
巨人の松井秀喜新監督誕生を受け、2027年のコーチ陣に誰が入るのか注目が集まっています。
その中で名前が挙がっている一人が、元巨人のエースでメジャーリーグでも活躍した上原浩治氏です。
上原氏は2026年10月20日、自身のYouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」で巨人の監督・コーチ人事に触れ、2019年の現役引退後、巨人からコーチや臨時コーチの話が一度もないという趣旨の発言をしています。10月24日の報道でも、この発言が改めて取り上げられました。
そのため、「上原浩治はなぜ巨人のコーチに呼ばれない?」「球団と確執がある?」「松井秀喜監督なら入閣する?」と気になる人が増えています。
ただし、巨人が上原氏を呼ばない理由について、球団や上原氏本人が「これが原因」と説明した事実はありません。
2026年10月24日時点でも、上原氏への2027年コーチ就任オファーや入閣決定は確認されていません。
上原浩治氏がこれまで巨人のコーチに就任していない理由として考えられている事情と、確執説の根拠、高橋由伸氏や松井秀喜監督との関係、今後の入閣可能性について紹介します。
上原浩治はなぜ巨人のコーチに呼ばれない?本人が「一度もない」と発言
上原浩治氏は2019年に現役を引退しました。
しかし、それから2026年まで巨人の一軍、二軍を含めて常勤コーチに就任したことはありません。
さらに本人によると、引退後は臨時コーチを含めても巨人から声がかかったことがないといいます。
上原浩治がYouTubeで「俺の名前ないんだよな」
2026年10月20日に公開された「上原浩治の雑談魂」で、上原氏は巨人の指導者候補について自身の名前が出てこないことに言及しました。
その中で、引退してからコーチなどの話は一切なく、臨時コーチの依頼もないという趣旨で話しています。
発言は冗談を交えたもので、球団への強い批判という雰囲気ではありません。
ただ、1999年に巨人へ入団し、ルーキーイヤーに20勝を挙げた元エースであることを考えると、「なぜ指導者として一度も呼ばれていないのか」という疑問が生まれるのも分かります。
高橋尚成には臨時コーチ経験があることにも言及
上原氏は同じ動画の中で、高橋尚成氏には臨時コーチの機会があったのに、自分にはないという趣旨の発言もしています。
上原氏、高橋尚成氏、高橋由伸氏はいずれも1975年生まれ。
現役時代から交流があり、引退後も3人で集まる様子が公開されています。2025年にも上原氏が高橋由伸氏、高橋尚成氏との3ショットを投稿しています。
同世代のOBが指導者として球団に関わる中、上原氏が常勤コーチ経験ゼロであることが今回改めて注目された形です。
上原浩治が巨人コーチに呼ばれない理由は何?
最も知りたいのは「なぜ上原浩治氏にはオファーがないのか」という点でしょう。
しかし、巨人球団が理由を公表したことはありません。
そのため、以下は確認されている事実をもとに考えられる背景であり、「この理由で呼ばれていない」と断定できるものではありません。
理由①引退直後は指導者になる姿勢が強くなかった
上原氏は引退後すぐから「何としても巨人のコーチになりたい」と発信していたわけではありません。
2020年には、自分が今後巨人のユニホームを着る可能性について低いと受け取れる発言をしたことも報じられています。
一方で、同時期には「自分が指導者になったら」という前提で投手育成についても具体的に語っています。
PRESIDENT Onlineのインタビューでは、もし指導者になれば選手にはかなり練習させると思うとして、走り込みや投げ込みを重視する考えを明かしていました。
つまり、野球指導そのものに関心がなかったわけではありませんが、引退直後からNPBのコーチ就任を積極的に求めていたかは別の話です。
理由②上原浩治にはプロ球団でのコーチ経験がない
2026年10月時点で、上原浩治氏にはNPBやMLB球団で常勤コーチを務めた経験がありません。
引退後は野球評論家、解説者、YouTubeなどを中心に活動しています。
現役時代の実績は申し分ありませんが、「名選手だったこと」と「プロ野球のコーチとして適任か」は球団側にとって別の判断になります。
松井秀喜新監督も10月23日の会見後、コーチ人事について現役時代に親しかった人物を集めるのではなく、巨人への思いと指導者としての能力を重視する考えを示しています。
その方針で考えると、上原氏の知名度や実績だけで入閣が決まるわけではありません。
理由③現在の投手コーチ陣との兼ね合い
