古謝玄太はどんな人?沖縄県知事に当選でどう変わる?wiki経歴・学歴・政策・政党や家族も解説
古謝玄太はどんな人?沖縄県知事に当選でどう変わる?wiki経歴・学歴・政策・政党や家族も解説

2026年9月13日の沖縄県知事選で、前那覇市副市長の古謝玄太(こじゃ・げんた)氏が初当選しました。

古謝氏は42歳。3選を目指した現職の玉城デニー氏らを破り、42万票余りを獲得しました。琉球新報によると玉城氏との差は約14万7000票で、沖縄の日本復帰後に生まれた初の県知事、さらに歴代最年少の県知事となります。

ただし、2026年9月14日現在はまだ玉城デニー氏の任期中です。玉城氏の任期満了日は9月29日となっているため、古謝氏は「次期沖縄県知事」という段階です。

古謝氏は「10年で県民所得倍増」や「新5K経済」を掲げる一方、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設は容認する立場です。

そのため、「古謝玄太氏が当選して沖縄県政はどう変わる?」「自民党や参政党の人なの?」「どんな経歴の人物?」という疑問が一気に注目されています。

古謝玄太が沖縄県知事に初当選!県政はどう変わる?

古謝玄太氏の当選で大きく変わる可能性があるのは、経済政策の優先順位と国との関係、辺野古移設をめぐる県の姿勢です。

2014年の翁長雄志県政以降、辺野古移設に反対する知事が続いてきましたが、古謝氏は移設を容認しています。県政の方向性が12年ぶりに大きく転換することになります。

玉城デニーに約14万7000票差をつけて初当選

2026年9月13日の沖縄県知事選には6人が立候補しました。

古謝氏は無所属新人として出馬し、開票の結果、42万票余りを獲得。玉城デニー氏は27万4000票余りで、約14万7000票の差がつきました。

投票率は61.57%で、前回2022年の57.92%を上回っています。

選挙前の共同通信による調査では、次の知事に力を入れてほしい政策として「経済・観光・雇用」を挙げた人が46%で最も多く、「普天間飛行場の移設・米軍基地問題」は26%でした。経済を重視した層では古謝氏への支持が強い傾向も出ていました。

今回の選挙では基地問題だけではなく、物価高や所得、雇用など生活に近い経済政策が結果を左右したと考えられます。

国との関係は「対立」から「協調」へ変わる可能性

玉城デニー県政は辺野古移設に反対し、政府とたびたび対立してきました。

一方、古謝氏は選挙戦で、国と県、市町村、経済界を「つなぐ」県政を掲げています。公約でも、長く開かれていない「沖縄政策協議会」を早期に再開し、沖縄振興や基地負担軽減について政府と交渉する方針を示しました。

琉球新報も古謝氏の当選について、県と政府の関係が「対立から協調」に移ると指摘しています。

ただし、国との距離が近くなることがそのまま予算増額や基地負担軽減につながるかは、これからの交渉次第です。

辺野古移設への県の姿勢は大きく転換

基地問題では、古謝氏は米軍普天間飛行場の危険性を早く取り除くため、すでに工事が進んでいる辺野古移設を容認しています。

公式政策でも、

「普天間飛行場の危険性除去のため、既に工事が進んでいる辺野古移設を容認」

とする立場を明確にしています。

玉城氏は辺野古移設に反対してきたため、ここは新県政との最も分かりやすい違いです。

ただ、辺野古移設は国が進める大規模事業であり、県知事が交代したからといって直ちに普天間飛行場が返還されるわけではありません。古謝氏が政府とどのような返還時期や負担軽減策を交渉するのかが今後の焦点になります。

古謝玄太はどんな人?wikiプロフィールを紹介

古謝玄太氏は、那覇市出身の元総務官僚です。

国、地方自治体、民間企業、那覇市副市長という異なる立場で行政や地域振興に携わってきたことが経歴の特徴です。

古謝玄太のwikiプロフィール

主なプロフィールは次の通りです。

  • 名前:古謝玄太
  • 読み方:こじゃ げんた
  • 生年月日:1983年10月23日
  • 年齢:42歳(2026年9月現在)
  • 出身地:沖縄県那覇市首里石嶺町
  • 小学校:那覇市立石嶺小学校
  • 中学校:那覇市立石嶺中学校
  • 高校:昭和薬科大学附属高等学校
  • 大学:東京大学薬学部
  • 資格:薬剤師
  • 前職:那覇市副市長
  • 主な経歴:総務省、長崎県、復興庁、NTTデータ経営研究所など
  • 家族:妻、四女一男の7人家族
  • 2026年沖縄県知事選:無所属で初当選

