
メタバースやVRChat、アバター文化、表現規制などを研究してきた「あしやまひろこ」さんが亡くなりました。
妻の由羽さんが2026年9月28日、本人の公式Xを通じ、あしやまひろこさんが9月15日に亡くなったことを公表しています。投稿では生前の支援への感謝が伝えられましたが、死因については明らかにされていません。
あしやまひろこさんの本名は五十嵐大悟さんです。
筑波大学で宗教学を学び、放送大学大学院を経て埼玉大学大学院博士後期課程へ進学。研究者として観光、コンテンツツーリズム、メタバース、VRChat、アバター、著作権など幅広いテーマを扱っていました。
また、3Dモデルの利用規約テンプレート「VN3ライセンス」の主宰者としても知られ、内閣府などが参加するメタバースの官民連携会議にも構成員として参加しています。
晩年には刑法175条のわいせつ物頒布罪をめぐり、公証制度を利用して国の判断を司法審査へ持ち込む行政訴訟を本人訴訟で進めていました。
ここでは、あしやまひろこさんは何者なのか、死因や亡くなった年齢、本名の五十嵐大悟さんとの関係、wiki風プロフィール・学歴・経歴、VN3ライセンスや刑法175条訴訟などの功績について紹介します。
あしやまひろこ(五十嵐大悟)が死去|2026年9月15日に亡くなる
あしやまひろこさんが亡くなったのは、2026年9月15日です。
訃報が公表されたのは13日後となる9月28日で、妻の由羽さんが本人の公式Xから投稿しました。VN3ライセンス公式サイトも同日、運営を中心となって支えてきたあしやまさんの死去を発表しています。
妻・由羽が本人の公式Xで死去を報告
本人の公式Xでは、妻の由羽さん名義で訃報が伝えられました。
投稿では、あしやまさんが9月15日に亡くなったこと、生前に受けた支援への感謝、本人が請け負っていた仕事についての連絡先などが案内されています。
突然の訃報を受け、VRChatや研究、同人文化などで交流のあった人々から相次いで追悼の言葉が寄せられました。
VN3ライセンス公式も訃報を発表
VN3ライセンス公式サイトにも2026年9月28日付で訃報が掲載されました。
そこでは、あしやまさんがVN3ライセンスの運営・発展に大きく尽力してきたことへの感謝が記されています。
VN3ライセンス自体は、残る運営メンバーによって今後も活動・運営を継続すると発表されました。
あしやまひろこの死因は何?病気だった?
あしやまひろこさんの死因は、2026年9月29日時点で公表されていません。
妻・由羽さんの公式Xでの発表にも、VN3ライセンス公式サイトの訃報にも、具体的な病名や死因についての説明はありません。
妻から死因についての説明はなし
由羽さんが公表した内容は、あしやまさんが9月15日に亡くなったことや、生前関わった人々への感謝が中心です。
病気だったのか、事故だったのかなど、亡くなった理由については触れられていません。
日本時事新聞も9月28日の記事で死去を報じていますが、「死因は明らかにしていない」としています。
そのため、現時点では特定の病気や出来事を死因として紹介できる公表情報はありません。
「突然亡くなった」という反応はあるが病名は不明
訃報後には交流のあった研究者やVR関係者から「突然の訃報」「早すぎる」といった声が寄せられています。
ただ、こうした周囲の反応から体調や病名を推測することはできません。
本人や家族から追加の説明がない限り、死因について分かっているのは「非公表」という範囲になります。
あしやまひろこは何歳で死去?1990年生まれ
あしやまひろこさんは1990年生まれで、神奈川県出身です。
本人の過去のプロフィールや執筆記事でも「1990年神奈川県生まれ」と紹介されています。
亡くなった年齢は35歳または36歳
具体的な誕生日について、今回確認できた本人プロフィールや公的な研究者データベースでは公表されていません。
1990年生まれで2026年9月15日に亡くなったため、
・2026年の誕生日を迎えていた場合:36歳
・誕生日前だった場合:35歳
となります。
そのため、正確な享年については35歳または36歳とみられますが、どちらか一方へ断定できる生年月日の公表情報は今回確認できませんでした。
訃報を知った関係者から「まだ若いのに」「早すぎる」といった声が出ているのも、30代半ばでの死去だったためです。
あしやまひろこは何者?wikiプロフィール
あしやまひろこさんは、メタバース、VRChat、アバター、著作権、コンテンツツーリズムなどを研究していた研究者です。
本名の五十嵐大悟名義でも多数の論文や調査報告を発表し、「あしやまひろこ」名義ではVR・アバター文化や身体表現などの研究・実践に取り組みました。
あしやまひろこのwiki風プロフィール
公表情報から確認できる主なプロフィールは次の通りです。
・活動名:あしやまひろこ
・本名:五十嵐大悟
・生年:1990年
