グループホームみやびの虐待職員4人は誰?名前・顔画像や虐待内容と処分を調査
グループホームみやびの虐待職員4人は誰?名前・顔画像や虐待内容と処分を調査

大阪府羽曳野市の認知症対応型グループホーム「みやび」で、介護職員4人が入所者4人に対し、約2年間にわたって身体的・心理的な虐待を行っていたことが明らかになりました。

羽曳野市によると、職員らは70代男性にヘッドロックのように頭を締め付けたり、羽交い締めや手首をひねる行為をしたり、80代女性にチアリーダーやピエロ風の衣装を着せて笑うなどの行為をしていました。職員の一人は「じゃれ合いだった」という趣旨の説明をしていますが、市は虐待と認定しています。

2026年10月9日時点で、虐待に関与した職員4人の実名・顔写真・年齢・個人SNSは公表されていません。

報道では3階フロアの男性責任者が虐待を主導したとされていますが、名前は明らかになっておらず、ネット上で拡散している人物特定情報を本人と断定できる状況ではありません。

グループホームみやびの虐待事件は何があった?

虐待が確認されたのは、大阪府羽曳野市西浦にある社会福祉法人ふくふく会運営の「グループホームみやび」です。

厚生労働省の介護サービス情報公表システムでは、認知症対応型共同生活介護の事業所として登録され、2003年8月に事業を開始しています。定員は27人で、1フロア9人の3ユニットで運営されています。

報道によると、問題となったのは3階を担当していた介護職員4人です。

3階には9人の入所者が暮らしており、市はそのうち70代男性1人、80代女性3人の計4人に対する虐待を認定しました。

職員4人による虐待内容

羽曳野市の説明を伝えた各社の報道では、複数の行為が確認されています。

確認・報道された行為内容
ヘッドロックのような行為70代男性の頭や首付近を腕で締め付ける
羽交い締め身体を後ろから拘束する
手首をひねるプロレス技のような身体接触
逆さまに持ち上げる身体を逆さにして抱え上げる行為
首付近をつかんで歩かせる身体的な拘束を伴う行為
派手な衣装を着せる80代女性にチアリーダーやピエロ風の衣装を着せ笑う
胸を触る女性入所者の胸を触ったと報道
腹部を足で押す排便がない入所者の腹を足で押したと報道
暴言・威圧的言動入所者への心理的な虐待

身体的な行為だけでなく、本人の尊厳を傷つける行為も含まれていたことから、市は身体的・心理的な虐待などと判断しています。

プロレス技・逆さ吊り・衣装を着せる行為とは?

今回の報道で特に大きく取り上げられたのが「プロレス技」のような行為です。

市の担当者は、手首をひねる、羽交い締めにする、首付近をつかんで歩かせるなどの身体接触を確認したと説明しています。

MBSは、頭を腕で締め付けるヘッドロックのような行為に加え、身体を逆さまに抱えて持ち上げる行為もあったと報じています。

チアリーダーやピエロ風の衣装を着せて笑う

80代の女性入所者に対しては、チアリーダーやピエロ風の派手な衣装を着せ、職員側がその姿を見て笑う行為が確認されました。

外見上は身体に傷を負わせる行為ではなくても、本人の意思や尊厳を無視して見世物のように扱えば、心理的虐待に当たる場合があります。

羽曳野市も今回の行為を虐待として認定しています。

グループホームみやびの虐待職員4人は誰?

2026年10月9日時点で、職員4人の実名は公表されていません。

読売新聞、共同通信、関西テレビ、MBSなどの主要報道はいずれも「職員4人」「3階の責任者を務める男性職員」などと報じており、個人名は掲載していません。

名前・年齢・経歴は未公表

現在確認できる人物情報は、4人が3階フロアの介護を担当していたことと、そのうち男性責任者が主導したとされていることです。

残る3人の性別や年齢、勤続年数、介護福祉士などの資格、過去の勤務先は明らかになっていません。

そのため、ネット上に掲載された具体的な名前を「虐待職員」として紹介する根拠はありません。

顔画像・顔写真も公表されていない

関係職員4人について、警察や羽曳野市、ふくふく会が顔写真を公開した事実も確認できません。

現段階では逮捕者の発表もなく、ニュース映像などで本人の顔が公式に公開された状況でもありません。

SNSにある無関係な職員の写真を今回の4人と結びつけることは避けるべきでしょう。

職員4人のインスタ・Facebook・Xは特定された?

