
2026年8月22日に滋賀県の彦根市・長浜市・高島市で開催予定だった「琵琶湖三市同時花火大会」が、8月9日に突然中止となりました。
3市から同時に1万発以上の花火を打ち上げるとして有料チケットも販売されていただけに、「なぜ中止になったの?」「チケット代は返金される?」「詐欺だったのでは?」と気になっている人も多いと思います。
大会公式サイトが発表した中止理由は、開催日までに必要な準備・運営体制を整えることが困難になったためです。延期や振替開催も行わず、今後の開催予定もないとしています。
ただ、中止前には彦根市・長浜市・高島市が大会への関与を否定し、滋賀県や消防への必要な申請が行われていなかったことも報じられていました。さらに8月12日には、元「公式カメラマン」が「実際の花火玉や花火師を見ていない」と証言しています。
琵琶湖三市同時花火大会が中止になった理由やこれまでの経緯、詐欺疑惑、チケット代・出店料の返金、今後どうなるのかについて、2026年8月12日時点の情報を紹介します。
琵琶湖三市同時花火大会が中止!何があった?
琵琶湖三市同時花火大会は、2026年8月22日に彦根市・長浜市・高島市の3会場で同時開催すると告知されていた花火大会です。
公式サイトでは3市・3方向から花火を打ち上げるイベントとして紹介され、有料の指定席やVIP席なども販売されていました。公式チケット販売ページでは、スタンダード席7000円、パノラマ席9000円、ダイナミック席1万4000円、カップル席やVIP席1万9000円などが用意されていました。
8月9日に開催中止を正式発表
大会実行委員会は2026年8月9日、公式サイトで開催中止を発表しました。
公式発表では、開催に向けて準備・調整を進めてきたものの、
「開催日までに大会を実施するために必要な準備・運営体制を整えることが困難」
と判断したことが中止理由として示されています。
また、延期・振替開催は行わず、今後の開催予定もないと明記されています。
つまり、8月22日の大会が別の日に延期されるわけではなく、今回予定されていた琵琶湖三市同時花火大会そのものが中止になった形です。
琵琶湖三市同時花火大会の主催者は実行委員会
琵琶湖三市同時花火大会の主催者は、彦根市・長浜市・高島市ではありません。
大会公式サイトの特定商取引法に基づく表記では、販売業者・主催として「琵琶湖三市同時花火大会 実行委員会」、運営統括責任者として谷中康亮氏の名前が掲載されています。
「三市同時」という大会名から自治体が共同開催しているように感じた人もいたかもしれませんが、3市による合同主催の花火大会ではありませんでした。
琵琶湖三市同時花火大会はなぜ中止?中止理由と許可申請の状況
琵琶湖三市同時花火大会の公式な中止理由は「必要な準備・運営体制を整えることが困難になったため」です。
しかし、中止に至るまでの報道を見ると、開催直前になっても行政への必要な手続きが進んでいなかったことや、開催地とされた自治体が関与していなかったことが明らかになっています。
滋賀県への開催に必要な申請が出ていなかった
ABCテレビは滋賀県観光政策局への取材として、主催者側の男性が2026年4月に県を訪れ、開催に必要な許可申請などについて相談していたと報じています。
ところが、県側が4月下旬に進捗を確認するため電話をかけたものの連絡が取れず、その後も8月10日までに県への必要な申請は行われていませんでした。
テレビ朝日も滋賀県への取材として、8月10日時点で開催に必要な申請がされていなかったと報じています。
開催予定日は8月22日だったため、本番まで2週間を切っても行政手続きが完了していなかったことになります。
火薬使用など消防への申請も確認されていなかった
花火大会では大量の火薬を使用するため、関係機関との調整が伴います。
ABCテレビによると、消防に対しても開催に必要な申請は確認されていませんでした。
滋賀夕刊も8月5日時点で湖北・彦根・高島の3消防本部に確認し、「火薬類の消費」などに関する申請が確認できなかったと報じています。
