
イラストレーター・VTuberのしぐれういさんと、ジュニアアパレルブランド「mezzo piano(メゾピアノ)」のコラボ企画が、発表からわずか2日で中止となりました。
2026年9月15日にグッズ販売とPOPUP SHOPの開催が発表されたものの、9月17日にナルミヤ・インターナショナルと企画運営のcolyが中止を告知しています。ナルミヤ・インターナショナルは理由を「諸般の事情」としています。
一方、しぐれういさん本人はXで、さまざまな意見に加えて、自身を含む関係者への「暴力行為を示唆する脅迫」もあり、安全を考慮して中止になったと説明しました。
今回のコラボをめぐっては、中止発表より前からSNSで批判や疑問の声が出ていました。その背景の一つとして挙げられているのが、しぐれういさんの代表曲『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』と、mezzo pianoの主なブランド層との組み合わせです。
「なぜ炎上したのか」「ロリ神レクイエムが直接の中止理由なのか」「脅迫とは何があったのか」など、しぐれうい×mezzo pianoのコラボ中止までの経緯を紹介します。
しぐれうい×mezzo pianoはなぜ炎上?コラボ中止までの経緯
しぐれうい×mezzo pianoをめぐる動きは、かなり短期間で進みました。
9月15日に正式発表された際には、描き下ろしイラストを使用したグッズ販売に加え、名古屋・東京・大阪でPOPUP SHOPを開催する予定でした。ところがSNSでは発表直後からコラボ相手の組み合わせを疑問視する声が出て、2日後の9月17日に企画そのものの中止が発表されています。
9月15日にmezzo pianoとのコラボを正式発表
株式会社colyは2026年9月15日、しぐれういさんとmezzo pianoのコラボを正式発表しました。
企画ではmezzo pianoの衣装を着用したしぐれういさんの描き下ろしイラストが制作され、アクリルスタンドなどのグッズを販売する予定でした。
POPUP SHOPの日程も具体的に決まっており、
- 名古屋PARCO:10月3日~10月12日
- SHIBUYA109渋谷店:10月15日~10月25日
- 心斎橋PARCO:10月17日~10月25日
というスケジュールが発表されていました。
入場整理券の申し込みまで始まっていたため、開催直前の企画ではなく、実施へ向けて具体的に準備が進んでいたことが分かります。
発表後にSNSでコラボへの批判や疑問の声
コラボ発表後、SNSでは「なぜこの組み合わせなのか」と疑問視する声が相次ぎました。
特に取り上げられたのが、しぐれういさんの代表曲『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』です。
主要報道でも、同楽曲が「ロリコン」を題材にした作品であることから、ジュニアアパレルブランドとのコラボを不適切だとする意見が出ていたと伝えられています。
ただし、この時点で企業側が「楽曲を問題視した」と発表したわけではありません。
SNS上で批判が出た背景の一つとして『ロリ神レクイエム』が挙げられていた、というのが確認できる範囲です。
9月17日に発表から2日で中止
9月17日、ナルミヤ・インターナショナルは公式サイトで『しぐれうい×mezzo piano』の中止を発表しました。
発表では、
2026年10月に開催を予定していた企画を「諸般の事情」により中止する
という内容が示され、詳しい事情には触れていません。
企画運営を担当するcolyも同日、中止を告知しています。オリコンも、coly側は具体的な理由を公表していないと報じています。
しぐれうい×mezzo pianoの中止理由は?本人は脅迫と安全面を説明
企業側の発表だけを見ると、中止理由は「諸般の事情」としか書かれていません。
しかしその後、しぐれういさん本人がXを更新し、中止に至った背景をもう少し具体的に明かしました。
本人の説明で特に大きいのが、関係者への暴力行為を示唆する脅迫があったという点です。
ナルミヤ・インターナショナルは「諸般の事情」と発表
mezzo pianoを展開するナルミヤ・インターナショナルの公式発表では、コラボ中止について「諸般の事情」とされています。
同社はブランドを応援している人へ謝罪していますが、SNSでの批判や『ロリ神レクイエム』、脅迫などを個別の理由として挙げてはいません。
そのため、企業の公式説明だけから「○○が原因で中止になった」と一つの出来事に絞ることはできません。
しぐれうい本人は「暴力行為を示唆する脅迫もあった」と説明
しぐれういさんは9月17日、中止のお知らせを引用しながら経緯を説明しました。
本人によると、コラボをめぐってさまざまな意見が寄せられたほか、しぐれういさん自身を含む関係者への暴力行為を示唆する脅迫もあったといいます。
そのうえで、安全を考慮してコラボ中止に至ったと説明しています。オリコンやインサイドも、この本人コメントを報じています。
つまり、中止について本人が明確に示した要因は「安全面」です。
しぐれういへの脅迫とは何があった?