2026年の巨人では、杉内俊哉氏が一軍投手チーフコーチ、内海哲也氏が一軍投手コーチを務めています。NPB公式の2026年度コーチ一覧でも両氏が登録されています。
上原氏を投手コーチとして招聘する場合、
- 杉内俊哉コーチ
- 内海哲也コーチ
- 二軍・三軍投手コーチ
- 2027年の投手育成方針
との役割分担を決めることになります。
2027年に杉内氏や内海氏が残留するかについて、10月24日時点で巨人から新体制の正式発表はありません。
そのため、「上原浩治を呼ばない」というより、まだ松井新監督の組閣そのものが完成していない段階です。
理由④上原浩治の指導方針と球団方針の相性も未知数
上原氏は現役時代、投げ込みや走り込みを重視してきました。
2020年のインタビューでも、自分が指導者になれば走り込みや投げ込みをさせるとしており、練習量を重視する考えを語っています。
「質より量」という言葉だけが独り歩きしやすいのですが、上原氏は単純な根性論だけを主張しているわけではありません。
米国ではチーム練習が短くても、選手個人はかなり練習していることにも触れています。
実際にコーチとなった場合、2027年の巨人が進める育成方針とどう組み合わせるのかは興味深いところです。
上原浩治と巨人に確執・不仲はある?
「上原浩治がコーチに呼ばれない=巨人と不仲なのでは?」と考える人もいるようです。
しかし、2026年10月時点で、巨人球団と上原氏が現在も深刻な確執状態にあると確認できる事実はありません。
むしろ、過去には一度FAで離れた後、2018年に巨人へ復帰しています。
2008年オフにFAでメジャー挑戦
上原氏は1999年から2008年まで巨人でプレーした後、FA権を行使してメジャーリーグへ挑戦しました。
その後はオリオールズ、レンジャーズ、レッドソックス、カブスでプレー。
2013年にはレッドソックスのクローザーとしてワールドシリーズ制覇に貢献しました。
「巨人から自ら出てメジャーへ行った」という経緯から球団との距離を指摘する記事もありますが、それだけで現在も確執が続いているとは言えません。
2018年には巨人が再び上原浩治と契約
大きなポイントは、上原氏が2018年に巨人へ復帰していることです。
巨人は2018年3月9日、カブスからFAとなっていた上原氏との契約を正式発表しました。10年ぶりの古巣復帰で、背番号は「11」でした。
本当に修復不可能な確執があったのであれば、この復帰は考えにくいでしょう。
復帰会見でも上原氏は、チームの勝利と優勝に貢献したいと話していました。
「過去に球団との考え方の違いが一切なかった」とまでは言えませんが、「巨人と完全に不仲だからコーチに呼ばれない」とする根拠も確認されていません。
上原浩治と阿部慎之助に不仲はある?
上原浩治氏と阿部慎之助氏も、巨人黄金期をともに戦った間柄です。
現役時代には上原氏が投手、阿部氏が捕手としてバッテリーを組んできました。
上原氏は評論家となった後、巨人の采配や投手起用に対して厳しい意見を述べることもありました。
ただし、野球評論として采配へ意見することと、阿部慎之助氏本人との不仲は別問題です。
2026年10月時点で、「阿部氏との確執が原因で巨人からコーチの話が来なかった」と裏付ける本人・球団発言は確認できません。
上原浩治と松井秀喜の関係は?巨人で4年間共闘
松井秀喜新監督と上原浩治氏は、巨人時代のチームメートです。
上原氏がルーキーとして入団した1999年から、松井氏がヤンキースへ移籍する2002年まで4年間同じユニホームを着ました。
1999年は松井が42本塁打・上原が20勝
1999年は、2人が投打の中心として活躍したシーズンでした。
NPB公式によると、ルーキー上原氏は25試合に登板して20勝4敗、防御率2.09、179奪三振。
最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の各部門でリーグトップとなり、新人王にも選ばれています。
同年、松井氏は42本塁打を記録。
若い4番と新人エースという形で、巨人の投打を支えていました。
2000年と2002年にともに日本一
松井氏と上原氏は2000年、2002年の日本一もともに経験しています。
上原氏が2019年に松井氏とニューヨークで再会した際にも、巨人で4年間ともにプレーし、2000年と2002年の日本一を経験した関係として紹介されています。
そのため、松井監督のコーチ陣として上原氏を期待する声が出ること自体は不思議ではありません。
松井秀喜監督は上原浩治へコーチ就任をオファーした?
