
2026年10月27日、大分大学に約3400万円の損害を与えたとして、同大学医学部の元教授で医師の村上和成容疑者(68歳)が、背任の疑いで逮捕されました。
村上容疑者は、大分大学の教授だった2022年4月ごろから2023年3月ごろまでの間、大学の職員と設備を使って病理組織標本4583件を作製させながら、医療法人から大学への対価の支払いに必要な措置を取らなかった疑いが持たれています。
警察は、大分大学に約3428万円の損害が生じたとみています。
さらに、10月30日には、医療法人から村上容疑者が管理する複数の口座に入金があったという新たな情報も報じられました。
一方、捜査関係者によると、村上容疑者は容疑を否認しています。
村上和成容疑者は、いったいどのような人物なのでしょうか。
調査したところ、出身大学は広島大学医学部医学科で、1983年に卒業していたことが、学会の公式プロフィールで確認できました。
また、大分大学大学院で医学博士号を取得し、アメリカのUCLAへの留学経験もあるなど、詳しい経歴が公開されています。
この記事では、村上和成容疑者のWikiプロフィール、学歴、専門分野、家族構成、顔画像とともに、大分大学の背任事件の経緯、約3428万円の損害、複数口座への入金、今後の捜査について解説します。
村上和成容疑者は何をした?大分大学3400万円背任事件の概要
村上和成容疑者は、大分大学医学部の教授だった当時、大学の職員や設備を利用して医療法人向けの病理組織標本を作製させながら、大学への対価の支払いに必要な措置を取らなかった疑いが持たれています。
大分県警は2026年10月27日に村上容疑者を逮捕し、翌28日に大分地方検察庁へ送検しました。
2026年10月27日に背任容疑で逮捕
OAB大分朝日放送によると、大分県警は10月27日、医師で大分大学元教授の村上和成容疑者(68歳)を背任の疑いで逮捕しました。
逮捕容疑は、大学が本来受け取るべき病理組織標本の作製費用について、支払いを受けるための必要な措置を取らず、大学に財産上の損害を与えたというものです。
警察は、村上容疑者が医療法人の利益を図る目的で行った疑いがあるとみています。
病理組織標本4583件を無償で作製させた疑い
今回問題となっているのは、2022年4月ごろから2023年3月ごろまでの約1年間に作製された4583件の病理組織標本です。
警察によると、村上容疑者は大学の職員に指示して標本を作製させ、その標本を医療法人へ提供していたとされています。
本来は医療法人から大学へ対価を支払う必要があったものの、適切な手続きが取られなかった疑いがあります。
大学に約3428万円の損害が発生した疑い
大分県警は、大分大学に約3428万円の損害が生じたとみています。
報道では「約3400万円」と紹介されることが多いものの、より詳しい金額として「3428万円あまり」という数字も報じられています。
これは村上容疑者が3428万円を直接受け取ったという意味ではありません。
大学が受け取るべきだった標本作製の対価について、財産上の損害が生じたと警察がみている金額です。
村上容疑者は容疑を否認
逮捕当初、警察は村上容疑者の認否を明らかにしていませんでした。
しかし、10月29日、テレビ大分(TOS)は捜査関係者への取材として、村上容疑者が容疑を否認していると報じました。
したがって、現時点で背任行為が裁判によって認定されたわけではありません。
村上和成容疑者は何者?Wikiプロフィール・年齢・職業
村上和成容疑者は、大分大学医学部で長年にわたって消化器内科の診療・研究・教育に携わってきた医師です。
2013年に大分大学医学部の教授に就任し、2024年3月に退職しました。
退職後は名誉教授として紹介されています。
