
中日ドラゴンズの井上一樹監督が2026年9月29日、今季限りで辞任すると表明しました。
井上監督は2025年に一軍監督へ就任。1年目は4位でしたが、2年目の今季は残り2試合の時点で59勝80敗2分け、勝率.424のセ・リーグ最下位に沈んでいます。NPB公式でも9月29日終了時点で中日の6位が確認できます。
井上監督自身は、成績や数字が上がらなかった以上、自分が責任を取るべきだと説明。残り2試合は指揮を執り、10月3日のヤクルト戦を最後に退任する意向です。
そして早くも注目されているのが「井上一樹監督の後任は誰になるのか」です。
桑田真澄氏、井端弘和氏、荒木雅博氏、山本昌氏などさまざまな名前が報じられていますが、2026年9月30日朝の段階で中日球団が次期監督を正式発表した事実はありません。
中日・井上一樹監督が今季限りで辞任!何があった?
井上一樹監督は9月29日、バンテリンドームで行われた全体練習後、自ら今季限りで辞任することを明らかにしました。
シーズン途中で指揮を離れるのではなく、中日に残された10月1日の広島戦、10月3日のヤクルト戦まで監督を務める予定です。
井上一樹監督が9月29日に辞任を表明
井上監督は報道陣の前で、残り2試合をもって辞任する考えを表明しました。
デイリースポーツによると、辞任理由について成績不振の責任を取る考えを示し、自ら球団へ退任を申し入れています。
井上監督は2024年に二軍監督を務め、立浪和義前監督の退任を受けて2025年から一軍監督へ昇格しました。
就任会見では、3年連続最下位だったチームを勝てるチームに変える責任を口にしていました。
2026年は59勝80敗2分けでセ・リーグ最下位
中日は9月29日終了時点で141試合を戦い、59勝80敗2分けです。
勝率は.424で、5位広島と1厘差ながらセ・リーグ最下位。首位阪神とは19ゲーム差がついています。
9月21日の広島戦に10-0で勝利した時点では一時4位に浮上しましたが、その後DeNA、ヤクルトに4連敗。
再び最下位へ転落しました。
CS進出も逃し、中日はこれで6年連続Bクラスとなりました。日刊スポーツも本拠地最終戦の段階で、井上監督就任後2年連続、チームとして6年連続のBクラスになったと報じています。
井上一樹監督の辞任理由はなぜ?成績不振の責任を取る決断
井上一樹監督が辞任を決めた最大の理由として本人が挙げているのは、やはりチームの成績です。
故障者などの誤算もあったシーズンですが、井上監督は選手や周囲に責任を求めるのではなく、指揮官である自分が責任を取るという考えを示しています。
辞任理由①59勝80敗2分けで最下位に低迷
井上監督は辞任表明の際、成績や数字が上がらない以上、自分が責任を取るべきだと説明しました。
2026年の中日は開幕5連敗。
デイリースポーツは、主力の岡林勇希選手らに故障者が相次いだことも誤算となり、序盤から低迷したと伝えています。
9月には甲子園で阪神に3連勝するなど巻き返した時期もありましたが、最終的にCS争いへ復帰することはできませんでした。
辞任理由②6年連続BクラスでCS進出ならず
中日は2012年を最後にクライマックスシリーズ進出から遠ざかっています。
井上監督1年目の2025年は4位となり、前年までの3年連続最下位から脱出しました。
しかし2026年は再び最下位へ。
「立浪政権から順位を上げた」という成果はあったものの、2年間でAクラス入りには届きませんでした。日刊スポーツによると、今季は開幕から一度もAクラスに入れないまま終盤を迎えています。
辞任理由③チームを思い通りにまとめ切れなかった思いも
井上監督は自身の責任について、単に勝敗だけではなく、指揮官としてチームを十分にまとめられなかったという趣旨の思いも明かしています。
また、今後も鍛えたい選手や描いていたチーム像はあったものの、プロである以上、試合結果の責任を取るのは監督である自分だと語りました。
成績が伸びない中でもバンテリンドームへ大勢のファンが足を運んでくれたことに対し、申し訳ないという思いを抱えていたことも明かしています。
井上一樹監督は3年契約の2年目でなぜ辞任?
井上一樹監督については、スポーツ報知が「3年契約2年目で辞任」と報じています。
契約期間が残っていたとしても続投するのではなく、今季の成績を受けて本人から辞任を申し入れた形です。
加藤宏幸球団社長も辞任の申し入れを受諾
井上監督から辞任の申し入れを受けた加藤宏幸球団社長は、理由が成績不振だったことから申し入れを受け入れたと説明しています。
加藤社長は2024年の二軍監督時代も含め、井上監督に対して3年間の労をねぎらいました。
つまり、球団側がシーズン途中で一方的に解任を発表したのではなく、井上監督本人が結果への責任を理由に辞任を申し出たという経緯です。
辞任を決めた時期は「ここ最近」
井上監督は、辞任を決めた具体的な日については明かしていません。
中日スポーツの一問一答では、決断した時期について「ここ最近」という趣旨で答えています。
9月21日の本拠地最終戦後に進退を問われた加藤球団社長は、当時まだシーズン中であるとして人事について明言していませんでした。
そこから約1週間後となる29日に、井上監督本人から辞任が発表されたことになります。
中日の後任監督は誰?2026年9月30日時点では未定
井上一樹監督の辞任で最大の焦点となっているのが、中日の次期監督です。
結論からいうと、2026年9月30日朝の時点で後任監督は決まっていません。
加藤宏幸球団社長も、これから本格的に人選を行い、次期監督に求める条件についても球団内で議論している段階だと説明しています。
桑田真澄氏が中日の次期監督候補に浮上
後任候補としてインパクトが大きいのが、元巨人投手で前巨人二軍監督の桑田真澄氏です。
日刊ゲンダイDIGITALは9月29日、中日の来季監督として桑田氏が浮上していると報じました。
同記事では、中日が外部の人材を取り入れてチーム改革を進める中で、桑田氏を招聘する案が出ているとしています。
桑田氏は現役時代から巨人一筋で、中日でプレーや指導をした経験はありません。
そのため実現すれば、中日の従来のOB中心とは異なる監督人事として大きな話題になります。
ただし、この段階で中日球団が桑田氏への就任要請を公式発表したわけではありません。
日刊スポーツが9月30日に報じた候補者の中には桑田氏の名前は入っておらず、報道機関によって候補として挙げられている人物には違いがあります。
井端弘和氏は中日OBで前侍ジャパン監督
井端弘和氏も有力な名前の一人です。
日刊スポーツは後任候補として、井端氏の名前を挙げています。
井端氏は現役時代、中日で長く遊撃手として活躍。
荒木雅博氏との二遊間「アライバ」は、中日の黄金期を象徴する存在でした。
さらに2026年WBCでは侍ジャパンを率い、同年4月に契約満了で代表監督を退任しています。
中日での実績と代表監督経験の両方を持っていることから、井上監督の後任候補として以前から名前が出ていました。
荒木雅博氏は球団本部長補佐から監督就任も?