2026年10月24日時点で、松井秀喜監督が上原浩治氏へコーチ就任を打診したとの正式発表や主要報道は確認できません。
松井監督は10月23日の就任会見で、「現時点で1人だけ声をかけている」と明らかにしました。
当初は上原氏の名前もファンの予想として挙がりましたが、翌24日には巨人が高橋由伸氏へヘッドコーチ就任を要請していることが報じられています。
「声をかけた1人」は高橋由伸とみられている
日刊スポーツは10月24日、高橋由伸氏へのヘッドコーチ就任要請を報道。
松井監督が前日に明かした「1人だけ声をかけている」という発言とあわせて報じています。
そのため、最初に声をかけた人物は高橋氏である可能性が高まっています。
少なくとも現時点では、「松井秀喜監督が最初に声をかけたのは上原浩治氏」と確認できる状況ではありません。
上原浩治の巨人コーチ就任の可能性はある?
最初の1人が高橋由伸氏だったとしても、上原浩治氏の2027年巨人入閣がなくなったわけではありません。
松井監督自身、「1人以外はまだ何も決まっていない」と説明しています。
上原浩治自身はコーチ要請に前向きな発言
注目したいのは、2026年10月20日の上原氏本人の発言です。
高橋由伸氏が監督になって自分へコーチを頼んできたらどうするかという話題に対し、冗談を交えながらも引き受ける余地があることを示しています。
少なくとも「今後一切プロ野球の指導者になる気はない」という状態ではなさそうです。
松井監督から正式に打診された場合に上原氏がどう判断するのかは、まだ分かっていません。
高橋尚成は「断る理由がない」と発言
高橋尚成氏も松井監督就任を受け、テレビ番組でコーチの打診が来た場合について「断る理由がない」と発言しています。
さらに高橋尚成氏は以前から、松井監督が誕生した場合の投手コーチ候補として上原氏の名前を挙げていました。
ただし、これは高橋尚成氏による組閣予想であり、巨人球団の人事情報ではありません。
高橋由伸と上原浩治の関係は?同じ誕生日の盟友
もし高橋由伸氏のヘッドコーチ就任が実現すれば、上原浩治氏の名前がさらに注目される可能性があります。
高橋氏と上原氏は、ともに1975年4月3日生まれ。
巨人時代から親しく、上原氏が2018年にメジャーから巨人へ復帰した際は、高橋氏が監督を務めていました。
高橋由伸監督は上原に臨時コーチを打診した過去も
興味深いのは、上原氏がまだメジャーで現役だった2016年です。
当時巨人監督だった高橋由伸氏は、翌年の春季キャンプに上原氏を臨時コーチとして招きたい意向を明かしていました。
上原氏も完全に拒否したわけではなく、自身の所属先が決まっていないことなどから回答を保留しています。
つまり、「巨人から上原浩治に臨時コーチの話が一度もなかった」というのは、上原氏が話しているように「2019年の引退後」に限った話です。
現役時代には、高橋由伸監督から臨時コーチとしてのラブコールを受けたことがあります。
2018年には監督と選手として共闘
上原氏が2018年に巨人へ復帰すると、高橋由伸監督の下でプレーしました。
高橋氏は上原氏の引退時にも、大学4年時の日本代表で初めて出会い、巨人入団後に親しくなったことや、毎年のように一緒に食事をしていたことを明かしています。
高橋由伸ヘッドコーチが正式に決まった場合、この関係性から「上原氏にも声をかけるのでは」と考えるファンが増える可能性はあります。
しかし、人事として打診された事実はまだありません。
上原浩治が投手コーチになったら指導方針はどうなる?