村上和成容疑者のWikiプロフィール一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 村上和成 |
| 読み方 | むらかみ・かずなり(正式なふりがなは未確認) |
| 年齢 | 68歳(2026年10月の報道) |
| 生年月日 | 未公表 |
| 居住地域 | 大分県大分市 |
| 出身地 | 未公表 |
| 職業 | 医師、元大学教授 |
| 主な所属 | 大分大学医学部 |
| 現在の報道上の肩書 | 大分大学医学部名誉教授 |
| 専門分野 | 消化器内科学、消化器内視鏡、ヘリコバクター・ピロリ菌関連領域など |
| 出身大学 | 広島大学医学部医学科 |
| 大学卒業 | 1983年 |
| 大学院 | 大分医科大学大学院医学研究科 |
| 学位 | 医学博士(1990年) |
| 出身高校 | 未確認 |
| 家族構成 | 未公表 |
| 妻・子供 | 未確認 |
| 海外留学 | UCLA(1996年) |
| 大分大学教授就任 | 2013年5月 |
| 大分大学退職 | 2024年3月 |
| 逮捕日 | 2026年10月27日 |
| 逮捕容疑 | 背任 |
| 送検日 | 2026年10月28日 |
| 容疑の認否 | 否認と報道 |
学歴や過去の職歴については、日本消化器関連学会週間(JDDW)の公式サイトに掲載された講演者プロフィールで確認できます。
一方、生年月日や出身高校、家族構成については詳しく公表されていません。
村上和成容疑者の年齢は68歳
村上容疑者は、2026年10月27日の逮捕時点で68歳でした。
OAB、TOS、共同通信など、複数の報道機関で年齢は一致しています。
ただし、正確な生年月日は確認できていません。
村上和成容疑者は医師で大分大学医学部の名誉教授
村上容疑者は、広島大学医学部を卒業した医師です。
大分医科大学や大分大学で長年勤務し、消化器内科学の教授などを務めていました。
2024年3月に大分大学を退職し、2026年10月の報道では名誉教授と紹介されています。
なお、一部報道では特別教授という肩書も使われていますが、大学退職後の具体的な役職の違いについては、今回の資料だけでは詳細を確定できません。
村上和成容疑者の専門は病理学?
今回の事件では病理組織標本の作製が問題となっていますが、村上容疑者の専門分野は、公開されている経歴によると消化器内科学です。
消化器内視鏡やヘリコバクター・ピロリ菌に関する研究、診療などに携わってきました。
そのため、病理組織標本の事件に関わったという理由だけで、村上容疑者を病理学の教授と紹介するのは正確ではありません。
大分大学では消化器内科学講座の教授を務めていたことが確認できます。
村上和成容疑者の学歴は?出身大学は広島大学医学部
村上和成容疑者の出身大学は、広島大学医学部医学科です。
1983年に卒業し、その後、大分医科大学大学院で医学博士号を取得しています。
これは推測ではなく、学会が公開した本人の講演者略歴に記載された情報です。
1983年に広島大学医学部医学科を卒業
JDDW 2022の公式サイトによると、村上和成氏は1983年に広島大学医学部医学科を卒業しました。
当時の広島大学医学部は、現在と同様に医師を養成する医学教育機関です。
村上容疑者は医学部卒業後、大分医科大学の内科に入局し、臨床医としての経歴を歩み始めました。
1990年に大分医科大学大学院を修了
村上氏は1986年4月、大分医科大学大学院医学研究科に進学しました。
専攻は生化学です。
1990年3月に大学院を修了し、医学博士号を取得しています。
なお、大分医科大学はその後、大分大学との統合を経て、現在の大分大学医学部につながっています。
村上和成容疑者の出身高校は?
