
読売ジャイアンツの2027年新体制を巡り、元監督の高橋由伸氏がヘッドコーチとして「松井内閣」に入閣する可能性が高まっています。
2026年10月24日の日刊スポーツは、巨人が高橋由伸氏に来季のヘッドコーチ就任を要請していると報道。スポニチも高橋氏のヘッドコーチ入閣が有力と伝え、スポーツ報知は「ヘッド格のコーチ」の有力候補と報じています。
前日の10月23日、巨人の新監督に就任した松井秀喜氏は組閣について「現時点で1人だけ声をかけております」と明らかにしていました。複数のスポーツ紙は、その人物が高橋由伸氏とみられると伝えています。
ただし、2026年10月24日午前時点では、高橋氏が要請を正式に受諾したという巨人球団の発表は確認されていません。
つまり、「高橋由伸ヘッドコーチ決定」と断定する段階ではなく、「就任要請を受け、入閣が有力になっている」という状況です。
では、なぜ監督経験のある高橋由伸氏がヘッドコーチ候補なのでしょうか。松井秀喜新監督との関係、過去の監督成績、巨人復帰の理由、2027年のコーチ陣まで見ていきます。
高橋由伸のヘッドコーチ就任は決定?2026年10月24日の最新状況
結論からいうと、2026年10月24日午前時点で、高橋由伸氏のヘッドコーチ就任は球団から正式発表されていません。
一方で、日刊スポーツは「就任要請」、スポニチは「ヘッドで入閣へ」、スポーツ報知は「ヘッド格コーチ有力」と報じています。複数媒体が同じタイミングで高橋氏の名前を報じているため、2027年の巨人首脳陣入りが現実味を帯びているのは確かです。
巨人が高橋由伸へヘッドコーチ就任を要請
日刊スポーツによると、巨人は10月23日までに高橋由伸氏へ来季のヘッドコーチ就任を要請しました。
高橋氏が受諾すれば、2018年シーズン限りで監督を退任して以来、2027年に現場へ戻ることになります。
高橋氏は監督退任後、野球解説者や評論家として巨人を見続けてきました。慶應義塾大学の紹介では、野球評論家・解説者のほか、巨人球団特別顧問なども務めています。
そのため「球団と完全に無関係だった人物が戻る」というより、一軍首脳陣として現場復帰する形と考えた方が分かりやすいでしょう。
高橋由伸は就任要請を受諾した?
高橋氏本人が「ヘッドコーチを引き受けます」と表明したとの情報は、10月24日午前時点では確認できません。
日刊スポーツも「高橋氏が要請を受諾すれば」と記しており、正式受諾済みとはしていません。
スポニチは「入閣することが有力」、スポーツ報知は「ヘッド格のコーチの有力候補」という表現です。
したがって現時点では、「高橋由伸ヘッドコーチ就任決定」ではなく「就任要請・入閣有力」とするのが報道内容に沿っています。
松井秀喜が「1人だけ声をかけた」人物は高橋由伸?
松井秀喜新監督は10月23日の就任会見で、2027年のコーチ人事について、すでに1人へ声をかけていることを明かしました。
その人物の名前は会見で明かしていませんでしたが、翌24日になって複数紙が高橋由伸氏への就任要請を報道しています。
複数紙が高橋由伸氏だとみて報道
日刊スポーツは、高橋氏へのヘッドコーチ就任要請を報じた記事で、松井監督の「1人だけ声をかけている」という発言を紹介しています。
スポーツ報知も、松井監督が声をかけた1人について「その一人が由伸氏とみられる」と報じました。
スポニチも、高橋氏がヘッドコーチとして入閣することが有力になったと伝えています。
このため、前日に大きな話題となった「松井秀喜が声をかけた1人」は高橋由伸氏である可能性が高まっています。
ただし、松井監督本人や巨人球団が「その1人は高橋由伸氏です」と公式に明言したわけではありません。
高橋由伸はなぜヘッドコーチに?巨人が求める理由
高橋由伸氏は、2016年から2018年まで巨人の一軍監督を務めた人物です。
監督経験者をヘッドコーチへ迎えるのは一般的な人事とは言いにくいものの、今回の松井秀喜新監督を支える人物としては、高橋氏の経験が大きな意味を持ちそうです。
理由①松井秀喜には一軍監督経験がない
松井秀喜新監督は、ヤンキースで若手指導に携わり、巨人でも臨時コーチを務めてきましたが、一軍監督としてシーズンを戦った経験はありません。
その一方、高橋由伸氏は2016年から3年間、巨人の一軍監督として143試合の長いペナントレース、選手起用、報道対応、首脳陣との連携などを経験しています。
日刊スポーツも、アメリカ生活が長く監督経験のない松井新監督にとって、監督業を熟知した高橋氏が相談役になることは大きいと伝えています。
監督経験者が「参謀」に入れば、松井監督が判断に迷った場面でも経験に基づく意見を聞ける体制になります。
