ナゴグルが生ハンバーグ動画で炎上!謝罪理由とひろきやの衛生面は?
ナゴグルが生ハンバーグ動画で炎上!謝罪理由とひろきやの衛生面は?

名古屋を中心にグルメ情報を発信するYouTuber「ナゴグル」さんが紹介した、名古屋・大須の「手作りハンバーグの店 ひろきや」の生ハンバーグ動画がSNSで大きな議論になっています。

発端は2026年10月16日に投稿された紹介動画でした。赤みの強い牛肉をハンバーグ状に盛り付け、卵黄を流して載せる演出などに対し、「生で食べて大丈夫なのか」「衛生管理はどうなっているのか」といった疑問が相次ぎました。ナゴグルさんは10月18日、表現が誤解を招いたとしてXで謝罪しています。

一方、店舗側は商品について、一般的な加熱用ハンバーグではなく、生食用牛肉を使った「生ハンバーグという名のユッケ」と説明しています。また、生食用食肉を扱う施設として名古屋市中保健センターの確認を受けているとしています。

ただし、「保健センターの確認を受けている」という店舗側の説明と、「絶対に食中毒が起きない」という意味は別です。

今回は、ナゴグルさんに何があったのか、炎上から謝罪までの経緯、ひろきやの生ハンバーグの正体、生食用牛肉の食品衛生基準、食中毒や行政処分の有無まで確認します。

ナゴグルの生ハンバーグ動画は何があった?

今回の流れを時系列で見ると分かりやすくなります。

日付出来事内容
2026年10月16日紹介動画を投稿大須にオープンする「ひろきや」の生ハンバーグを紹介
10月17日開店告知10月18日オープンを改めて紹介
10月16~17日Xなどで議論拡大生肉の安全性や卵黄を使った演出の衛生面に疑問の声
10月18日店舗オープン名古屋・大須で営業開始
10月18日ナゴグルが謝罪「生ハンバーグ」という表現が誤解を招いたとして説明・謝罪

問題になった動画には、赤い状態の肉をハンバーグ状に盛り付け、竹を半分に割ったような器具から卵黄を滑らせる演出が映っていました。これを見たユーザーから、生肉そのものだけでなく、卵黄を流す器具の洗浄や消毒についても疑問が出ています。

ただし、動画を見ただけで実際の衛生管理が不適切だったと断定することはできません。

器具がどのように洗浄・消毒されているのかについて、公的機関が問題を認定したとの情報も今回確認できていません。

ナゴグルはなぜ炎上した?

炎上の大きな理由は、料理の見た目と「生ハンバーグ」という名称から、一般的なひき肉のハンバーグを生で提供しているように見えたことです。

厚生労働省は通常の食肉について、腸管出血性大腸菌やサルモネラなどによる食中毒リスクがあるとして、十分な加熱を呼びかけています。生食用牛肉については別途、食品衛生法に基づく厳しい規格基準が設けられています。

そのため動画を見た人からすると、

「ハンバーグなのに中まで焼かなくていいの?」

という疑問が生まれやすい映像でした。

さらに卵黄を流す演出も加わり、安全性だけでなく見せ方そのものへの批判へ広がったと報じられています。

ナゴグルの謝罪理由は?

ナゴグルさんは10月18日、今回の商品について「ハンバーグ」よりも「焼きユッケ」のような名称のほうが実態を伝えやすかったのではないかという趣旨で説明しました。

そして、「生ハンバーグ」という表現だけでは誤解が起きると認め、今後は誤解を招く可能性がある商品の発信について慎重に判断し、より正確な表現を心がけるとしています。

つまり謝罪の中心は、

料理そのものに食中毒事故が起きたことへの謝罪ではなく、紹介方法・表現によって安全性について誤解や不安を招いたこと

にあります。

謝罪後も批判されたのは「友人からの頼み」発言

ナゴグルさんは謝罪文の中で、今回の紹介について友人から依頼を受けた案件だったことにも言及しました。

同時に「依頼であっても発信する以上は自分に責任がある」という趣旨で責任を認めています。

しかし、この「友人からの頼み」という説明について、一部ユーザーからは責任を依頼者側へ向けているように感じるとの批判が出ました。

ここは、

  • ナゴグルさん本人は発信者として自分の責任を認めている
  • 一方で「友人からの依頼」という説明を入れたこと自体を批判する反応もあった

という2点を分けて見る必要があります。

ひろきやの「生ハンバーグ」は本当にハンバーグ?

店舗側の説明では、炎上した商品は一般的な加熱用のひき肉ハンバーグとは異なります。

「ひろきや」は、特選A5和牛を手切りにし、つなぎを使わず、自家製ユッケだれで和えた商品を「生ハンバーグという名のユッケ」として紹介しています。話題になった卵黄付きの商品は100gで2,080円と案内されています。

つまり商品名には「ハンバーグ」と入っていますが、店舗側の位置づけは生食用牛肉を使用したユッケ系メニューです。

ここがSNSで最も誤解が起きやすかった部分でしょう。

生ハンバーグとユッケは何が違う?

一般的なハンバーグは、生食用として処理された肉ではなく、ひき肉を成形して加熱する料理です。

ひき肉は肉の表面に付着していた細菌が内部まで混ざる可能性があるため、十分な加熱が重要になります。

一方、生食用として提供する牛肉には別の規格基準があります。

厚生労働省の基準では、生食用牛肉について、

  • 腸内細菌科菌群が陰性であること
  • 専用の設備・器具を使用すること
  • 加工する肉塊の表面から深さ1cm以上まで加熱殺菌すること
  • 加熱後は速やかに冷却すること
  • 加工や温度などの記録を保存すること

などが定められています。

生食用として基準を満たした牛肉を、その後細かく切ってユッケのように調理すること自体が禁止されているわけではありません。

そのため、一般的な生のひき肉ハンバーグと、生食用の基準を満たした牛肉によるユッケ系料理を同じものとして扱うのは正確ではありません。

ひろきやは保健所の許可を受けている?