出身高校については、JDDWの略歴にも記載がありません。
また、今回確認した主要報道でも、高校名や卒業年度は明らかになっていません。
広島大学を卒業したという事実だけで、広島県内の高校出身だったと判断することはできません。
UCLAへの留学経験もある
1996年10月には、アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)へ留学したことが、公式略歴に記載されています。
その後、大分医科大学や大分大学に戻り、医師・研究者としての活動を続けました。
ただし、UCLAで取得した学位や研究テーマの詳細については、今回確認した略歴では説明されていません。
学歴・職歴の掲載元は、JDDW 2022公式サイト・村上和成氏の講演者略歴です。
村上和成容疑者の経歴は?大分大学教授・副病院長までの職歴
村上和成容疑者は、1983年に広島大学医学部を卒業して以降、消化器内科の医師や大学教員として長年活動してきました。
2013年には大分大学医学部消化器内科学講座の教授に就任し、大学病院の副病院長なども経験しています。
村上和成容疑者の経歴一覧
JDDW 2022の公式略歴では、次のような職歴が確認できます。
| 年月 | 経歴 |
|---|---|
| 1983年 | 広島大学医学部医学科卒業 |
| 1983年4月 | 大分医科大学内科に入局 |
| 1985年9月 | 国立別府病院消化器内科 |
| 1986年4月 | 大分医科大学大学院医学研究科に進学 |
| 1990年3月 | 大学院修了・医学博士号取得 |
| 1990年6月 | 大分市医師会立アルメイダ病院消化器科 |
| 1991年6月 | 大分医科大学第二内科助手 |
| 1996年10月 | UCLAへ留学 |
| 1997年12月 | 大分医科大学第二内科講師 |
| 2004年6月 | 大分大学医学部附属病院総合診療部助教授 |
| 2007年6月 | 大分大学医学部附属病院消化器内科科長 |
| 2011年10月 | 大分大学医学部附属病院内視鏡診療部部長 |
| 2013年5月 | 大分大学医学部消化器内科学講座教授 |
| 2016年4月 | 大分大学医学部附属病院副病院長 |
| 2018年1月 | 大分大学医学部附属病院病院長補佐 |
| 2020年4月 | 大分大学医学部附属病院副病院長 |
| 2024年3月 | 大分大学を退職 |
| 2026年10月 | 名誉教授として背任容疑で逮捕 |
この経歴は、学会の2022年時点の略歴と、2026年の退職・逮捕報道を組み合わせたものです。
2013年に大分大学医学部の教授に就任
村上容疑者は2013年5月、大分大学医学部消化器内科学講座の教授に就任しました。
教授として医学生や若手医師の教育、消化器疾患の研究、医療機関での診療などに関わってきたと考えられます。
ただし、研究費や標本作製に関する具体的な管理権限については、今回の刑事事件の捜査内容を確認する必要があります。
大分大学医学部附属病院の副病院長も経験
村上氏の公式略歴では、2016年4月に副病院長へ就任したことが確認できます。
また、2018年には病院長補佐、2020年には再び副病院長を務めています。
このように、大学の研究・教育だけでなく、附属病院の運営に関係する役職も経験していました。
ただし、副病院長という役職に就いていたことだけで、今回の医療法人との取引を独断で承認できる立場だったと断定することはできません。
日本ヘリコバクター学会の理事長などを歴任
JDDW 2022のプロフィールでは、村上氏は日本ヘリコバクター学会の理事長や、日本消化器病学会の副理事長などを務めていたと紹介されています。
また、日本消化器内視鏡学会、日本消化管学会などにも所属していました。
これらは2022年当時の経歴であり、2026年現在も同じ役職に就いているという意味ではありません。
2024年3月に大分大学を退職
OAB大分朝日放送によると、村上容疑者は2024年3月に大分大学を退職しています。
今回の背任容疑の対象期間である2022年4月から2023年3月は、教授として大学に在籍していた時期です。
一方、逮捕された2026年10月には、すでに現職教授ではありませんでした。
村上和成容疑者の家族構成は?妻・子供・結婚について
村上和成容疑者の家族構成については、2026年10月31日時点で確認した主要報道や学会の公式プロフィールでは公表されていません。
妻や子供がいるかどうかについても、裏付けのある情報は確認できない状況です。
村上和成容疑者は結婚している?