荒木雅博氏も後任候補として報じられています。
荒木氏は中日一筋でプレーし、井端氏とともに長年二遊間を組んだ球団OBです。
現役引退後は中日のコーチを務め、2026年には球団本部長補佐として球団に復帰しています。日刊スポーツは次期監督候補として荒木氏の名前を挙げています。
現在の球団事情を内部から把握している人物という点で、外部招聘の桑田氏とは対照的な候補になります。
山本昌氏の名前も中日OB候補として浮上
山本昌氏も、中日OBからの候補として名前が出ています。
現役時代は中日一筋で通算219勝を挙げ、50歳までプレーした球団を代表する投手です。
日刊ゲンダイDIGITALは桑田氏の記事の中で、井端弘和氏、荒木雅博氏とともに山本昌氏を後任候補として挙げています。
東スポWEBも9月30日、井端氏、今中慎二氏、山本昌氏らOBの名前が次期監督候補として取り沙汰されていると報じました。
ただ、山本昌氏についても球団から監督就任要請が発表されたわけではありません。
嶋基宏ヘッドコーチの内部昇格も候補
現在の首脳陣から昇格する場合、嶋基宏ヘッドコーチも候補になります。
NPB公式の2026年度監督・コーチ一覧では、嶋氏が中日のヘッドコーチを務めていることが確認できます。
日刊スポーツは、井上監督の後任として嶋ヘッドコーチの内部昇格案もあると報じています。
今季のチーム状況や若手選手を直接見てきた点では、監督交代後もチーム方針を引き継ぎやすい人物です。
辻発彦氏・工藤公康氏の名前も報道
日刊スポーツはほかにも、元西武監督の辻発彦氏、中日OBの荒木氏、井端氏、そして外部招聘の場合には工藤公康氏の名前を挙げています。
辻氏は西武監督として2018、2019年にリーグ連覇。
工藤氏はソフトバンク監督として複数回の日本一を経験しています。
桑田氏を含め、外部から実績のある指導者を招くのか、中日OBを中心に人選するのかで、新体制の方向性はかなり変わりそうです。
桑田真澄・井端弘和らの中で後任監督はいつ決まる?
中日はすでに後任監督の人選に入っていますが、発表時期は決まっていません。
加藤球団社長は9月29日、これから本格的な人選を進めるとしたうえで、できるだけ早く決めたいという考えを示しています。
球団は「早めに決めたい」と説明
2026年の中日は10月3日のヤクルト戦がレギュラーシーズン最終戦です。
井上監督はそこまで指揮を執ることを明言しています。
次期監督が正式決定すれば、ドラフトや秋季キャンプ、来季のコーチ人事にも関わってきます。
そのため、シーズン終了後は後任人事が一気に動くことも考えられますが、具体的な発表日はまだ示されていません。
「桑田真澄で決定」という公式発表はまだない
現時点で特に気をつけたいのが、桑田真澄氏を「次期監督決定」と受け取らないことです。
日刊ゲンダイDIGITALが桑田氏の浮上を報じている一方、日刊スポーツは嶋基宏氏、荒木雅博氏、井端弘和氏、辻発彦氏、工藤公康氏らを候補として伝えています。
中日球団の加藤宏幸社長自身は、具体的な候補者名を明かしていません。
2026年9月30日時点で言えるのは、「複数の候補が報じられているものの、後任監督は正式決定していない」というところまでです。
中日・井上一樹監督の辞任と後任監督候補で分かっていること
中日の井上一樹監督は2026年9月29日、今季限りで辞任すると表明しました。
中日は141試合終了時点で59勝80敗2分け、勝率.424のセ・リーグ最下位。6年連続Bクラスが決まり、井上監督は成績が上がらなかった責任を自ら取るとして退任を決断しています。
スポーツ報知では3年契約の2年目と報じられており、契約途中での辞任となります。
後任監督については、中日球団はまだ正式発表していません。
報道では桑田真澄氏、井端弘和氏、荒木雅博氏、山本昌氏のほか、嶋基宏ヘッドコーチ、辻発彦氏、工藤公康氏らの名前も出ています。
井上監督は10月3日の最終戦まで指揮を執る予定です。
球団がOB路線を選ぶのか、内部昇格にするのか、それとも桑田氏や工藤氏のような外部人材を招くのか。
加藤球団社長が「早めに決めたい」と話していることから、今後の中日ドラゴンズの次期監督発表が大きな焦点になりそうです。

