長泉町教育委員会の女性主査は誰で何者?何した?公文書2万枚持ち帰りや過去の処分を調査
長泉町教育委員会の女性主査は誰で何者?何した?公文書2万枚持ち帰りや過去の処分を調査

静岡県長泉町が2026年8月25日、教育委員会に勤務する57歳の女性主査を免職処分にしたと発表しました。

女性主査は、町が管理する廃棄対象の公文書など約2万枚を少なくとも5年間にわたって無断で自宅へ持ち帰り、その一部を裏紙として使って大量の小説をコピーしていたとされています。

さらに、通勤手段の変更を届け出ず、47カ月間にわたり通勤手当約9万4000円を受け取っていたことも判明しました。

「長泉町教育委員会の女性主査は誰?」「どんな人物で、何をしたの?」と気になった人も多いと思います。

この女性は2025年にも、町の財務会計システムへ不正アクセスしたとして停職1カ月の懲戒処分を受けていました。

長泉町の公式発表では「教育委員会 主査、57歳・女性」とされていますが、氏名は掲載されていません。顔画像についても主要報道では公表されていません。

長泉町教育委員会の女性主査は何した?公文書約2万枚を自宅へ持ち帰り

今回、長泉町教育委員会の女性主査が処分された理由は一つではありません。

公文書の大量持ち帰り、町のコピー機を使った私的な大量コピー、通勤手当をめぐる問題が確認され、過去には財務会計システムへの不正アクセスでも処分を受けていました。

長泉町は、一連の行為が地方公務員としての信用を著しく損なうとして、地方公務員法に基づき免職処分としています。

少なくとも5年間で公文書約2万枚を無断持ち帰り

長泉町の公式発表によると、女性主査は町が管理する大量の「廃棄対象の公文書等」を無断で自宅へ持ち帰り、保管していました。

静岡放送によると、その枚数は約2万枚。

持ち帰りは少なくとも5年間にわたって繰り返されていたとされています。

「廃棄予定なら持ち帰っても問題ないのでは」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、保存期限が過ぎた公文書であっても、職員が自由に持ち出してよいものではありません。