村上容疑者の婚姻状況については不明です。
過去の学会プロフィールには学歴や職歴が掲載されていますが、結婚に関する情報はありません。
そのため、既婚者なのか独身なのかについては判断できません。
村上和成容疑者に妻はいる?
村上容疑者の妻に関する公表情報は確認できていません。
妻の氏名や年齢、職業なども未公表です。
また、今回の事件に家族が関与していたという報道もありません。
村上和成容疑者に子供はいる?
村上容疑者に子供がいるかどうかについても不明です。
息子や娘の有無、人数、年齢などは確認できていません。
同姓同名の医師や研究者が存在していても、親子関係が公表されていなければ、村上容疑者の家族として紹介することはできません。
両親や兄弟姉妹については?
両親や兄弟姉妹についても、詳しい情報は公表されていません。
今回の事件は大学と医療法人との取引をめぐるものであり、村上容疑者の家族が捜査対象になっているという確かな情報はありません。
村上和成容疑者の顔画像・顔写真は?大学や学会に掲載されている?
村上和成容疑者の写真については、過去の学会公式資料に「村上和成」氏の講演者画像が掲載されています。
一方、2026年10月の逮捕報道に使われた画像については、大学の建物や警察車両などの資料映像もあるため、人物写真と区別する必要があります。
JDDW 2022公式サイトに講演者の写真
日本消化器関連学会週間(JDDW 2022)の公式サイトでは、村上和成氏の講演者略歴に画像が掲載されています。
氏名、所属、大分大学での職歴が、逮捕報道で伝えられた経歴と一致しています。
本人の過去の公式プロフィールを確認する資料として参照できます。
確認先:JDDW公式プロフィール
大分大学の公式資料にも経歴がある
大分大学医学部の過去の公開資料にも、村上和成氏の学歴や職歴が掲載されています。
ただし、過去のプロフィールを確認できることと、現在の役職が当時と変わっていないことは別です。
2026年10月の報道では、元教授・名誉教授と紹介されています。
Facebook・X・Instagramは?
村上容疑者本人が運営していると確認されたFacebook、X、Instagramの個人アカウントについては、今回確認した主要報道では公表されていません。
同姓同名のアカウントを見つけたとしても、事件の当事者と同一人物だと確認できなければ、本人のSNSとして扱うことはできません。
大分大学の背任事件はなぜ起きた?4583件の病理組織標本をめぐる疑惑
今回の背任事件では、大学の設備と職員を使って医療法人向けの標本を作製しながら、大学に対価が支払われなかったとされる点が問題になっています。
警察は、村上容疑者が医療法人の利益を図る目的で行った疑いがあるとみています。
病理組織標本とは何?
病理組織標本とは、患者から採取した組織を顕微鏡などで観察できるように加工したものです。
一般に、病気の診断や病変の詳しい性質を調べる際に使われます。
組織を適切に処理し、薄く切って染色するなど、専門的な設備や技術を必要とする作業です。
今回、大学の職員が4583件分の標本を作製したとされています。
ただし、4583件は標本の件数であり、患者4583人を意味するわけではありません。
医療法人から大学へ検査料が支払われなかった疑い
警察によると、大分県内の医療法人が患者の臓器などの組織を大学へ送り、大学の職員が標本を作製していました。
通常、こうした作業には設備や人員などの費用が生じます。
今回の事件では、医療法人が大学へ支払うべき対価について、必要な支払い手続きが行われなかったとされています。
その結果、大学に約3428万円の損害が生じたというのが警察の見方です。
なぜ大学の職員に標本を作らせた?
警察は、村上容疑者が自身も理事を務める医療法人の利益を図る目的だったと疑っています。
医療法人側にとっては、大学への費用負担を免れることで経済的な利益が生じた可能性があります。
ただし、村上容疑者は容疑を否認していると報じられています。
そのため、なぜ正規の支払い手続きが行われなかったのかについては、今後の捜査と司法判断が必要です。
標本の作製自体が違法だった?