Instagram、Facebook、Xなどについても、4人本人のアカウントとして公的に確認されたものはありません。

SNS上には人物を特定したとする投稿もありますが、報道機関や行政、運営法人が確認した情報ではありません。

特に今回のように実名が公表されていない事件では、同姓同名の人物や同じ施設で働く無関係の職員を巻き込む可能性があります。

したがって、2026年10月9日時点では「職員4人のSNSは未公表・未確認」とするのが正確です。

虐待を主導した男性責任者は誰?

羽曳野市によると、虐待を主導していたとされるのは、3階フロアの責任者を務めていた男性職員です。

この男性は2026年9月に出勤停止となり、その後9月末に退職したと報じられています。

男性責任者の実名は明らかになっていない

ここで区別しておきたいのが、「3階フロア責任者」と「グループホームみやびの事業所管理者」です。

厚生労働省の介護サービス情報公表システムでは、2026年1月公表時点のグループホームみやびの事業所管理者として「桝野貴至氏」が掲載されています。

しかし、主要報道は虐待を主導した人物をあくまで「3階の責任者を務める男性職員」としており、公表されている事業所管理者と同一人物だという確認はありません。

したがって、公的データベースに掲載されている管理者の名前を、そのまま今回の虐待職員の名前として扱うことはできません。

グループホームみやび3階は「しあわせ村」?

羽曳野市の地域医療・介護情報サイトでは、グループホームみやびについて、2階が「なごみ村」、3階が「しあわせ村」、4階が「ほのぼの村」と掲載されています。

各ユニットの定員は9人です。

報道では虐待が確認された職員について「3階を担当」とされています。

公開されている施設情報と照らすと3階は「しあわせ村」に当たりますが、行政発表や主要報道が虐待現場を「しあわせ村」という名称で特定しているわけではない点には留意したいところです。

なぜ虐待した?職員は「じゃれ合いだった」と説明

虐待の動機について、金銭トラブルや入所者との個人的な恨みなどが報じられているわけではありません。

羽曳野市の聞き取りに対し、関与した職員側は、入所者との関係は良好で「じゃれ合い」「ふざけていた」という認識だったと説明しています。

「本人が笑っていたので嫌がっていないと思った」と説明

ABCテレビが伝えた羽曳野市の説明では、職員側は冗談のつもりで、入所者が笑っていたことから嫌がっていないと考えていた趣旨の話もしているとされています。

しかし、介護する側と介護を受ける側には立場や力関係の差があります。

とりわけ認知症のある入所者の場合、笑っているように見えることだけで本人が行為を受け入れていたと判断することはできません。

羽曳野市はこうした説明を受けた上でも、今回確認された行為を虐待と認定しました。

虐待はなぜ約2年間も発覚しなかった?

今回の問題では、虐待が2024年ごろから約2年間続いていたとみられる点も大きな問題になっています。

施設内で問題が正式に表面化したのは2026年8月29日の内部通報でした。

他の職員が注意していたとの証言も

読売新聞の報道によると、施設側の調査では別の職員から「虐待を注意したことはあったが改善されず、それ以上強く言うことが怖かった」という趣旨の証言が出ています。

この報道が示すのは、約2年間まったく誰にも知られていなかったというより、現場の一部で問題視されながら、正式な通報や管理側による是正につながらなかった可能性です。

運営法人の2026年10月9日の謝罪文でも、周囲に注意する職員がいたものの「見過ごしていた」と認めています。

内部通報から行政指導までの時系列

今回の事案は、2026年8月29日の内部通報をきっかけに動きました。

その後の経緯は次の通りです。

時期主な動き
2024年ごろ虐待行為が始まったと市が判断
2026年8月29日「虐待と思われる行為が複数ある」と施設内で内部通報
9月3日施設側が羽曳野市へ報告
9月8日羽曳野市が大阪府警羽曳野署へ通報
9月男性フロア責任者を出勤停止
9月24日羽曳野市が施設へ書面で行政指導
9月末男性責任者が退職
10月9日報道が拡大し、ふくふく会が公式謝罪文を公表

読売新聞は、市が今後の監査も検討していると報じています。

「行政指導」と「改善命令」は同じ?