「脅迫の具体的な内容は?」という点も気になるところですが、しぐれういさんは詳しい文面や対象者、送信方法などまでは公表していません。
本人が明かしているのは、「暴力行為を示唆する脅迫」があったというところまでです。
警察への相談や被害届、逮捕者などについても、9月17日夜時点で今回の中止に関連する公式発表は確認されていません。
そのため、ネット上に出ている個別の投稿を今回の脅迫そのものだと決めつけることはできません。
しぐれうい×メゾピアノの炎上理由はロリ神レクイエム?
コラボへの批判で最も多く名前が挙がったのが、『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』です。
2023年にMVが大きくヒットし、2024年6月にはVTuberのオリジナル楽曲として初めてYouTube1億回再生を突破した代表曲です。ユニバーサルミュージックの公式プロフィールにも、その実績が掲載されています。
一方、楽曲には「9歳のしぐれうい」というキャラクターや、ロリコンを題材にした強いネタ要素があります。
この作品イメージとmezzo pianoの顧客層を結び付け、違和感を訴える意見が出ました。
「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」はどんな曲?
『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』は、しぐれういさんが「9歳の姿」のキャラクターとして歌う楽曲です。
内容は、少女に近づこうとする「ロリコン」を肯定するというより、9歳のキャラクターがそうした相手を拒絶し、からかい、警察や逮捕などを絡めたブラックユーモアで描く構成になっています。
2023年にはMVが大きなブームとなり、ダンス動画なども数多く投稿されました。
そのため「ロリコンを題材にした作品」と「ロリコンを肯定する作品」をそのまま同じ意味として扱うと、楽曲の内容とはズレがあります。
なぜ女児向けブランドとの組み合わせが批判された?
mezzo pianoは、公式販売サイトで女の子向けの商品を展開しているジュニアアパレルブランドです。ナルミヤオンラインでも「GIRLS mezzo piano」として子ども服が販売されています。
一方、しぐれういさんには『ロリ神レクイエム』をきっかけに知った成人ファンも多くいます。
そのためSNSでは、
「女児向けブランドとのコラボとして適切なのか」
「POPUP SHOPに大人のファンが多数訪れることへの懸念はないのか」
といった声が出ました。
主要報道も、女児向け・ジュニア向けブランドとの組み合わせを疑問視する声があったことを伝えています。
一方で、しぐれういさん自身がイラストレーターとして女性や若い世代からも支持されていることから、コラボそのものを歓迎していたファンもいました。
SNS上では意見が分かれていた形です。
ロリ神レクイエムがコラボ中止の直接理由だった?