病理組織標本を作製すること自体が違法というわけではありません。
今回の問題は、大学の設備や職員を利用するにあたって、適正な手続きや対価の支払いが行われたかどうかにあります。
また、作製された標本の品質に問題があったという報道も確認できていません。
病理検査の医学的な有効性と、大学の財産管理をめぐる背任容疑は分けて考える必要があります。
村上和成容疑者と医療法人理事長の関係は?共謀疑惑の内容
今回の事件では、村上和成容疑者だけでなく、大分県内の医療法人の54歳の男性理事長も捜査対象となっています。
警察は、両者が共謀して大学への対価の支払いを免れさせた疑いがあるとみています。
村上容疑者は医療法人の理事を務めていた
OABによると、村上容疑者は、今回の事件に関係する医療法人の理事も務めていました。
大学教授としての立場と、医療法人の理事としての立場の両方があったことになります。
警察は、この関係が標本作製や対価の支払いにどう影響したのかを調べています。
医療法人の理事長は54歳の男性
共謀したとされる医療法人の理事長は、2026年10月の報道時点で54歳です。
医療法人は大分市内で診療所を運営していたと報じられています。
一方、今回確認した主要報道では、医療法人や診療所の正式名称は明らかになっていません。
医療法人理事長も逮捕された?
2026年10月31日時点で、医療法人の男性理事長が逮捕されたという情報は確認できていません。
OABやTOSは、警察が理事長について任意で捜査していると報じています。
したがって、村上容疑者の逮捕と、理事長への任意捜査は区別する必要があります。
理事長は容疑を認めている?
テレビ大分は10月29日、捜査関係者への取材として、理事長が任意の調べで容疑を認めていると報じました。
一方、10月30日の続報では、理事長が費用は支払っていたという趣旨の供述をしていることも伝えられています。
これは、大学へ正規の対価が支払われていたという意味とは限りません。
誰に、何の名目で、いくら支払われたのかが、今後の捜査で重要になります。
村上和成容疑者の個人口座に入金?目的不明のお金と資金の流れ
2026年10月30日、今回の背任事件について新たな情報が報じられました。
共同通信によると、問題となった医療法人から、村上容疑者が管理する複数の口座に入金があったことが、捜査関係者への取材で分かりました。
さらに、大分合同新聞は村上容疑者名義の個人口座にも目的不明の入金があったと報じています。
医療法人から複数の口座への入金が判明
共同通信は10月30日午後9時5分、医療法人から村上容疑者が管理する複数の口座へ入金があったと報じました。
一方、大学には標本作製の対価が支払われていなかったとされています。
警察は、医療法人から入金された金銭について、目的や経緯を調べています。
村上容疑者の個人口座にも目的不明の入金
大分合同新聞は10月30日、医療法人の男性理事長から、村上容疑者名義の個人口座にも目的不明の入金があったと報じました。
ただし、金額や名目、具体的な振込日など、詳しい情報は確認できていません。
また、入金されたお金が不正な報酬だったと確定したわけでもありません。
今後、入金の目的や、大学への対価支払いとの関係が調べられるとみられます。
関連団体には数百万円規模の入金
テレビ大分の10月30日の続報によると、村上容疑者が関係する任意団体にも、医療法人から数百万円規模の入金がありました。
さらに、その団体の口座から現金を引き出す権限は村上容疑者にあったとされています。
ただし、団体の正式名称や活動内容、入金された金額の詳細については明らかになっていません。
約3428万円が村上容疑者に振り込まれた?
現時点で、大学に生じたとされる約3428万円の全額が村上容疑者に振り込まれたという事実は確認されていません。
報道で確認できる金額は、次のように区別する必要があります。
| 金額 | 意味 |
|---|---|
| 約3428万円 | 警察が大分大学に生じたとみている損害額 |
| 数百万円規模 | 医療法人から村上容疑者の関連団体への入金額 |
| 金額未公表 | 村上容疑者名義の個人口座などへの入金 |
また、これらを単純に合計して、事件の損害額を算出することもできません。
大学に対する損害と、医療法人から口座へ振り込まれた金銭は、法律上も会計上も別の問題です。
入金は不正な謝礼だった?
