検討するとしています。

つまり、金銭面ではてんちむさん側が一審から大きく逆転した一方、裁判そのものが完全に確定したとはまだ言えない状況です。

てんちむがモテフィット裁判で逆転勝訴

てんちむさんは2026年10月14日、自身のXで「モテフィット」に関する裁判結果を報告しました。

控訴審では一審の判断が覆り、てんちむさんに命じられていた約3億8000万円の支払い命令がすべて取り消されたとしています。

さらに、YUIKU株式会社側にはてんちむさんへ約224万円を支払うよう命じる判決が出たと報告しました。

一審で命じられた正確な金額は、

3億8457万4504円

でした。

そのため、金銭的な結論だけを見ると、

項目一審控訴審
てんちむ側の支払い3億8457万4504円0円
YUIKU側からの支払い―約224万円
結果てんちむ側に巨額支払い命令一審の支払い命令を取り消し

と、大幅に結果が変わっています。

なぜ3億8000万円が0円になった?逆転勝訴の理由

今回最も気になるのが、なぜ一審で3億8000万円以上だった支払いが0円になったのかという点です。

10月15日にYUIKU株式会社が公表した説明によると、控訴審では、会社側に生じたとされた損害と、モテフィットなどを販売して得ていた利益との間で「損益相殺」が行われたとしています。

つまり、YUIKU側の説明を簡略化すると、

会社側に生じた損害だけを見るのではなく、それまで商品の販売によって得られた利益も考慮した結果、会社側からてんちむさんへの損害賠償請求が認められなかった

ということになります。

ここが、一審から結論が大きく変わった重要なポイントです。

「豊胸を隠した行為自体がなかった」と判断されたわけではない

注意したいのは、支払額が0円になったからといって、

「てんちむさんには何の問題もなかった」

と裁判所が判断したわけではないという点です。

YUIKU株式会社は控訴審判決について、一審と控訴審の双方で、豊胸手術の事実を知らせずに商品をプロデュース・宣伝した行為について説明義務違反が認定され、会社側に損害が生じたこと自体も認定されたと説明しています。

一方、その損害額と商品販売による利益をどう扱うかについて控訴審の判断が一審とは変わり、最終的に会社側の反訴による支払い請求が認められなかった、という構図です。

したがって今回の「逆転勝訴」は、

過去の宣伝行為まで全面的に問題なしと判断されたという意味ではなく、約3億8000万円を支払う必要がないという金銭面の結論が逆転した

と理解するのが分かりやすいでしょう。

モテフィットで何があった?裁判になった経緯

そもそも、なぜてんちむさんは裁判をしていたのでしょうか。

「モテフィット」は、てんちむさんがプロデュースに関わり、YUIKU株式会社が販売していたナイトブラです。

2020年、てんちむさんは豊胸手術を受けていた事実を明かさないまま、バストアップをうたう商品のプロデュースや宣伝をしていたことを認めて謝罪しました。購入者への返金対応も表明しています。

てんちむさんは購入者への返金に対応するため、販売元へ総額約2億2000万円を送金したと説明していました。

しかし、その後その資金の取り扱いをめぐって販売元側との間に争いが生じ、2021年にてんちむさん側がYUIKU株式会社を提訴。

これに対してYUIKU側も、説明義務違反や在庫損害などを理由に損害賠償を求める反訴を起こし、裁判が長期化しました。

一審でなぜ3億8457万円の支払いを命じられた?

2024年12月16日、東京地方裁判所はてんちむさんに対し、YUIKU株式会社へ3億8457万4504円などを支払うよう命じる判決を出しました。

当時、てんちむさん自身も「圧倒的敗訴」と表現。

自己破産について考えたことも明かしていましたが、その後、一審判決を不服として控訴しました。

そして約1年10カ月後となる2026年10月14日、控訴審で一審の巨額支払い命令が取り消されたことになります。

YUIKU株式会社に命じられた224万円とは?

控訴審では、てんちむさんが0円になっただけでなく、YUIKU株式会社側に224万4078円をてんちむさん側へ支払うよう命じる判断も出ています。

「会社側の慰謝料?」

「てんちむへの損害賠償?」

と思った人もいるかもしれません。

しかし、YUIKU株式会社は10月15日の声明で、この約224万円について、会社側へのペナルティや損害賠償ではないと説明しています。

会社側の説明によると、モテフィット購入者への返金に使うため、てんちむさん側から受け取っていた資金のうち、返金業務終了後も残っていた未精算分を返還するよう命じられたものだとしています。

したがって、

「YUIKUに違法行為が認定されたため224万円の賠償金を支払うことになった」

と説明するのは、現時点の公式発表とは異なります。

裁判相手のYUIKU株式会社とは?

YUIKU株式会社は、今回問題となったナイトブラ「モテフィット」の販売元です。

てんちむさんとの裁判では、

てんちむ側が起こした訴訟+YUIKU側からの反訴

という形で争いが続いていました。

一審判決が出た2024年12月には、YUIKU側は自社の勝訴を公式サイトで発表していました。

しかし今回、控訴審で一審の金銭面の結論が大きく変更されました。

YUIKU側は10月15日の声明で、その判断について法的な問題があるとの見解を示しており、裁判はまだ続く可能性があります。

てんちむの逆転勝訴はもう確定した?