店舗側は、生食用食肉取扱施設として名古屋市中保健センターの確認を受けていると説明しています。

名古屋市公式サイトでも、生食用食肉を扱う場合、営業者は管轄する保健センターへ事前に相談し、保健センター側が対象施設を把握して、規格基準や表示基準の遵守を確認・指導する仕組みが案内されています。

ここで注意したいのが「営業許可」と「生食用食肉の確認」という言葉です。

名古屋市の制度説明では、「生ハンバーグ専用の特別な営業許可証」が交付されるという仕組みではありません。

飲食店営業などの施設が、生食用食肉を扱うことについて保健センターへ相談し、食品衛生法上の規格基準を守ることが求められます。

なお、今回の調査では、店舗が説明する「中保健センターの確認」について、店舗名を掲載した名古屋市側の独立した公表資料までは確認できませんでした。

したがって記事上では、

「店舗側は中保健センターの確認を受けたと説明している」

とするのが正確です。

生食用牛肉なら絶対安全なの?

生食用の規格基準を満たしているからといって、食中毒の可能性が完全にゼロになるわけではありません。

厚生労働省は、生肉には腸管出血性大腸菌などのリスクがあるとして注意喚起しています。特に腸管出血性大腸菌は少量でも発症する場合があり、重症化すると溶血性尿毒症症候群(HUS)などにつながることがあります。

また厚労省は、生食用牛肉について基準を設定する一方、子どもや高齢者など食中毒への抵抗力が弱い人については、生肉を食べないよう注意喚起しています。

したがって、

「生食用の基準を満たす=食品衛生上のルールに沿って提供できる」

ことと、

「誰が食べても100%安全」

という意味は分けて考える必要があります。

卵黄を流す竹の器は衛生的?

今回の動画では、卵黄を竹を半分に割ったような器具で流す演出にも注目が集まりました。

SNS上では「どう洗浄しているのか」といった疑問が出ています。

ただし、2026年10月19日時点で今回確認できた情報では、この器具が不衛生だったと保健所などが認定した事実はありません。

動画の見た目だけから、

「洗っていない」

「衛生基準違反だ」

と断定することはできません。

衛生上重要なのは、実際にどのような材質・方法で管理、洗浄、消毒されているかです。

ひろきやで食中毒は発生した?

2026年10月19日時点で今回確認した範囲では、ひろきやで今回の生ハンバーグを原因とする食中毒が発生したという公式発表は確認できません。

また、名古屋市などによる営業停止や行政処分が行われたという公表情報も確認できませんでした。

今回炎上したのは、

実際に食中毒事故が起きたからではなく、SNSに投稿された料理の見た目や名称をきっかけに安全性への懸念が広がったため

です。

過去に他店の加熱不十分なハンバーグでO157食中毒が発生した事例はありますが、それをそのまま今回のひろきやに当てはめることはできません。厚生労働省も、レアステーキやユッケ様食品をめぐる過去の食中毒を踏まえて監視・注意喚起を行っています。

ナゴグルは何者?

ナゴグルさんは、名古屋・愛知・東海地方を中心に飲食店やグルメ情報を紹介するインフルエンサーです。

YouTubeでは「名古屋グルメYouTuber【ナゴグル】」として活動しており、2026年10月18日時点で登録者数は約19.6万人、投稿動画は1,500本を超えています。

本人は過去のインタビューで、もともとカメラマンとして映像制作をしており、その後、自ら出演してグルメ情報を発信するようになったと話しています。

本名について、今回確認できた信頼性の高い公開情報では特定できませんでした。

2025年5月の東日新聞では32歳と紹介されていますが、誕生日が確認できないため、2026年10月時点の正確な年齢は断定しません。

ナゴグルの今後の活動は?

ナゴグルさんは今回の謝罪で、今後は誤解を招きそうな商品の紹介について慎重に判断し、より正確な表現で発信する考えを示しています。

活動休止やYouTube・SNSからの引退は発表されていません。

そのため現段階では、今回の炎上を受けてグルメ発信自体を終了するのではなく、紹介方法や表現を見直しながら活動を続けるものとみられます。

ナゴグルの生ハンバーグ炎上とひろきやの衛生面まとめ

ナゴグルさんは2026年10月16日、名古屋・大須の「手作りハンバーグの店 ひろきや」を紹介する動画を投稿しました。

赤い肉を「生ハンバーグ」として紹介し、卵黄を流す演出もあったため、生食の安全性や衛生管理を心配する声が広がりました。10月18日にはナゴグルさんが、表現が誤解を招いたことを認めて謝罪しています。

一方、店舗側はこの料理について、一般的な加熱用ハンバーグではなく、生食用牛肉を使ったユッケ系の商品と説明。生食用食肉取扱施設として中保健センターの確認を受けているとしています。

名古屋市でも、生食用牛肉を扱う施設には保健センターへの事前相談が求められており、厚生労働省は加工方法や設備、保存方法などについて食品衛生法上の規格基準を定めています。

ただし、生食用の基準を満たしていることと「食中毒リスクが完全にゼロ」ということは同じではありません。

また、現時点ではひろきやで食中毒が発生した、食品衛生法違反が認定された、行政処分を受けたという事実は今回確認できていません。

今回の炎上は、安全性に関する実際の事故が確認されたというより、「生ハンバーグ」という名称と強い見た目の動画だけでは、生食用牛肉を使ったユッケ系の商品であることが十分伝わらず、不安と批判が広がった問題として見るのが、現在確認できる情報に最も沿っています。