・出身地:神奈川県
・年齢:35歳または36歳
・死去:2026年9月15日
・職業:研究者、リサーチャー
・所属:リクルート じゃらんリサーチセンター研究スタッフ
・大学院:埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程
・研究分野:文化人類学、社会学、観光学、芸術実践論、新領域法学
・研究テーマ:VRChat、メタバース、アバター、著作権、コンテンツツーリズムなど
・活動:VN3ライセンスチーム主宰、テクノコスプレ研究会主宰
J-GLOBALの研究者情報では、リクルートのじゃらんリサーチセンターで研究スタッフを務める一方、埼玉大学大学院の博士後期課程に在籍していたことが確認できます。
あしやまひろこの本名は五十嵐大悟
「あしやまひろこ」と「五十嵐大悟」は別人ではなく、同一人物です。
2022年に情報通信政策研究へ掲載された査読論文では、著者「あしやま ひろこ」の所属欄に「VN3ライセンスチーム主宰(本名:五十嵐 大悟)」と明記されています。
研究では2つの名前を使い分けていた
本人サイトには「五十嵐大悟リポジトリ」というページがあり、「五十嵐大悟名義での研究活動実績」として論文や学会発表が掲載されています。
一方、メタバースやアバター、VR文化に関する活動では「あしやまひろこ」の名前も広く使用していました。
J-GLOBALでも五十嵐大悟名義の論文と、あしやまひろこ名義のメタバース研究の双方が同一研究者の業績として登録されています。
あしやまひろこの学歴|筑波大学から放送大学・埼玉大学大学院へ
あしやまひろこさんは、筑波大学で人文学を学んだ後、社会人として働きながら大学院へ進学しました。
研究者データベースによると、筑波大学、放送大学大学院、埼玉大学大学院という経歴を持っています。
筑波大学人文・文化学群人文学類を卒業
J-GLOBALでは、2010年から2014年まで筑波大学人文・文化学群人文学類に在籍したとされています。
本人の過去プロフィールでは、哲学主専攻の宗教学コースを卒業したと紹介されていました。
学生時代から表現や身体、文化に強い関心を持ち、2011年には筑波大学の男女不問ミスコン「TSUKUBAN BEAUTY 2011」でグランプリを獲得しています。
放送大学大学院で修士号を取得
2018年から2023年までは放送大学大学院文化科学研究科修士課程に在籍しました。
学位は「修士(学術)」です。
過去の本人プロフィールでは、文化人類学を学んでいることも紹介されていました。
埼玉大学大学院博士後期課程へ進学
2023年からは埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程に進学しています。
バーチャル学会2023の発表資料にも「あしやまひろこ(テクノコスプレ研究会、埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程、本名:五十嵐大悟)」と記載されています。
亡くなった2026年まで研究活動を継続していました。
あしやまひろこの経歴|企業法務から社会科学の研究者へ
あしやまひろこさんは大学卒業後、一般企業で企画や法務の仕事を経験し、その後社会科学系の研究職へ進みました。
VN3ライセンス公式サイトのスタッフ紹介でも、映像制作会社や上場企業で通算約3年半の企業法務を経験し、その後シンクタンクで研究職員を務めていると紹介されています。
村田製作所からアニメ制作関連会社へ
J-GLOBALの経歴では、2014年4月から同年12月まで村田製作所の企画部に勤務しています。
その後、2014年12月から2016年3月まではウルトラスーパーピクチャーズで企画プロデュース・法務を担当しました。
ウルトラスーパーピクチャーズはアニメーション制作に関係する企業で、本人の過去プロフィールでもアニメーション制作会社でアシスタントプロデュース業務に従事していたことが紹介されています。
2016年からリクルートで研究に従事
2016年4月からはリクルートに在籍しました。
J-GLOBALでは「じゃらんリサーチセンター」の研究スタッフとして登録されており、観光やコンテンツツーリズム、性的マイノリティの旅行行動などについて調査・研究しています。
研究論文には、
・アニメ聖地巡礼者の分析
・コンテンツツーリズム
・LGBT等セクシュアルマイノリティの旅行対応
・メタバースとアバター
・VRChatでの身体・文化
など幅広いテーマがあります。
あしやまひろこの功績① VN3ライセンスを主宰
あしやまひろこさんの代表的な功績の一つが「VN3ライセンス」です。
VN3ライセンスは、3Dモデルなどを販売・配布する際に使用する利用規約のテンプレートで、バーチャル文化の権利者と利用者双方が条件を分かりやすく確認できるように作られました。
VN3ライセンスとは?