理由②現在の巨人選手を指導した経験がある
高橋氏の監督時代に在籍し、2026年現在も巨人でプレーしている選手がいます。
日刊スポーツは坂本勇人選手、吉川尚輝選手、大城卓三選手、中川皓太投手、小林誠司選手らを挙げ、高橋氏がすでに選手の特徴や巨人という組織を知っている点を指摘しています。
松井監督は長期間アメリカを拠点としてきました。
チーム内部を知る高橋氏が隣にいれば、選手との橋渡し役も担いやすくなります。
理由③元監督だからこそ松井秀喜を支えられる
監督は采配だけでなく、選手への説明、コーチ間の意見調整、フロントとのやり取りなど多くの判断を求められます。
高橋氏は結果が出なかった時の厳しい状況も含め、巨人監督を3年間経験しました。
監督の立場で何が負担になるのかを知っている点は、松井監督を支えるヘッドコーチとして独特の強みになります。
2025年から阪神でも元監督の和田豊氏がヘッドコーチを務めており、元監督が別の監督を参謀として支える人事自体は例があります。
高橋由伸と松井秀喜の関係は?現役時代に5年間共闘
松井秀喜監督と高橋由伸氏は、単に「巨人OB」というだけの関係ではありません。
高橋氏が1998年に入団してから、松井氏が2002年オフにヤンキースへ移籍するまで5年間、同じ巨人打線の中心として戦いました。
高橋由伸は1998年にドラフト1位で巨人入り
高橋由伸氏は1975年4月3日生まれ。
桐蔭学園高校から慶應義塾大学へ進み、1997年ドラフト1位で巨人から指名され、1998年にプロ入りしました。NPB公式にも桐蔭学園高―慶応大、1997年ドラフト1位と記載されています。
ルーキーイヤーから126試合に出場し、打率.300、19本塁打、75打点を記録しました。
当時すでに巨人の4番として活躍していた松井秀喜氏とともに、チームの中心打者となっていきます。
2000年・2002年には2人で日本一
松井氏と高橋氏が同じチームでプレーした1998年から2002年の間、巨人は2000年と2002年に日本一になりました。
スポニチも、高橋氏の入閣報道で2人が5年間ともに主軸を務め、2度の日本一へ貢献したことを紹介しています。
2002年オフに松井氏がヤンキースへ移籍した際、高橋氏はその後の巨人打線を支える中心選手の一人となりました。
2025年には「監督2人制?」と冗談
2025年8月には、松井氏と高橋氏が「週刊ベースボール」創刊4000号記念トークショーで共演しています。
松井氏が巨人の将来について話す中、高橋氏へ「我々ほぼ年が一緒。どうする?監督2人制?」と冗談交じりに投げかける場面がありました。
高橋氏も、将来そのような機会が来れば、できることは手伝いたいという趣旨で応じています。
当時は笑いを誘った「再タッグ」が、約1年後に監督とヘッドコーチという形で現実味を帯びたことになります。
日刊スポーツは今回の再共闘を「TMレボリューション」再結成と表現しています。
2016年には松井秀喜が高橋由伸監督をサポート
2人の立場が逆だった時期もあります。
高橋由伸氏が巨人監督へ就任した2016年春、松井秀喜氏は巨人キャンプを臨時コーチとして訪れ、高橋監督をサポートしました。
松井秀喜が坂本勇人らを打撃指導
日刊スポーツによると、松井氏は2016年2月の春季キャンプで坂本勇人選手らへ打撃の助言を送り、高橋監督の力になれればうれしいという思いを示していました。
そして2027年に高橋氏がヘッドコーチへ就任すれば、今度は高橋氏が新米監督である松井氏を支える立場になります。
約11年前とは立場が入れ替わった形です。
高橋由伸の監督時代の成績は?3年間で優勝なし
高橋由伸氏は2015年限りで現役を引退し、そのまま2016年から巨人第18代監督へ就任しました。
指導者経験をほとんど積まないまま、一軍監督へ就任する異例のスタートでした。
2016年はセ・リーグ2位
NPB公式によると、監督1年目の2016年は71勝69敗3分け、勝率.507でセ・リーグ2位でした。
広島に17.5ゲーム差をつけられ、リーグ優勝には届きませんでした。
2017年は4位でCS進出を逃す
2017年は72勝68敗3分け、勝率.514。
勝ち越しながら4位となり、CS進出を逃しました。
2018年は3位もシーズン後に辞任
2018年は67勝71敗5分け、勝率.486で3位。
3年間の通算は210勝208敗11分けとなり、リーグ優勝と日本一には届きませんでした。
高橋氏は3年間優勝争いに十分加われなかったことを重く受け止め、自ら辞意を伝えています。当時の会見でも、勝敗について責任を取る考えを説明しました。
高橋由伸はなぜ2018年に巨人監督を辞任した?