上原氏には常勤コーチ経験がありませんが、野球理論については引退後も積極的に発信しています。
特に特徴的なのが、投手の練習量に対する考え方です。
走り込み・投げ込みを重視
上原氏は2020年のインタビューで、自分が指導者になれば選手にかなり練習させるだろうと語っています。
具体的には、走り込みや投げ込みをさせる指導者になるという考えです。
古田敦也氏のYouTubeに出演した際にも、投げ込みと走り込みに賛成する理由を自身の経験から説明しています。
メジャー経験者だから「短時間・効率重視だけ」というわけではなく、必要な反復量を重視するタイプであることが分かります。
先発には長いイニングを求める可能性
2026年10月24日の週刊女性PRIMEは、上原氏が今季の巨人投手陣に対し、先発投手にはもっと投球回を増やしてほしいという趣旨の考えを持っていると報じています。
ただし、「上原投手コーチになれば必ず先発を長く投げさせる」と決まったわけではありません。
実際、上原氏は評論家時代に原辰徳監督のマシンガン継投を試合状況によっては肯定的に評価したこともあります。
固定的な采配論というより、その時の投手陣や試合状況によって考えるタイプと見る方が合いそうです。
上原浩治は将来の巨人監督候補?
上原氏は現役時代、巨人のエースとして圧倒的な実績を残しました。
1999年は20勝4敗、防御率2.09、179奪三振。最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の4部門でトップとなり、新人王も獲得しました。
さらに2002年にも17勝を挙げるなど、巨人を代表する投手として活躍。
メジャーでもワールドシリーズ制覇を経験し、先発・中継ぎ・抑えをすべて経験しています。
こうした実績から監督候補として名前が挙がることもありますが、現時点で巨人が上原氏へ監督就任を正式に要請した事実はありません。
まずコーチとしてNPBの現場へ戻るのかも含めて、今後の選択が注目されます。
巨人2027年コーチ陣はどうなる?松井秀喜監督の組閣はこれから
巨人は2026年10月23日、松井秀喜氏の新監督就任を正式発表しました。
契約期間は3年、背番号は「90」で、10月30日からチームの指揮を開始します。
しかし、2027年のコーチ陣はまだ正式発表されていません。
高橋由伸はヘッドコーチ就任要請
10月24日には、高橋由伸氏にヘッドコーチ就任を要請していることが報じられました。
高橋氏が要請を受諾すれば、松井新監督を支える中心人物になるとみられます。
一方、上原浩治氏、高橋尚成氏らについて正式な就任要請は確認されていません。
内海哲也・杉内俊哉の2027年去就は正式発表待ち
2026年シーズンは杉内俊哉氏が投手チーフコーチ、内海哲也氏が投手コーチを務めました。
一部報道では両氏の残留が見込まれるとの見方も出ていますが、10月24日時点で松井新体制の正式な投手コーチ陣は発表されていません。
上原氏を加える場合は、現在のコーチ陣を残したうえで役割を増やすのか、配置転換するのかもポイントになります。
上原浩治が巨人コーチに呼ばれない理由と松井内閣入りの現在地
上原浩治氏は2026年10月20日、自身のYouTubeで、2019年の現役引退後に巨人からコーチや臨時コーチの話が一度もないという趣旨の発言をしました。
ただし、なぜ上原氏へオファーがなかったのかについて、巨人球団は理由を公表していません。
ネット上では、
- FAで巨人を離れた過去
- 球団との距離感
- 巨人への厳しい評論
- 指導者経験がないこと
- 現在の投手コーチ陣との兼ね合い
などが理由として語られますが、いずれも「これが原因」と確認されたものではありません。
特に「巨人と深刻な確執がある」という見方については、2018年に巨人が上原氏を再び選手として獲得している事実があります。
松井秀喜新監督とも1999年から2002年まで巨人で共闘し、2000年と2002年の日本一を経験しました。
そして2026年10月23日に松井監督が明かした「最初に声をかけた1人」は、翌日の報道から高橋由伸氏である可能性が高まっています。
上原氏への正式なコーチ就任オファーは、10月24日時点で確認されていません。
一方、本人は最近の発言で、依頼があれば指導者になる余地があることを冗談を交えて示しています。
「呼ばれない=不仲」と結論付ける段階ではなく、高橋由伸氏を含む2027年新体制がどこまで固まり、松井監督が投手部門を誰に託すのかが次の注目点です。