警察は入金の目的や資金の流れについて捜査しています。
しかし、今回の入金について、賄賂や不正な謝礼だったという事実は確定していません。
また、村上容疑者が金銭を私的に使ったという捜査結果も確認できていません。
報道されているのは、入金の存在と、その目的を警察が調べているという段階です。
村上和成容疑者は2019年から不適正な手続きを続けていた?
2026年10月30日の共同通信の報道によると、村上和成容疑者は2019年から正式な手続きを経ず、大学の職員に病理組織標本を作製させていた疑いがあるとされています。
今回の逮捕容疑の対象期間より前から、同じような問題が起きていた可能性があります。
2019年から標本作製を指示していた疑い
共同通信は10月30日、村上容疑者が2019年から正式な手続きを経ないまま標本を作製させていたことが、捜査関係者への取材で分かったと報じました。
テレビ大分も、事件の数年前から正規の手続きを踏まない標本作製の指示があったと伝えています。
ただし、2019年からのすべての行為が背任罪に当たると認定されたわけではありません。
逮捕容疑の対象期間は2022年4月から2023年3月
今回の逮捕容疑で問題となっているのは、2022年4月ごろから2023年3月ごろまでです。
4583件の標本作製と、約3428万円の損害は、この期間の容疑に関する数字として報じられています。
一方、2019年からの手続き上の問題については、捜査によって新たに浮かび上がった情報です。
そのため、2019年以降のすべての標本作製について、今回の4583件に含まれていると判断することはできません。
2019年からの損害額はさらに増える?
2019年以降の標本作製について、大学に追加の損害があったかどうかは明らかになっていません。
また、追加で何件の標本が作製されたのかも未公表です。
警察は、長期間にわたる大学と医療法人の取引実態について調べているとみられます。
ただし、追加の被害額が確定したという報道はありません。
大分大学はなぜ村上和成容疑者を告訴した?家宅捜索と大学の対応
大分大学は2026年9月、村上和成容疑者に関する告訴状を提出しました。
その後、大分県警が捜査を進め、10月27日に村上容疑者を逮捕しています。
同日には大分大学医学部の研究棟も家宅捜索されました。
2026年9月に大分大学が告訴
OAB大分朝日放送によると、大分大学は2026年9月に告訴状を提出しました。
大学側は、標本作製に関する取引や費用の支払いについて問題を把握し、刑事手続きによる対応を求めたことになります。
ただし、大学が最初に問題を把握した時期や、内部調査の詳しい経緯については公表情報が限られています。
10月27日に大分大学医学部を家宅捜索
10月27日、大分県警は大分大学医学部の研究棟を家宅捜索しました。
OABによると、警察は関係する証拠品を押収し、内容を調べています。
ただし、どのような書類や電子データが押収されたのかについては明らかになっていません。
大分大学の北野正剛学長がコメント
今回の逮捕を受け、大分大学の北野正剛学長は、事件を重く受け止めていると説明しました。
また、警察の捜査に全面的に協力し、厳正に対処する方針を示しています。
さらに、学内に調査委員会を設置し、事案の解明と再発防止に取り組むとしています。
大分大学は再発防止策を発表した?
大分大学は、学内調査委員会による事案の解明と再発防止に取り組む方針を示しています。
ただし、2026年10月31日時点では、今回の事件について具体的な制度改正や処分の内容がすべて決定したという情報は確認できていません。
今後は、大学の設備を使った外部医療機関向けの業務や、取引先との契約・請求手続きについて検証が進められると考えられます。
村上和成容疑者の背任容疑とは?横領・収賄との違い
今回、村上和成容疑者が逮捕された容疑は背任です。
背任罪は、他人のために事務を処理する立場の人が、自分や第三者の利益を図る目的などで任務に背き、本人に財産上の損害を与える場合に問題となります。
背任罪とは?