静岡朝日テレビによると、本来は町の管理下で廃棄されるまで書庫などに保管されていた文書を、女性主査が持ち出していました。

自宅から段ボール約50箱分の公文書

静岡放送は、女性主査の自宅から回収・押収された文書が段ボール約50箱分に上ったと報じています。

約2万枚という数字だけでもかなりの量ですが、実際には段ボール数十箱に及ぶ規模だったことになります。

町が管理する文書を長期間にわたり自宅へ持ち帰っていた点が、今回の処分で大きく問題視されました。

長泉町の女性主査が小説1万2000枚コピー!浅見光彦シリーズも

公文書を持ち帰った目的についても、かなり珍しい内容が報じられています。

女性主査は、持ち帰った公文書の裏面をコピー用紙として利用し、図書館から借りた推理小説などを町のコピー機で大量に複写していました。

コピーに使われた公文書は約1万2000枚に上ります。

図書館で借りた小説約80冊分をコピー

静岡放送によると、コピーされた小説は約80冊分とみられています。

女性主査は勤務時間外や休日などに町のコピー機を利用し、公文書の白紙になっている裏面へ小説を複写していたと報じられています。

コピーした紙は約1万2000枚です。

町の設備と、本来町が管理すべき公文書を私的な目的に使っていたことになります。

好きだったのは「浅見光彦シリーズ」

どのような小説をコピーしていたのかという点も明らかになっています。

静岡放送によると、コピーした作品の多くは女性主査が好きだった「浅見光彦シリーズ」でした。

浅見光彦シリーズは、作家・内田康夫さんによる長編推理小説シリーズとして知られています。

今回の処分で作品そのものに問題があるわけではなく、問題となったのは町の公文書やコピー機を私的に利用して大量の複写を行ったことです。

「自分のお金をかけたくなかった」と説明

女性主査がなぜこのようなことをしたのかについて、静岡放送は町への聞き取りに対し「自分のお金をかけたくなかった」などと話したと伝えています。

一方、静岡朝日テレビでは、本人が「紙の裏面の有効利用というエコの観点で持ち帰った」という趣旨の説明をしていることも報じられています。

つまり、本人側からは紙を再利用したかったという説明が出ていますが、町としては公文書を無断で自宅へ持ち帰り、コピー機まで私的に使用した行為を問題視しました。

長泉町教育委員会の女性主査は誰で何者?名前は非公表

これだけ大きな処分となったことで、「57歳女性主査は誰なのか」という疑問も出ています。

しかし、2026年8月26日時点で長泉町が公表している人物情報は限定されています。

長泉町の公式発表に記載されているのは「教育委員会 主査(57歳・女性)」までです。氏名は記載されていません。

長泉町職員の名前・実名は公表されていない

長泉町が8月25日に公開した「懲戒処分等の公表」では、被処分者について、

  • 所属:教育委員会
  • 職:主査
  • 年齢:57歳
  • 性別:女性

と記載されています。

一方、名前や詳しい所属部署などは掲載されていません。

静岡放送や静岡朝日テレビなどの主要報道でも、「57歳の女性主査」「50代の女性職員」という表現にとどまっています。

そのため、現在公表された情報だけから特定の長泉町職員の名前を今回の女性主査として結び付ける根拠はありません。

女性主査の顔画像も確認されていない

顔画像についても、長泉町の公式発表には掲載されていません。

主要報道で使われている映像や画像も長泉町役場などが中心で、女性主査本人の顔写真として公表された画像は確認されていません。

ネット上で長泉町職員の写真などを探しても、その人物が今回処分された女性主査だと公的に確認されたわけではありません。

現時点で分かっている人物像は「長泉町教育委員会に勤務していた57歳の女性主査」というところまでです。

長泉町の57歳女性主査の経歴は?以前は財務会計システム担当部署

女性主査の出身地や学歴、入庁年などの詳しい経歴は公表されていません。

ただし、2025年に発覚した不正アクセス問題から、過去に財務会計システムを所管する部署で勤務していたことが分かっています。

そこで知った管理者権限に関する情報を利用し、不正アクセスを行ったと長泉町が発表しています。

過去に財務会計システムを所管する部署に所属

長泉町が2025年8月に公表した懲戒処分資料によると、女性主査は以前、町の財務会計システムを所管する部署に所属していました。

その際に知った管理者権限を利用してシステムへアクセスし、自分自身の利用権限を管理者権限に少なくとも2回変更したとされています。

その後、総務部長と行政課長から注意を受け、管理者権限を利用できなくなりました。

ところが、別の職員からIDやパスワードとして使用する職員番号を聞き出し、その職員になりすまして再び財務会計システムへログインしていました。

2022年12月と2025年3月に不正アクセスの疑い

静岡朝日テレビによると、不正アクセスの疑いが持たれたのは2022年12月と2025年3月です。

女性主査は自らの権限を管理者権限へ変更したほか、注意を受けた後にも別の職員になりすましてアクセスした疑いが持たれました。

警察の任意の調べに対し、女性は「自分の思い通りに業務を進めるためだった」という趣旨で容疑を認めたと報じられています。

女性主査は過去にも処分!財務会計システム不正アクセスで停職1カ月

今回が女性主査にとって初めての懲戒処分ではありませんでした。

長泉町は2025年8月20日にも、同じ女性主査を停職1カ月としています。

当時は56歳で、所属と役職も「教育委員会 主査」と公表されていました。年齢の推移などから、今回免職となった57歳女性主査と同一人物であることが町の資料と報道から確認できます。