一方で、主催者側は8月5日のチケット販売一時停止時には「関係機関との最終調整」を行っていると説明していました。
この時点ですでに開催日まで17日ほどしかありませんでした。
琵琶湖三市同時花火大会は3市が関与を否定!彦根・長浜・高島との関係
今回の中止騒動で大きく注目されたのが、開催地として名前が使われていた彦根市・長浜市・高島市の対応です。
報道では3市とも大会への関与を否定しており、自治体が主催するイベントとは別の民間イベントだったことが分かっています。
彦根市は「彦根市と彦根観光協会は関係していない」と発表
彦根市は2026年8月6日、公式サイトで琵琶湖三市同時花火大会について注意喚起を行いました。
彦根市は、
「彦根観光協会および彦根市は関係しておりません」
と明記し、問い合わせは主催者である琵琶湖三市同時花火大会実行委員会に行うよう案内しています。
長浜市も市主催の花火大会とは別イベントと発表
長浜市も同じ8月6日、公式サイトで琵琶湖三市同時花火大会について告知しました。
長浜市は、この大会が長浜市の主催・共催する花火大会とは異なる別イベントだと明記しています。
長浜市が2026年に主催・共催する花火大会として掲載しているのは「木之本大花火大会」「長浜・北びわ湖大花火大会 長浜の陣」「余呉の陣」で、琵琶湖三市同時花火大会は含まれていません。
高島市も大会への関与を否定したと報道
高島市についても、テレビ朝日やABCテレビなど複数の主要報道が、彦根市・長浜市とともに大会への関与を否定したと伝えています。
そのため「琵琶湖三市同時」という名前ではあったものの、3つの自治体が共同で企画・運営していた大会ではありません。
琵琶湖三市同時花火大会が中止になるまでの経緯
琵琶湖三市同時花火大会は、中止発表の直前になって突然問題が出てきたわけではありません。
4月には滋賀県への相談があった一方、その後に手続きが進んでいなかったことや、8月に入って自治体が相次いで関与を否定するなど、開催直前まで状況が大きく動いていました。
2026年4月|主催者側が滋賀県に相談
ABCテレビによると、主催者側の男性は4月に滋賀県観光政策局を訪れ、大会開催に必要となる申請などについて相談しました。
しかし、4月下旬に県が進捗確認の連絡をした際には電話がつながらず、その後、開催に必要な申請は提出されませんでした。
8月4日|出店者向け説明会では開催方針を説明
滋賀夕刊によると、8月4日にナイトマーケットの出店者向けオンライン説明会が開催されました。
参加者の証言では、この段階では主催者側から大会を予定通り開催する方針や、3会場の打ち上げ場所について説明があったとされています。
8月5日|新規チケット販売を一時停止
翌8月5日、実行委員会は「関係機関との最終調整」を理由に、新規チケット販売を一時停止しました。
開催・延期・中止のどれかが決定したわけではなく、8月9日に開催可否と今後の対応を発表するとしていました。
8月6日|自治体が相次いで関与を否定
8月6日には、彦根市や長浜市が公式サイトで注意喚起を発表しました。
彦根市は「彦根市と彦根観光協会は関係していない」、長浜市は市が主催・共催する大会とは別イベントだと明らかにしています。
主要報道では高島市を含む3市すべてが関与を否定したと伝えられました。
8月9日|大会中止を正式発表
8月9日、実行委員会は公式サイトで大会の中止を発表しました。
延期・振替開催はなく、今後の開催予定もないとしています。
8月11日|具体的な返金方法は発表されず
8月11日のテレビ朝日の報道では、チケット購入者や出店者から「連絡が取れない」という声が相次いでいると伝えられました。
同日には実行委員会のSNSも更新されましたが、テレビ朝日によると、その内容は返金方法の告知ではありませんでした。
8月12日|元公式カメラマンが準備状況を証言
さらに8月12日、テレビ朝日は一時「公式カメラマン」を務めていた男性の証言を報じました。