刑法247条では、背任罪について規定しています。
他人のために事務を処理する者が、自己や第三者の利益を図る目的、または本人に損害を与える目的で任務に背き、財産上の損害を与えた場合に成立する犯罪です。
今回の事件では、大学教授としての立場にあった村上容疑者が、医療法人の利益を図る目的で大学への対価の支払いに必要な措置を取らず、大学に損害を与えた疑いが持たれています。
ただし、村上容疑者は容疑を否認しており、犯罪の成立が確定したわけではありません。
背任罪と横領罪の違い
背任罪と横領罪は、どちらも財産に関係する犯罪ですが、成立要件は異なります。
横領罪では、自分が占有する他人の物を不法に自分のものとして扱う行為などが問題になります。
一方、背任罪では、任務に背いて本人に財産上の損害を与える行為が問題となります。
今回の逮捕容疑は、村上容疑者が大学のお金を直接持ち出したというものではありません。
大学への対価の支払いに必要な措置を取らなかった疑いが中心です。
個人口座への入金は収賄になる?
10月30日には、村上容疑者が管理する口座への入金があったことも報じられました。
しかし、入金の事実だけで収賄罪が成立するわけではありません。
金銭の目的や職務との関係など、法律上の要件について確認が必要です。
現時点で村上容疑者が収賄容疑で逮捕されたという情報はありません。
村上和成容疑者の事件はいつから?2019年から2026年までの時系列
今回の事件では、2022年4月から2023年3月までの標本作製が逮捕容疑の中心となっています。
一方、2019年から不適正な手続きが行われていた疑いも新たに報じられました。
| 日付・時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2013年5月 | 村上氏が大分大学医学部教授に就任 |
| 2019年ごろ | 正式な手続きを踏まない標本作製の指示が始まった疑い |
| 2022年4月ごろ | 今回の逮捕容疑の対象期間が始まる |
| 2023年3月ごろ | 対象期間が終了。4583件分、約3428万円の損害が問題に |
| 2024年3月 | 村上氏が大分大学を退職 |
| 2026年9月 | 大分大学が告訴状を提出 |
| 10月27日 | 大分県警が村上容疑者を背任容疑で逮捕 |
| 同日 | 大分大学医学部の研究棟を家宅捜索 |
| 10月28日 | 村上容疑者を大分地検へ送検 |
| 10月29日 | 村上容疑者が容疑を否認していると報道 |
| 10月30日 | 関連団体への数百万円規模の入金を報道 |
| 同日 | 個人口座など複数口座への入金も判明 |
| 10月31日時点 | 警察が資金の流れや経緯を捜査中 |
2022年から2023年にかけて約1年間の標本作製
逮捕容疑の対象となった約1年間に、4583件分の病理組織標本が作られたとされています。
警察は、この取引について大学への適切な支払いがなされず、約3428万円の損害が生じたとみています。
2024年に退職後、2026年に逮捕
村上容疑者は2024年3月に大分大学を退職しています。
それから約2年7か月後の2026年10月27日、過去の標本作製に関する背任容疑で逮捕されました。
ただし、大学が2024年の退職時点で今回の問題を把握していたかどうかは不明です。
10月30日に資金の流れについて続報
10月30日には、医療法人から村上容疑者が関係する任意団体や個人口座などへの入金が報じられました。
これにより、大学と医療法人との標本作製をめぐる取引だけでなく、医療法人から支払われた金銭の目的も新たな焦点となっています。
村上和成容疑者は起訴された?今後の捜査と処分
村上和成容疑者は2026年10月27日に逮捕され、翌28日に大分地検へ送検されました。
ただし、10月31日時点で確認した主要報道では、起訴・不起訴についての決定は確認できていません。
2026年10月28日に送検
OAB大分朝日放送によると、村上容疑者は10月28日に大分地方検察庁へ送検されました。
今後は検察官が証拠や供述内容を検討し、起訴するかどうか判断することになります。OAB 大分朝日放送
村上和成容疑者は起訴された?