ここは今回の経緯で混同されやすい部分です。
『ロリ神レクイエム』を理由にコラボを批判する声が出ていたことは、複数の主要報道で確認できます。
しかし、ナルミヤ・インターナショナルやcolyが「ロリ神レクイエムが原因だったので中止した」と発表したわけではありません。
企業側はロリ神を中止理由として挙げていない
ナルミヤ・インターナショナルの中止発表は「諸般の事情」という説明にとどまっています。
coly側も具体的な中止理由を公表していません。
そのため、
「ロリ神レクイエムが問題になった」
→「企業がそれを不適切と判断した」
→「そのため中止した」
という一連の因果関係までは公式に確認されていません。
本人が説明したのは「様々な意見」と「脅迫」
しぐれういさん本人の説明では、「様々なご意見」と「暴力行為を示唆する脅迫」があったとされています。
そして、安全を考慮して中止になったと明かしています。
つまり、公開されている情報から見ると、
炎上・批判の背景の一つ=『ロリ神レクイエム』とブランド層の組み合わせ
中止について本人が明かした背景=さまざまな意見に加え、関係者への暴力行為を示唆する脅迫と安全面
という違いがあります。
「炎上理由」と「中止理由」が完全に同じだったとは、現在の発表からは分かっていません。
しぐれういとmezzo pianoはなぜコラボした?
そもそも、「なぜしぐれういさんとmezzo pianoがコラボしたの?」という疑問もあります。
9月15日のcolyによる発表では、今回を「夢のコラボ」と紹介し、しぐれういさんがmezzo pianoの衣装を着用した描き下ろしイラストを使った商品展開を予定していました。
一方、コラボ相手として選ばれた詳しい経緯や、企画開始時期などは公表されていません。
mezzo pianoの衣装を着た描き下ろしグッズを販売予定だった
今回予定されていたのは、しぐれういさんがmezzo pianoの世界観を取り入れた衣装を着るコラボです。
当初の発表では、新規描き下ろしを使用したグッズをPOPUP SHOPで先行販売すると案内されていました。
そのため、mezzo piano本来の子ども服そのものをしぐれういさんのファン向けに大量販売するというより、ブランドデザインとVTuber・イラストレーターを組み合わせたキャラクターグッズ企画という側面もありました。
名古屋・東京・大阪のPOPUP SHOPもすべて中止
予定されていたPOPUP SHOPは名古屋PARCO、SHIBUYA109渋谷店、心斎橋PARCOの3会場でした。
すでに特設ページや入場整理券の案内も公開されていましたが、企画自体の中止に伴い開催されないことになりました。
9月15日の発表からわずか2日後だったため、楽しみにしていたファンからも驚きの声が出ています。
しぐれういは今回の炎上について謝罪した?
しぐれういさんは9月17日のX投稿で、中止の経緯を説明するとともに、来場を検討していた人への謝罪を伝えています。
一方で、「コラボしたこと自体が不適切だった」と認めたり、『ロリ神レクイエム』について謝罪したりしたわけではありません。
来場予定者に急な中止を謝罪
本人は、急な連絡になったことや心配をかけることになったとして、来場予定だった人に謝罪しています。
企業側も同様に、企画中止について来場を予定していた人へ謝罪しました。
今回のコメントは、SNSで出た批判一つ一つに反論する内容ではなく、中止と安全面について説明する形になっています。
しぐれうい×mezzo pianoの中止理由は安全面!炎上との違いを確認
しぐれうい×mezzo pianoは2026年9月15日に正式発表され、名古屋・東京・大阪で10月にPOPUP SHOPを開催する予定でした。
しかしSNSでは、『粛聖!! ロリ神レクイエム☆』を代表曲に持つしぐれういさんと、ジュニアアパレルブランドmezzo pianoとの組み合わせについて批判や疑問の声が出ました。
そして9月17日、ナルミヤ・インターナショナルとcolyが企画中止を発表。
企業側は「諸般の事情」としていますが、しぐれういさん本人は、自身を含む関係者への暴力行為を示唆する脅迫があり、安全を考慮して中止になったと明かしています。
そのため現時点では、『ロリ神レクイエム』をめぐる批判が炎上の背景にあったことと、本人が明かした安全面での中止理由は分けて考えることができます。
企業側から「ロリ神が原因で中止した」という発表は出ていません。
一方、本人が脅迫の存在まで明らかにしていることから、少なくとも企画を続けるうえで関係者や来場者の安全が大きな問題になっていたことは確認できます。
発表からわずか2日で中止となった今回のコラボ。今後、企業側から追加説明が出るのかについても注目されます。