VN3は「Virtual Native 3D-Model License」の略称です。
特定の一律ルールを利用者へ押し付けるものではなく、3Dモデルの作者自身が、商用利用や改変、配信などについて許可する範囲を設定できる仕組みになっています。
あしやまさんはVN3ライセンスプロジェクトの主宰として、本文作成や組版、ウェブサイトの管理などを担当していました。
人気3Dアバターにも広く採用
VN3公式サイトによると、2024年12月時点でBOOTHの「3Dキャラクター」人気上位50アバターの約70%、上位30アバターの約80%にVN3ライセンスまたはそれをもとにした規約が採用されていました。
VRChatをはじめとするバーチャル文化で3Dモデルを売買・利用する際のルール形成に、広く影響したことが分かります。
あしやまひろこの功績② 政府のメタバース官民連携会議に参加
VN3ライセンスの活動は、民間のVRコミュニティだけにとどまりませんでした。
政府が設置した「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」にも、VN3ライセンスチーム主宰として参加しています。
アバターの権利に関する分科会メンバー
政府資料では、あしやまひろこさんは「VRクリエーター・メタバースユーザー」の立場で構成員として掲載されています。
アバターの肖像やオリジナルキャラクターの権利などを検討する第二分科会にも参加しました。
VN3ライセンス自体も政府の「メタバース関連ソフトロー等事例集」で紹介されています。
個人の研究・コミュニティ活動から始まった仕組みが、国のメタバース政策における参考事例へ発展した点は大きな実績です。
あしやまひろこのVRChat研究|アバターと身体を調査
あしやまひろこさんは、自らVR文化に参加しながら学術研究も行っていました。
2022年には「メタバース用途のアバター取引に伴う利益衝突に関する法的考察」を査読論文として発表しています。
VRChatのアバター利用を研究
研究テーマには、ソーシャルVRでどのようなアバターが利用されているのか、ユーザーがアバターを自分の身体としてどのように捉えているのかといった問題がありました。
バーチャル学会では「VRChatのイベント集合写真におけるアバター構成の分析」や「美少女アバターユーザーは必ずしも美少女になりたいわけではない」といった研究を発表しています。
技術そのものではなく、アバターを利用する人間の文化・心理・権利まで研究対象としていた点が特徴です。
あしやまひろこの功績③ 刑法175条をめぐり国と裁判
晩年のあしやまひろこさんが力を入れていたもう一つの活動が、刑法175条のわいせつ物頒布罪をめぐる訴訟です。
本人は「何が違法なわいせつ物なのかについて、逮捕される前に公的な判断を得る方法はないか」という問題意識から、公証制度を使う方法を考案しました。
公証役場を使って国の判断を求めた
あしやまさんは2024年3月、図画を頒布する契約書について公証役場へ認証を求めました。
公証人が認証を拒否したことから、法務局長、法務大臣への異議申立てを経て、2025年1月にさいたま地裁へ提訴しました。
争点は、単純に「わいせつ表現を認めるべきか」というものだけではありません。
表現物を実際に頒布して刑事事件になる前に、行政や裁判所へ合法・違法の判断を求められる仕組みを作れるのかという点にもありました。
さいたま地裁では敗訴
さいたま地裁の事件番号は令和7年(行ウ)第1号で、本人は弁護士を付けずに訴訟を進めました。
2025年12月24日の判決では請求が認められず、あしやまさん側が敗訴しています。
その後、東京高裁へ控訴しました。
東京高裁でも控訴棄却
東京高裁では2026年8月20日に判決が出されました。
高裁もあしやまさんの主張を認めず、控訴を退けています。
本人は判決後も自身のサイトで裁判の論点を説明し、最高裁まで争う方針を示しました。
死去6日前に最高裁へ上告理由書を提出していた
あしやまひろこさんが亡くなったのは9月15日ですが、そのわずか6日前の9月9日まで裁判手続きを進めていました。
本人サイトには9月9日付で「上告理由書と上告受理申立て理由書を提出しました」と記録されています。
8月26日に上告、9月9日に理由書を提出
裁判の流れは次のようになります。
・2024年3月:公証役場へ認証を求める
・2024年12月:法務大臣の決定