2026年10月31日時点で、村上容疑者が背任罪で起訴されたという情報は確認できていません。
また、不起訴処分になったという情報もありません。
現時点では、逮捕・送検され、捜査が続いている段階です。
医療法人の理事長は今後どうなる?
医療法人の54歳の男性理事長については、警察が任意で捜査しています。
10月29日と30日のテレビ大分の報道では、理事長が容疑を認める一方、費用を支払っていたという趣旨の説明をしているとされています。
ただし、理事長が逮捕されたという情報は確認できていません。
今後は、支払いの相手や名目、金銭の管理状況などが調べられると考えられます。
村上和成容疑者の名誉教授の称号はどうなる?
村上容疑者は2024年3月に大学を退職しており、今回の逮捕時点では名誉教授として紹介されています。
大分大学は調査委員会を設置し、事案の解明と再発防止に取り組む方針です。
一方、村上容疑者の名誉教授の称号が取り消されたという発表は確認できていません。
また、医師免許に関する処分についても、現時点で確認できる情報はありません。
逮捕されたことだけで、名誉教授の称号や医師免許が自動的に失われるわけではありません。
まとめ:村上和成容疑者のWiki経歴・学歴・家族構成と大分大学背任事件
村上和成容疑者は、広島大学医学部を卒業し、大分大学医学部で消化器内科学の教授などを務めていた68歳の医師です。
2024年3月に大学を退職し、名誉教授となっていました。
2026年10月27日、大学の職員に4583件分の病理組織標本を無償で作製させ、大学に約3428万円の損害を与えた疑いで逮捕されました。
今回の調査で確認できた主な内容は次のとおりです。
- 村上和成容疑者は68歳の医師で、大分大学医学部の元教授
- 現在の報道上の肩書は名誉教授
- 出身大学は広島大学医学部医学科で、1983年に卒業
- 1990年に大分医科大学大学院を修了し、医学博士号を取得
- 1996年にUCLAへ留学
- 2013年に大分大学医学部消化器内科学講座の教授に就任
- 大分大学医学部附属病院の副病院長なども歴任
- 専門分野は消化器内科学や消化器内視鏡など
- 出身高校や生年月日は未公表
- 妻や子供などの家族構成は未確認
- 過去の学会公式サイトに講演者の写真と経歴が掲載
- 2022年4月から2023年3月までの標本作製が逮捕容疑の対象
- 大学職員に4583件分の病理組織標本を作製させた疑い
- 大学に約3428万円の損害を与えたと警察はみている
- 医療法人の54歳の理事長との共謀が疑われている
- 村上容疑者は背任容疑を否認していると報道
- 医療法人から関連団体へ数百万円規模の入金があった
- 村上容疑者名義の個人口座など、複数口座への入金も報道
- ただし、入金が不正な報酬だったとは確定していない
- 2019年から正規の手続きを経ない標本作製が行われていた疑いもある
- 2026年10月28日に大分地検へ送検
- 10月31日時点で起訴や有罪判決は確認されていない
今回の事件では、長年にわたって大学医学部で診療・研究・教育に携わってきた元教授が、大学の設備と職員を利用した外部医療法人との取引をめぐり、背任の疑いで逮捕されました。
特に、10月30日に明らかになった複数口座への入金は、金銭の目的や大学への対価の支払い状況を調べるうえで重要な情報となっています。
ただし、村上和成容疑者は容疑を否認しており、背任罪で有罪と確定したわけではありません。
今後は、医療法人からの入金の目的、2019年以降の標本作製の実態、大学による内部調査、検察による起訴・不起訴の判断などが注目されます。