不正アクセス禁止法に違反する行為として停職

2025年の長泉町公式発表では、財務会計システムへの行為について「不正アクセス行為の禁止等に関する法律に違反する行為」としています。

同時に地方公務員法32条の「法令等及び上司の職務上の命令に従う義務」、33条の「信用失墜行為の禁止」などに抵触すると判断され、停職1カ月となりました。

町はこの時点で裾野警察署にも通報していました。

2025年11月に不正アクセス容疑で書類送検

その後、静岡朝日テレビは2025年11月28日、当時56歳だった長泉町役場の女性主査が不正アクセス禁止法違反の疑いで静岡地検沼津支部へ書類送検されたと報じました。

つまり今回の公文書持ち帰り問題が起きる以前から、同じ女性主査をめぐって、

不正アクセス発覚

2025年8月に停職1カ月

警察による捜査

2025年11月に書類送検

という経緯がありました。

家宅捜索で段ボール50箱の公文書が発覚

大量の公文書持ち帰りが明らかになったきっかけは、前述した財務会計システムへの不正アクセス事件でした。

共同通信によると、県警が2025年9月、別件で女性主査の自宅を調べた際、大量の公文書が見つかり、長泉町へ連絡しました。

静岡朝日テレビも、不正アクセス事件に関連する警察の捜査で女性宅から大量の公文書が発見されたと伝えています。

不正アクセス事件の捜査から新たな問題が判明

今回の約2万枚の公文書持ち帰りは、町が最初から独自に発見したものではありません。

先に発覚していた財務会計システムへの不正アクセスを警察が捜査する中で、自宅に大量の町の文書が保管されていることが見つかりました。

そこから町が文書の内容や持ち帰りの経緯などを調査し、今回の免職処分へつながっています。

過去の不正アクセス事件と今回の公文書持ち帰り問題は、別の行為ですが、警察の捜査をきっかけに新たな問題が判明した形です。

長泉町女性主査は通勤手当も不正受給?47カ月で約9万4000円

女性主査については、公文書とコピー機の問題に加え、通勤手当についても不適切な受給が確認されています。

静岡放送によると、47カ月間にわたり約9万4000円の通勤手当を不正に受給していました。

徒歩通勤なのに自転車通勤として届け出

静岡朝日テレビによると、女性主査は実際には徒歩で通勤していたにもかかわらず、自転車で通勤すると届け出た状態になっていました。

通勤方法を変更した後も必要な届け出を長期間行わず、通勤手当を受け取り続けていたとされています。

長泉町の公式発表でも「通勤手段の変更に係る届出を長期間怠っていた」と明記されています。

公文書の大量持ち帰りだけではなく、この通勤手当の問題も含めて処分が判断されました。

公文書に個人情報も!流出はあった?

女性主査が自宅へ持ち帰っていた公文書には、町民の個人情報を含む書類もありました。

さらに、町の意思決定や財務事務に関する文書も含まれていたことが長泉町の公式発表で明らかになっています。

個人情報が含まれていたとなると、外部流出していないかも気になるところです。

個人情報・町の意思決定・財務事務に関する文書が含まれていた

長泉町が自宅から回収した文書には、

  • 個人情報を含む文書
  • 町の意思決定に関する文書
  • 財務事務に関する文書

が含まれていました。

すでに保存期間が終了し廃棄対象になっていた文書とはいえ、内容まで無価値になっていたわけではありません。

そのため町が定めた方法で処分されるまで、適切に管理される文書でした。

現時点で個人情報の流出は確認されていない

一方、長泉町は公文書の持ち帰りによる個人情報の外部流出について「確認されていない」と発表しています。

静岡放送や静岡朝日テレビも同様に、現時点では情報流出が確認されていないと報じています。

したがって、「2万枚の個人情報が流出した」という事案ではありません。

問題になっているのは、個人情報などを含む公文書を無断で役場外へ持ち出し、自宅で長期間保管していたことです。

長泉町教育委員会の女性主査はなぜ懲戒免職になった?