今回のニュースでは、「行政指導」「改善命令」という2つの表現が報道されています。

共同通信や読売新聞は、9月24日付で「書面による行政指導」と報道しています。一方、ANNやFNNの一部報道では「改善命令」という表現も使われています。

ふくふく会の10月9日付公式文では、「現在、羽曳野市より行政指導の処分を待つとともに、再発防止策について進めている」としています。

行政法上は一般的な「行政指導」と、法令に基づいて発せられる正式な「改善命令」は必ずしも同じではありません。

羽曳野市の一次資料を今回確認できなかったため、本記事では確認できた公式文に合わせて「行政指導」と表記し、「改善命令」は報道各社が使用している表現として扱います。

職員4人は逮捕された?警察の捜査状況

2026年10月9日時点で、関係職員4人が逮捕されたという発表は確認されていません。

施設から報告を受けた羽曳野市は、悪質性があると判断して大阪府警羽曳野署へ通報しており、警察が捜査を進めていると報じられています。

暴行罪・傷害罪で立件されるかは未確定

ヘッドロックや羽交い締め、身体を逆さに持ち上げるといった行為について、「暴行罪になるのでは」と考える人もいるでしょう。

ただし、現段階で警察や検察が関係者を暴行罪・傷害罪で逮捕、書類送検、起訴したという発表はありません。

刑事責任については捜査機関が具体的な行為、故意、被害状況などを確認した上で判断するため、「逮捕確定」「傷害罪確定」とすることはできません。

職員4人は解雇された?現在の処分は?

職員4人全員が懲戒解雇されたわけではありません。

2026年10月9日時点で明らかになっているのは、主導したとされる男性責任者が出勤停止となった後、9月末に退職したことです。

残る3人の処分は検討中

関西テレビや読売新聞は、残る3人について施設側が対応を検討していると報じています。

そのため、「4人全員解雇」「3人もクビになった」という情報は、10月9日時点では確認できません。

男性責任者についても「懲戒解雇」ではなく、報道では退職・自主退職とされています。

男性責任者はなぜ退職した?

男性責任者が9月末に退職したことは確認されていますが、本人が具体的にどのような理由を退職届に記載したのかは公表されていません。

虐待問題の発覚後に出勤停止となり、その後退職したという時系列は確認できますが、「法人から退職を強制された」「懲戒処分を避けるためだった」などの事情は明らかになっていません。

運営法人「ふくふく会」とは?

グループホームみやびを運営しているのは、社会福祉法人ふくふく会です。

介護サービス情報公表システムによると、法人は2003年2月6日に設立され、グループホームのほか、訪問介護、デイサービス、ケアプランセンターなどを運営しています。

奥田圭史理事長は何者?

同システムでは、社会福祉法人ふくふく会の代表者は理事長の奥田圭史氏と公表されています。

奥田氏は今回の虐待職員4人の一人として報じられている人物ではありません。

法人の代表者として取材や謝罪対応を行っており、読売新聞の取材には、虐待について許しがたい行為であり、家族へ謝罪したという趣旨のコメントをしています。

10月9日に公式謝罪文を公表

ふくふく会は2026年10月9日、「不適切ケア及び虐待のお詫びについて」と題した文書を公開しました。

文書では、一つのユニットで特定の職員が複数の利用者に対して不適切な言動・行為や身体的虐待などを数度にわたって行っていたことを認めています。

また、他の職員が注意していたものの見過ごしていたとして、利用者・家族・関係者へ謝罪しました。

ふくふく会の再発防止策は?

10月9日の公式文では、他の職員への聞き取りを行い、指定権者である羽曳野市への報告、利用者と関係職員への事実確認、警察との情報共有を進めていると説明しています。

一方、防犯カメラの新設、第三者委員会の設置、職員配置転換、具体的な研修日程といった詳細な再発防止策までは、10月9日の公表文で明らかにされていません。

法人は行政対応と並行しながら再発防止策を進めるとしています。

高齢者虐待防止法では職員に通報義務がある

介護施設の職員による高齢者虐待については、「高齢者虐待防止法」があります。

同法21条では、介護施設の職員が勤務先などで高齢者虐待を受けたと思われる人を発見した場合、速やかに市町村へ通報しなければならないと定められています。e-Gov 法令検索

また、施設の運営者には、虐待防止のための研修や苦情処理体制などを整えることも求められています。e-Gov 法令検索

今回、別の職員が問題を認識しながら正式な通報まで時間がかかったとする報道は、今後の管理体制を検証する上でも一つの焦点になります。

グループホームみやびはどこ?入居条件や料金は?