古謝氏の公式サイトでは、1983年生まれ、那覇市首里石嶺町出身で、妻と5人の子供との7人家族と紹介されています。

沖縄の日本復帰後に生まれた初の県知事

古謝氏は1983年生まれです。

沖縄が日本へ復帰したのは1972年なので、復帰後に生まれた世代から初めて県知事に選ばれたことになります。

42歳での当選は歴代最年少でもあり、世代交代という点でも象徴的な選挙結果となりました。

古謝玄太の学歴は?昭和薬科大学附属高校から東京大学へ

古謝玄太氏の学歴を見ると、沖縄県内の小中高校から東京大学へ進んでいます。

大学では薬学を専攻し、薬剤師資格も取得。その後は大学院に進みましたが、政治や地方行政へ関心を持ったことから中退して国家公務員を目指しました。

高校は昭和薬科大学附属高等学校

古謝氏は那覇市立石嶺小学校、石嶺中学校を卒業後、昭和薬科大学附属高等学校へ進学しています。

高校では野球部に所属していました。

2022年の琉球新報による人物紹介では、高校生の頃から周囲に「将来は沖縄に帰って沖縄のために働きたい」と話していたと紹介されています。

東京大学理科二類から薬学部へ

2002年に東京大学理科二類へ入学しました。

大学では沖縄県出身の学生を集めて「東京大学沖縄県人会」を立ち上げ、初代会長を務めています。

その後、東京大学薬学部を2006年に卒業しました。

東京大学大学院は中退

大学卒業後は東京大学大学院薬学系研究科へ進みました。

しかし大学院在籍中に、研究者よりも行政を通じて故郷・沖縄の課題に取り組む道を意識するようになり、大学院を中退しています。

琉球新報によると、その後は地方行政を担う仕事を志し、総務省へ入省しました。

古謝玄太の経歴は?総務省から那覇市副市長へ

古謝玄太氏の経歴では、中央官庁だけではなく、岡山県や長崎県、復興庁、民間企業での勤務経験が目立ちます。

本人も知事選では「国の中枢・地方の現場・民間企業・沖縄」で得た経験を自身の強みとして訴えていました。

2008年に総務省へ入省

2008年、古謝氏は総務省へ入省しました。

総務省では情報流通振興課や自治財政局調整課などに勤務したほか、岡山県への勤務も経験しています。

2013年には内閣官房副長官補付となり、沖縄振興や跡地利用にも携わりました。

長崎県では財政課長などを歴任

2014年から2018年にかけて長崎県へ赴任しました。

観光振興課企画監、国際課長、文化振興課長、財政課長などを歴任しています。

2019年には復興庁参事官補佐となり、福島の国際教育研究拠点構想などにも関わりました。

NTTデータ経営研究所で民間も経験

2020年には総務省を離れ、株式会社NTTデータ経営研究所へ転職しました。

沖縄県内企業と連携したスタートアップ育成事業の立ち上げなどを担当しています。

行政だけではなく、民間企業側から沖縄の産業振興に関わった経験も持っています。

2022年参院選では自民党公認で出馬

古謝氏は2022年の参議院議員選挙・沖縄選挙区に自民党公認候補として出馬しました。

結果は当選には届きませんでした。

この2022年の経歴があるため、「古謝玄太=自民党」というイメージを持つ人もいるようです。

ただし、2026年の沖縄県知事選では事情が異なります。

2022年12月から那覇市副市長

参院選後の2022年12月、那覇市副市長へ就任しました。

那覇市公式サイトでは2026年2月まで副市長を務めたことが確認できます。

市政では経済、福祉、教育などに関わり、2023年には那覇市副市長として初めて産後パパ育休も取得しました。

2026年2月に副市長を退任し、3月に沖縄県知事選への立候補を正式表明しました。

古謝玄太の政党は?自民党や参政党に所属している?