・2025年1月:さいたま地裁へ提訴
・2025年12月24日:さいたま地裁で敗訴
・2026年8月20日:東京高裁で控訴棄却
・2026年8月26日:最高裁へ上告
・2026年9月9日:上告理由書などを提出
・2026年9月15日:死去
日本時事新聞は、死去時点で最高裁への上告手続きが進行していたと報じています。
本人が亡くなった後、この訴訟がどのように扱われるのかについては、9月28日時点で遺族などから具体的な説明は出ていません。
あしやまひろこの妻は由羽|家族が訃報を公表
あしやまひろこさんの妻は「由羽」さんです。
訃報を公表した本人公式Xの投稿では、冒頭で「妻の由羽です」と名乗っています。
妻・由羽が仕事関係者へ連絡を呼びかけ
由羽さんは訃報とともに、あしやまさんが生前請け負っていた仕事や作業について、指定のメールアドレスへ連絡するよう案内しました。
VN3ライセンスについても残ったメンバーが運営を継続すると発表されており、本人が突然亡くなった後も、関係者による引き継ぎが進められています。
妻について、それ以上の氏名・職業など詳しいプロフィールは今回確認できた公表情報にはありません。
あしやまひろこが残した功績を振り返る
あしやまひろこさんは、一つの肩書きだけでは説明しにくい人物でした。
研究者として観光や文化、VRChat、アバター、著作権などを研究する一方、自らVR文化のコミュニティに入り、ライセンスづくりや作品制作、社会制度への提言まで行っていました。
VN3ライセンスでVR文化のルール形成に貢献
最も広く影響を残した活動の一つがVN3ライセンスです。
3Dアバターの作者が自ら利用条件を決めやすくし、ユーザー側も許可される利用方法を理解しやすくする仕組みを作りました。
政府のメタバース関連資料にもVN3ライセンスが掲載され、あしやまさん自身も官民連携会議へ参加しました。
学術とネット文化の間をつないだ
査読論文を執筆する研究者でありながら、VRChatや同人文化、香りを使った作品など実験的な活動も続けていました。
J-GLOBALには「バ美肉フレグランス」「Color Girl」なども研究・作品実績として登録されています。
学術研究だけ、ネット文化だけという形ではなく、実践から研究テーマを見つけ、研究した内容を現場へ戻す活動を続けていた人物といえます。
刑法175条訴訟では法制度そのものへ問題提起
晩年は公証制度と行政訴訟を組み合わせ、刑法175条の運用について司法判断を得ようとしました。
地裁・高裁では主張が認められなかったものの、訴状や準備書面、判決文などを自身のサイトで公開し、裁判の過程自体を広く共有していました。
亡くなる6日前まで最高裁への手続きを続けていたことからも、最後までこのテーマに取り組んでいたことが分かります。
あしやまひろこの死因・年齢やwiki学歴・経歴を振り返る
研究者のあしやまひろこさん、本名・五十嵐大悟さんは、2026年9月15日に亡くなりました。
訃報は9月28日、妻の由羽さんが本人公式Xで発表しています。死因や病名については公表されていません。
本人プロフィールでは1990年神奈川県生まれとされており、亡くなった時の年齢は35歳または36歳とみられます。正確な誕生日が確認できないため、享年を一方に断定できる公表情報はありません。
学歴は筑波大学人文・文化学群人文学類を卒業後、放送大学大学院文化科学研究科で修士号を取得。2023年から埼玉大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程で研究を続けていました。
企業で企画・法務を経験した後、リクルートのじゃらんリサーチセンターで研究スタッフとして活動。
一方でVN3ライセンスチームとテクノコスプレ研究会を主宰し、VRChat、メタバース、アバター、著作権や身体文化などについて研究と実践を続けました。
VN3ライセンスは3Dアバター文化に広く普及し、政府のメタバース関連資料にも採用事例として掲載されています。あしやまさん自身も政府の官民連携会議へ構成員として参加しました。
さらに晩年には刑法175条をめぐる行政訴訟に取り組み、さいたま地裁、東京高裁を経て最高裁へ上告。死去の6日前となる9月9日に上告理由書を提出していました。
VR文化の利用規約から学術研究、政府のメタバース政策、表現規制をめぐる司法手続きまで、多くの領域を横断して活動した人物でした。