男性は5月ごろ、開催地の名前が印刷された火薬の入っていない「模擬玉」を使ってPR写真を撮影したと話しています。
一方、実際の花火玉や花火師について尋ねられると、見たことはないと証言しています。
男性は6月ごろに公式カメラマンを辞退したいと申し入れ、統括責任者から開催する根拠を示すとの説明を受けたものの、8月12日時点でも示されていないと話しています。
あくまで元公式カメラマン個人の証言ですが、大会準備がどこまで進んでいたのかをめぐる新たな材料となっています。
琵琶湖三市同時花火大会は詐欺?詐欺疑惑が出ている理由
琵琶湖三市同時花火大会については、「詐欺だったのではないか」という声も出ています。
ただ、2026年8月12日時点で今回確認した公式発表や主要報道では、大会実行委員会や関係者が詐欺罪で逮捕・起訴されたという事実は伝えられていません。
「詐欺疑惑」と「詐欺罪が成立した」という話は同じではありません。
詐欺疑惑が出ている背景
詐欺を疑う声が出ている背景には、複数の出来事があります。
主なものを挙げると、
- 有料観覧席がすでに販売されていた
- 出店料5万円を支払った飲食店が報道されている
- 開催地とされた3市が関与を否定した
- 開催直前でも県への必要な申請がなかった
- 消防への必要な申請も確認されていなかった
- 中止後も具体的な返金方法・返金時期が示されていない
- 主催側と連絡が取れないという証言が出ている
- 元公式カメラマンが花火師や実際の花火玉を見ていないと証言した
といった点です。
こうした状況が重なったことで、チケット購入者や出店者から不安の声が上がっています。
「開催できなかった=詐欺」とは限らない
e-Gov法令検索に掲載されている刑法246条では、人を欺いて財物を交付させる行為などについて詐欺罪が定められています。
今回の大会について詐欺罪に当たるかどうかは、単にイベントが中止されたという事実だけで決まるものではありません。
テレビ朝日の取材に答えた若狭勝弁護士も、実際に開催しようとする動きがあった場合には、詐欺罪として刑事責任を追及することが難しくなる場合があるとの見方を示しています。
4月には主催者側が滋賀県を訪れて許可申請について相談していたこともABCテレビで報じられています。
そのため、現時点では「詐欺だった」と決まった事件ではなく、大会準備の実態や集められた代金の扱いについて疑問や不安が出ている段階です。
琵琶湖三市同時花火大会の返金はどうなる?チケット代は全額返金の記載
大会中止後、最も気になるのがチケット代の返金です。
大会公式サイトには、中止の場合の返金条件が以前から明記されています。
今回の中止は、その条件に当てはまる内容となっています。
公式サイトにはチケット代を全額返金すると記載
琵琶湖三市同時花火大会の特定商取引法に基づく表記では、
主催者側の判断で大会が中止となり、延期開催も行われない場合には「チケット代金を全額返金」と記載されています。
ただし、振込手数料などの諸経費は返金対象外とされています。
今回については、
- 主催者側が大会中止を発表
- 延期・振替開催なし
- 今後の開催予定なし
となっているため、公式サイトに書かれた返金条件そのものには該当します。
返金はいつ?8月12日時点で具体的な方法は未発表
問題は「いつ、どうやって返金されるのか」です。
大会実行委員会は中止発表で、チケット購入者や出店者への対応について、法的専門家に相談しながら対応内容を確認しているとしています。
詳細が決まれば公式サイトや公式SNSで発表するとしていますが、2026年8月12日時点では、返金申請の開始日や振込日、具体的な手続き方法は公表されていません。
8月12日のテレビ朝日の続報でも、11日に公式SNSが更新されたものの、返金に関する内容ではなかったと報じられています。
したがって、現段階では「返金すると書かれているが、返金時期と方法はまだ示されていない」という状況です。
琵琶湖三市同時花火大会の出店料5万円は返金される?