2026年10月15日時点で、控訴審判決が最終確定したとは確認できません。

これは非常に重要なポイントです。

YUIKU株式会社は10月15日、弁護士と協議したうえで、

最高裁判所への上告や上告受理申立てを視野に法的対応を検討する

と正式に発表しています。

したがって現時点では、

「約3億8000万円が0円になった控訴審判決が出た」

ことは確認できますが、

「裁判が完全終了し、0円が最終確定した」

とまでは言えません。

YUIKU株式会社は上告する?

YUIKU株式会社は、まだ「必ず上告する」とまでは発表していません。

10月15日時点での表現は、上告および上告受理申立てを視野に検討するというものです。

会社側は、控訴審における損益相殺の適用や販売変動費などの認定について、法令解釈上の問題があるとの立場を示しています。

そのため今後、

  • 上告する
  • 上告受理申立てを行う
  • 控訴審判決を受け入れる

のいずれになるのかが次の注目点になります。

てんちむの裁判はいつ終わる?

現時点では、裁判がいつ完全に終わるのかは決まっていません。

YUIKU側が上告などを行わず控訴審判決が確定すれば、今回の結果で裁判は終結へ向かいます。

一方、最高裁への手続きが行われれば、裁判はさらに続く可能性があります。

したがって、「2026年10月14日に裁判が完全決着した」と断定するのはまだ早い段階です。

今後はYUIKU株式会社側が実際に上告するのかどうかが大きなポイントとなります。

てんちむ本人は裁判結果をどうコメントした?

てんちむさんは今回の判決について、長期間戦ってきたことに触れ、支えてくれたファンや周囲への感謝を示しました。

一方、裁判で自身の主張が認められた結果になったとしても、過去にファンの信頼を裏切ったこと自体は事実だとして反省する姿勢も示しています。

ここは今回の裁判結果を見るうえで重要です。

てんちむさん自身も、

「裁判に勝った=2020年当時の宣伝方法にも問題がなかった」

とは説明していません。

過去の行動についての謝罪や反省と、YUIKU株式会社との民事裁判における損害賠償責任の結論は分けて考える必要があります。

てんちむの現在は?YouTubeなどの活動を継続

てんちむさんは2026年現在も、YouTubeやSNSを中心に活動しています。

YouTubeチャンネル「てんちむCH / Tenchim」は2026年10月時点で登録者約162万人。

10月8日、10日にも動画を公開しており、10月10日には第2子を出産したことについて動画で報告していました。

そして10月14日に今回の裁判結果をXで報告しています。

裁判結果を理由とした新たな活動休止や引退については発表されていません。

てんちむの今後はどうなる?

てんちむさんにとって、一審で命じられていた約3億8457万円の支払いが控訴審で0円になったことは非常に大きな変化です。

ただし、現段階ではYUIKU側が上告を検討しているため、法的にはまだ続報を確認する必要があります。

今後の注目点は、

  • YUIKU株式会社が最高裁へ上告するのか
  • 控訴審判決がそのまま確定するのか
  • てんちむさん側から判決理由について詳しい説明が出るのか
  • 裁判終了後に本人がどのような活動を展開するのか

という部分でしょう。

てんちむさんは現在もYouTubeやSNSで発信を続けているため、裁判の進展についても本人から新たな報告が行われる可能性があります。

てんちむの逆転勝訴と3.8億円が0円になった理由まとめ

てんちむさんは2026年10月14日、ナイトブラ「モテフィット」をめぐる控訴審で、一審で命じられていた3億8457万4504円の支払い命令がすべて取り消され、自身の支払額が0円になったと報告しました。

さらにYUIKU株式会社側には約224万円の返還が命じられています。

翌10月15日にYUIKU株式会社が公開した説明によると、約3億8000万円の損害賠償請求が認められなかった大きな理由は、会社側に生じたとされた損害と、それまでの商品販売による利益について損益相殺が適用されたためです。

ただし、会社側の説明では、豊胸手術を知らせず商品をプロデュース・宣伝した行為についての説明義務違反そのものまで否定されたわけではありません。

また、約224万円も会社側の違法行為に対する慰謝料や賠償金ではなく、購入者への返金原資として残っていた未精算金の返還だとYUIKU側は説明しています。

そして2026年10月15日時点では、判決の最終確定も確認できていません。

YUIKU株式会社は最高裁への上告などを検討すると正式に表明しているため、てんちむさんの裁判が完全に終わったかどうかは今後の対応次第です。

一審の約3億8000万円から0円へと大きく結果が変わった今回の控訴審ですが、「過去の行為に何の問題もなかった」という意味ではありません。

てんちむさん自身も過去の宣伝によってファンの信頼を裏切ったことについては改めて反省を示しており、今後は裁判の最終確定と本人の活動の両方が注目されそうです。