長泉町の公式資料では、処分内容は「免職」と記載されています。

これは地方公務員法29条1項に基づく懲戒処分として行われたもので、各報道では「懲戒免職」と伝えられています。

町が処分理由として挙げているのは、地方公務員としての信用を著しく失墜させたことです。

地方公務員法33条「信用失墜行為の禁止」などに抵触

長泉町は今回の行為について、地方公務員法33条の「信用失墜行為の禁止」などに抵触すると判断しました。

そのため、同法29条1項に基づいて免職処分としています。

過去に不正アクセスで停職1カ月となっていたことに加え、

  • 約2万枚の公文書を無断で持ち帰った
  • 約1万2000枚を小説コピーの裏紙として使用した
  • 町のコピー機を私的に利用した
  • 通勤手段変更の届け出を長期間怠った
  • 約9万4000円の通勤手当を受給していた

といった複数の問題が明らかになりました。

公文書を管理していた担当者5人も口頭注意

今回の問題では、女性主査本人だけが町から対応を受けたわけではありません。

長泉町は、持ち帰られた公文書を所管していた担当部長や課長など計5人について、管理監督責任を問い、8月20日付で口頭注意としました。

約2万枚もの文書が長期間にわたって持ち出されていたことから、町側の公文書管理体制も問われる形となっています。

長泉町は今後どう対応?再発防止策を発表

長泉町は今回の問題を受け、公文書管理や個人情報管理を改めて徹底するとしています。

池田修町長も、町民からの信頼を著しく損なったとして謝罪しました。

今回の事案については、町から警察にもすでに相談されています。

池田修町長が町民に謝罪

長泉町の公式発表で池田修町長は、職員による非違行為によって町民の信頼を著しく損なったとして謝罪しています。

町として事案を重く受け止め、全庁的に再発防止を進める方針も示しました。

公文書管理や個人情報研修を再実施

長泉町が挙げている主な再発防止策は、

  • 公文書管理ルールの再確認
  • 個人情報の適正管理に関する研修の再実施
  • 服務規律の再確認
  • 職員への倫理研修
  • 職員の意識改革

などです。

女性主査が過去にも不正アクセスで処分されていたことから、個人の問題だけでなく、文書・情報をどのように管理するのかという組織側の対応も今後の焦点となります。

長泉町教育委員会の女性主査は誰で何者?何したか分かっていること

長泉町教育委員会で免職処分を受けた女性主査について、長泉町が公式に公表している人物情報は「教育委員会の主査、57歳の女性」までです。

名前や顔画像は公表されていません。

今回分かっている内容は次の通りです。

  • 長泉町教育委員会の57歳女性主査
  • 氏名は公式発表で非掲載
  • 顔画像も主要報道で公表されていない
  • 少なくとも5年間、公文書など約2万枚を無断で自宅へ持ち帰った
  • 自宅には段ボール約50箱分の文書があった
  • 公文書約1万2000枚を裏紙にして小説をコピー
  • 小説は約80冊分
  • 多くは「浅見光彦シリーズ」だったと報道
  • 町のコピー機を私的に使用
  • 47カ月間で通勤手当約9万4000円を不適切に受給
  • 2025年には財務会計システムへの不正アクセスで停職1カ月
  • 不正アクセス禁止法違反容疑で書類送検された
  • 不正アクセス事件の捜査過程で大量の公文書が見つかった
  • 持ち帰った文書には個人情報や財務情報などが含まれていた
  • 現時点で個人情報流出は確認されていない
  • 2026年8月20日付で免職処分
  • 持ち帰られた文書の管理責任を問い担当部長・課長ら5人も口頭注意

長泉町の公式資料では、今回の女性主査の実名は明かされていません。

一方で、前年の懲戒処分資料と今回の発表から、過去に財務会計システムを所管する部署で勤務し、その後教育委員会の主査として働いていたことは確認できます。

公文書約2万枚の持ち帰りだけでなく、小説の大量コピー、通勤手当、過去の不正アクセスと複数の問題が重なり、最終的に免職という重い処分となりました。

町は警察に相談するとともに、公文書管理や個人情報保護の研修を改めて実施し、再発防止に取り組むとしています。