チケット購入者だけでなく、飲食店などの出店者も金銭を支払っています。
テレビ朝日やABCテレビでは、大会への出店を予定していた飲食店が出店料として5万円を支払っていたと報じています。
出店者への対応も「今後の対応」に含まれている
大会公式サイトの中止発表では、
「チケットをご購入いただいた皆様ならびに出店者の皆様への今後の対応」
について、法的専門家への相談を行っているとしています。
そのため、実行委員会側も出店者への対応が残っていること自体は認識していることになります。
ただ、チケットについては特商法表記に全額返金の条件が明記されている一方、出店料5万円について同じ条件で返金されるのか、仕入れ費用なども含めて補償されるのかについては、8月12日時点で具体的な発表はありません。
琵琶湖三市同時花火大会の事務所はどうなった?「連絡取れない」の声も
中止後には、実行委員会の連絡先や事務所についても報道されています。
公式サイトに掲載されていた所在地については、実行委員会自身が「旧所在地だった」と説明しています。
公式サイトに掲載された住所は6月で使用終了
実行委員会は、公式サイトなどに掲載していた事務局所在地について、2026年6月をもって使用を終了していたと発表しました。
所在地情報を更新できておらず、旧所在地が掲載された状態だったと説明しています。
現在、その場所は実行委員会の事務局ではないとしています。
チケット購入者や出店者から「連絡がない」との声
テレビ朝日は、チケット購入者から返金について連絡が来ていないとの証言や、主催側と連絡が取れないという声を報じています。
一方、実行委員会は中止発表後、対応内容を統一するため、当面の間メール・問い合わせフォーム・SNSなどへの個別回答を控えると公式サイトで案内しています。
返金の具体的な案内が出ていないこともあり、購入者や出店者にとっては先が見えにくい状態が続いています。
琵琶湖三市同時花火大会は今後どうなる?延期はなし
琵琶湖三市同時花火大会については、「延期して開催する可能性はあるの?」と気になっている人もいるでしょう。
この点については、実行委員会が明確に発表しています。
延期・振替開催は行わない
大会公式サイトでは、
- 延期開催なし
- 振替開催なし
- 今後の開催予定なし
と発表されています。
そのため、2026年の琵琶湖三市同時花火大会が後日あらためて開催される予定はありません。
今後の焦点は、花火大会そのものよりも、チケット代や出店料への対応です。
今後は返金方法の発表が焦点
実行委員会は、法的専門家に相談したうえで、詳細が確定次第、公式サイトや公式SNSで案内するとしています。
8月12日時点で待たれている主な発表は、
- チケット代の返金開始時期
- 返金方法
- 購入者が申請する必要があるのか
- STORES経由で返金されるのか
- 出店料の返金方法
- その他の費用への対応
などです。
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琵琶湖三市同時花火大会の中止・経緯・詐欺疑惑・返金まとめ
琵琶湖三市同時花火大会は、2026年8月22日に彦根市・長浜市・高島市で開催予定でしたが、8月9日に中止が発表されました。
公式の中止理由は、開催日までに必要な準備・運営体制を整えることが困難になったためです。延期や振替開催もありません。
これまでに分かっている主な経緯は次の通りです。
- 3市同時に1万発以上を打ち上げるとして有料チケットを販売
- 主催者は琵琶湖三市同時花火大会実行委員会
- 運営統括責任者として谷中康亮氏を公式サイトに掲載
- 4月に主催者側が滋賀県へ許可申請について相談
- その後、8月10日までに県への必要な申請は行われず
- 消防への必要な申請も確認されていなかった
- 彦根市・長浜市・高島市は大会への関与を否定
- 8月5日に新規チケット販売を停止
- 8月9日に開催中止を発表
- 元公式カメラマンは花火師や実際の花火玉を見ていないと証言
- 公式サイトには中止・延期なしの場合にチケット代を全額返金すると記載
- 8月12日時点で具体的な返金時期・方法は未発表
という状況です。
ネット上では「詐欺ではないか」という声もありますが、2026年8月12日時点で確認した主要報道では、詐欺罪として逮捕・起訴された事件とは報じられていません。
現在、最も注目されるのは、公式サイトに記載されているチケット代の全額返金が実際にいつ、どのような方法で行われるのかという点です。
大会実行委員会は詳細が決まり次第、公式サイトや公式SNSで発表するとしており、チケット購入者や出店者への具体的な対応が次の焦点となっています。

