
大分県竹田市は2026年10月21日、市長部局に所属する50代男性の課長級職員が、庁内ネットワークへ不正アクセスし、個人情報を含むデータを取得していたと発表しました。
男性職員は2018年ごろから他課のアカウントとパスワードを使用し、業務とは関係なくデータを取得していたとされています。
さらに、公用パソコンやハードディスクを無断で自宅へ持ち帰っていました。
竹田市は10月20日付で男性職員を停職6か月とし、課長級から課長補佐級へ降任しました。
主な内容は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 職員 | 市長部局の50代男性 |
| 役職 | 処分前は課長級 |
| 不正アクセス開始 | 2018年ごろ |
| 取得情報 | 約6万件 |
| 内訳 | 市民約5万件、職員約1万件と報道 |
| 発覚 | 2026年1月8日 |
| 処分 | 停職6か月+降任 |
| 外部流出 | 現時点で確認されず |
| 逮捕・起訴 | 確認されず |
50代課長は誰?名前・顔画像・所属部署は?
2026年10月26日時点で、竹田市は男性職員の氏名・顔画像・具体的な所属部署を公表していません。
分かっているのは、
市長部局に所属する50代男性の課長級職員
ということまでです。
本人が「総務課の人事担当をしてみたかった」と話しているとの報道がありますが、本人が総務課に所属していたという意味ではありません。
ネット上の職員名簿などから人物を推測することは避ける必要があります。
約6万件の個人情報とは?
大分朝日放送によると、取得された約6万件の内訳は、
市民に関する情報:約5万件
市職員に関する情報:約1万件
です。
市職員については人事情報が含まれていました。
一方、市民情報の詳細については、警察がパソコンやハードディスクを押収していることもあり、市側でも十分確認できていないとされています。
なお、「約6万件」はデータ件数であり、6万人分と確認されたわけではありません。
2018年ごろから約8年間不正アクセス
竹田市によると、男性職員は2018年ごろから他部署のアカウントとパスワードを利用して庁内ネットワークへアクセスしていました。
2026年1月に発覚するまで、約8年間続いていた可能性があります。
ただし、
アカウントをどう入手したのか
何回アクセスしたのか
いつ6万件を取得したのか
などの詳細は公表されていません。
動機は「人事情報に興味があった」
男性職員は市の聞き取りに、
「人事に興味があり、職員の情報を集めたかった」
という趣旨の説明をしています。
さらに「総務課の人事担当をしてみたかった」とも話したと報じられています。
一方、市民約5万件の情報まで取得していた理由は明らかになっていません。
公用PCなど25台を自宅へ持ち帰った?
男性職員は公用パソコンやハードディスクも無断で自宅へ持ち帰っていました。
竹田市の公式資料では「複数台」としていますが、OBS大分放送は、公用パソコンなど25台を持ち帰っていたと報じています。
そのため、
竹田市公式:複数台
報道:25台
と分けて確認する必要があります。
不正アクセスはどう発覚した?
問題が発覚したのは2026年1月8日です。
竹田市が管理するネットワーク対応ハードディスクへの不正アクセスを検知し、内部調査を開始しました。
その後の流れは次の通りです。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 1月8日 | 不正アクセス発覚 |
| 1月20日 | 竹田警察署へ相談 |
| その後 | 警察が自宅から公用PCなどを押収 |
| 5月 | 市が被害届を提出したと報道 |
| 10月20日 | 停職6か月・降任処分 |
| 10月21日 | 竹田市が公表 |
発覚から公表まで約9か月かかった理由について、市は警察の捜査への影響を考慮したと説明しています。
停職6か月と課長補佐級への降任
竹田市は男性職員を停職6か月としました。
さらに、課長級から課長補佐級へ降任しています。
市は、法令違反や職務上の義務違反、公務員としてふさわしくない非行に該当すると判断しました。
また、情報管理責任者など計5人についても、文書訓告や厳重注意などの措置を行っています。
約8年間にわたって不正アクセスや機器の持ち出しを防げなかったため、管理体制にも課題があったとみられます。
個人情報の外部流出は確認されている?
竹田市は2026年10月26日時点で、外部への情報流出は確認されていないとしています。
今回確認されたのは、男性職員が業務目的以外でデータを取得していたことです。
第三者へ送信したり、インターネット上へ公開したりした事実は確認されていません。
そのため、
「約6万件を不正取得」
と
「約6万件が外部流出」
は分けて考える必要があります。
50代課長は逮捕された?
2026年10月26日時点で、男性職員が今回の問題で逮捕・起訴されたとの発表は確認できません。
竹田市は警察へ相談し、被害届も提出しています。
警察は男性職員の自宅から公用パソコンやハードディスクを押収しており、今後も不正アクセスの方法や取得データなどについて捜査が進むとみられます。
被害届が提出されたことだけで、逮捕や起訴が決まったわけではありません。
土居昌弘市長が謝罪!再発防止策は?
土居昌弘市長は今回の問題について、市民へ謝罪し、綱紀粛正と信頼回復に取り組むとしています。
竹田市は再発防止策として、
- パソコンへのログイン方法を変更
- 電算室への入室方法を変更
- 入室できる職員を制限
- 全職員へのセキュリティ研修
- 各課での情報資産管理を徹底
などを進めています。
特に今回は、他部署のアカウントが使われただけでなく、公用機器そのものが持ち出されていたため、アクセス管理と物理的な機器管理の両方が課題となりました。
竹田市職員の今後は?
男性職員は停職6か月と降任処分を受けましたが、退職や辞職したとの発表はありません。
今後の焦点は、
警察の捜査結果
約6万件の情報の詳しい内容
対象となった市民への対応
追加処分の有無
です。
2026年10月26日時点では、外部流出や逮捕・起訴は確認されていません。
今回の問題では、1人の職員による不正取得だけでなく、約8年間にわたって不正アクセスと機器の持ち出しを防げなかった竹田市の情報管理体制が、今後どのように改善されるかも注目されます。