グループホームみやびは、大阪府羽曳野市西浦2丁目1844番1にあります。

施設公式サイトによると、3フロア27室で、認知症のある高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。ふくふく会

入居条件は、要支援2または要介護1以上、原則として羽曳野市に住民票があり、認知症の診断を受け、常時医療機関での治療を必要とせず、共同生活に支障がない人とされています。

利用料金は公式サイトで月額基本利用料14万5000円とされ、家賃6万円、食費4万5000円、水道光熱費2万円、管理費2万円が内訳です。これに介護保険の自己負担などが加わり、1割負担の場合の目安は月額約17万5000円とされています。

「みやびのもり」は今回の施設とは別

ふくふく会は「グループホームみやび」のほかに、「グループホームみやびのもり」も運営しています。

みやびは西浦2丁目、みやびのもりは西浦3丁目にある別の介護事業所です。みやびのもりの定員は18人です。

2026年10月9日に報じられた今回の虐待が確認された施設は「グループホームみやび」であり、「みやびのもり」で虐待が確認されたという発表ではありません。

グループホームみやびの口コミ・評判は?

今回の事件後、「以前から評判が悪かったのか」と口コミを調べる人もいるでしょう。

関西テレビの取材では、近隣住民から、過去に家族が利用した際は親切だったという趣旨や、今回の報道に驚いたという声も出ています。

一方、個人の口コミだけで施設全体の安全性や、今回の虐待が以前から周囲に知られていたかを判断することはできません。

施設を確認する場合は、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」で運営法人、管理者、職員体制、外部評価などの公的情報を見る方法があります。グループホームみやびも同システムで情報が公開されています。

営業停止や指定取消し・閉鎖になる?

2026年10月9日時点で、グループホームみやびに営業停止や介護事業所の指定取消し、閉鎖が決まったという発表は確認されていません。

現時点で報じられているのは、羽曳野市による行政指導と、今後の監査を検討しているという段階です。

今後、介護保険法に基づく監査などで新たな事実が確認された場合には、行政処分が追加される可能性はありますが、現段階で結果を断定することはできません。

被害届・刑事告訴・損害賠償請求は?

羽曳野市が羽曳野署へ通報し、警察が捜査を始めていることは報じられています。

一方、被害を受けた入所者や家族が刑事告訴や被害届を提出したのか、法人や職員に対して損害賠償請求を行ったのかについては、10月9日時点で主要報道から確認できません。

ふくふく会は、利用者と家族へ事実を報告して謝罪したとしています。

家族が介護施設での虐待を疑ったらどこに相談する?

羽曳野市は、介護施設職員による高齢者虐待の相談・通報窓口として、市の高齢福祉介護課地域包括支援担当と福祉指導監査課を案内しています。

電話はいずれも市役所代表の072-958-1111です。

高齢者虐待防止法では、施設職員だけでなく、虐待を受けていると思われる高齢者を発見した人についても、生命や身体に重大な危険がある場合は速やかな市町村への通報が定められています。

グループホームみやびの虐待事件で現在分かっていること

今回の問題では、グループホームみやびの3階を担当する介護職員4人が、認知症の高齢入所者4人へ約2年間にわたって身体的・心理的な虐待を繰り返していたと羽曳野市が認定しました。

虐待内容には、ヘッドロックのように頭を締め付ける行為、羽交い締め、手首をひねる行為、逆さに持ち上げる行為、チアリーダーやピエロ風の衣装を着せて笑う行為、胸を触る行為、暴言などが含まれると報じられています。

発覚のきっかけは8月29日の内部通報です。施設は9月3日に羽曳野市へ報告、市は9月8日に警察へ通報し、9月24日には施設へ書面による行政指導を行いました。

主導したとされる男性フロア責任者は出勤停止後、9月末に退職しています。残る3人への最終的な処分は10月9日時点で公表されていません。4人の逮捕・書類送検・起訴も確認されていません。

また、職員4人の実名、顔画像、年齢、SNSアカウントは公表されていません。ネット上の人物特定情報を、公式確認がないまま今回の虐待職員と結びつけることはできません。

運営する社会福祉法人ふくふく会は10月9日に公式謝罪文を公表し、利用者や家族への報告・謝罪、行政・警察との連携、再発防止策を進めるとしています。

今後は、羽曳野署の捜査で刑事責任が問われるのか、残る職員3人にどのような処分が下されるのか、羽曳野市が追加の監査や行政処分を行うのか、さらに約2年間にわたり虐待を止められなかった管理体制をどう改めるのかが確認点となります。