高橋由伸氏が2018年限りで退任した直接的な理由は、3年間でリーグ優勝できなかったことへの責任でした。
高橋氏自身、優勝争いへ加われなかったことや、勝敗の責任は監督が負うものだという考えを語っています。
当時の山口寿一オーナーは、球団側も監督へ十分なバックアップができなかったと認めています。
今回ヘッドコーチとして復帰すれば、当時とは違って自らが最終決定を下す監督ではなく、松井監督を支える立場です。
監督時代の成功だけでなく、苦しい経験も2027年のチーム運営に生かせる可能性があります。
高橋由伸がヘッドコーチならどんな役割を担う?
ヘッドコーチは、監督に最も近い位置でチーム全体を見る役職です。
ただし、2027年の高橋氏について具体的な担当範囲は、正式就任自体がまだ発表されていないため決まっていません。
松井秀喜新監督の相談役
報道でまず期待されているのは「相談役」です。
高橋氏は巨人一筋で現役生活を送り、一軍監督まで経験しました。
一方の松井監督は巨人を離れて以降、長く米国を拠点として活動しています。
日刊スポーツも、高橋氏がチームと監督業を知る存在として、松井監督にとって重要なサポート役になると伝えています。
現役選手との橋渡し
坂本勇人選手ら高橋監督時代を知る選手も残っています。
選手側から見ても、一度監督として接した人物がヘッドコーチとして入れば、新監督との間をつなぐ存在になり得ます。
若手中心の新体制だけでなく、ベテラン選手とのコミュニケーションもヘッドコーチに求められる仕事の一つになりそうです。
2027年巨人のコーチ陣はどうなる?新体制はまだ未発表
高橋由伸氏の名前が最初に報じられましたが、2027年の巨人コーチ陣全体はまだ決まっていません。
松井監督も10月23日の会見で、1人には声をかけている一方、それ以外は球団と話し合って決めると説明しています。
投手コーチ・打撃コーチなどは今後決定
現時点では、新体制の投手コーチ、打撃コーチ、バッテリーコーチ、守備走塁コーチなどの正式な顔ぶれは発表されていません。
松井監督は10月30日からチームの指揮を開始する予定のため、それまでの期間も組閣作業が大きなテーマになります。
高橋氏の正式受諾が発表されれば、松井監督が最初に選んだ参謀が明らかになり、そこから残る首脳陣の方向も見えやすくなります。
高橋由伸ヘッドコーチ就任は要請段階!松井秀喜との再タッグが有力に
2026年10月24日、巨人が元監督の高橋由伸氏に2027年シーズンのヘッドコーチ就任を要請していることが報じられました。
スポニチはヘッドコーチ入閣が有力、スポーツ報知もヘッド格コーチの有力候補と伝えています。
ただし、現時点では高橋氏本人の正式な受諾や、巨人球団によるヘッドコーチ就任発表は確認されていません。
松井秀喜新監督が就任会見で明かした「1人だけ声をかけている」という人物についても、高橋氏だとみられるとの報道が相次いでいますが、松井監督本人が名前を明かしたわけではありません。
松井氏と高橋氏は1998年から2002年まで5年間、巨人の主軸として共闘し、2000年と2002年に日本一を経験しました。
さらに2025年のトークショーでは、松井氏が「監督2人制?」と高橋氏へ冗談を飛ばし、高橋氏も将来できることがあれば手伝うという趣旨で応じていました。
高橋氏には2016年から2018年まで巨人監督を務めた経験があります。
監督経験のない松井秀喜新監督と、巨人の監督として成功と苦労の両方を知る高橋由伸氏。
正式にヘッドコーチ就任が決まれば、2027年の「松井巨人」を支える中心的な人事となることは間違いありません。