2026年沖縄県知事選での古謝玄太氏の選挙上の党派は「無所属」です。

自民党や参政党など複数政党から推薦を受けていますが、「自民党公認候補」「参政党の候補」として立候補したわけではありません。

知事選には無所属で立候補

2026年の候補者情報では、古謝氏は「無所属新人」とされています。

推薦したのは、

自民党、日本維新の会、国民民主党、参政党、日本保守党、公明党県本部

です。

与党だけではなく複数の野党からも推薦を受けた点が今回の特徴です。

自民党との関係は深い

古謝氏と自民党との関係が深いこと自体は確かです。

2022年の参院選では自民党公認で出馬し、2026年知事選でも自民党本部が正式に推薦しました。

ただ、今回の知事選は「無所属」で戦っています。

そのため、2026年の古謝氏については「自民党推薦の無所属候補」とするのが実態に近い表現です。

参政党とも政策協定を締結

参政党は2026年7月23日、古謝氏との政策協定締結と推薦を正式発表しました。

県民所得向上、子供の貧困、少子化対策、賃金、電力、公共交通などについて方向性を共有しています。

ただし、参政党から推薦されたことと、古謝氏自身が参政党候補であることは別です。

今回の知事選では、複数政党から推薦を受けた無所属候補として当選しました。

古謝玄太の政策は?「10年で県民所得倍増」が目玉

古謝玄太氏が選挙戦で最も強く訴えたのが経済政策です。

特に大きく掲げたのが「10年で県民所得倍増」「手取り2倍」という目標でした。

県民所得を231.5万円から500万円へ

公式政策では、1人当たり県民所得について令和5年度の231.5万円から500万円を目指すとしています。

そのために、

  • 既存産業の高付加価値化と新産業創出
  • 中小企業へのDX・AI導入支援
  • アジアの成長を取り込む民間投資
  • 教育費などの負担軽減
  • 人材育成

などを進める方針です。

選挙時には10年間で所得倍増を実現する目標を掲げました。

かなり高い数値目標なので、今後は具体的な成長率や予算、実現までの工程が問われることになります。

「新5K経済」とは?

古謝氏が提唱している「新5K経済」は、

観光・健康・環境・海洋・起業

の5分野を新たな沖縄経済の柱にする構想です。

従来から重要な観光産業だけに頼るのではなく、創薬やヘルスケア、ブルーエコノミー、スタートアップなどで「稼げる産業」を増やす考えです。

2026年8月の政策発表では、まず4年間で経済成長率7%を目指す考えも示しています。

子育て支援予算も2倍を掲げる

古謝氏は自身が5人の子供を育てる父親でもあり、子育て政策を重点分野にしています。

公約では子育て支援予算を2倍にし、保育料、教育費、給食費などの負担軽減・無償化を進める方針を掲げました。

ただし、所得倍増や社会保険料の引き下げなどには県だけでは完結しない施策も含まれます。

国の制度変更、県議会での予算審議、市町村との調整なども必要になるため、公約すべてが知事就任直後に実現するわけではありません。

古謝玄太の家族は?妻と四女一男の7人家族

古謝玄太氏は、妻と5人の子供を持つ父親です。

現在の公式プロフィールでは、「妻と四女一男の7人家族」と公表されています。

妻は亜希子さん

2022年の琉球新報では、妻について亜希子さんと紹介されています。

当時は三女一男の4児の父親でしたが、その後家族が増え、現在の公式プロフィールでは四女一男となっています。

妻は鳥取県出身であることも公式サイトで公表されています。

一般人のため、現在の職業など詳しいプロフィールは広く公開されていません。

子供は娘4人・息子1人

現在は女の子4人、男の子1人の5児の父親です。

古謝氏は副市長時代の2023年に産後パパ育休を取得しており、子育て当事者としての経験を政策にも反映させています。

選挙戦でも子育て支援を主要政策の一つに掲げました。

古謝玄太の父親は医師?宮古島「古謝そば」との関係

古謝氏の父親については、2022年の琉球新報による候補者プロフィールで医師と紹介されています。

一方、現在の公式プロフィールでは父親の職業までは掲載されず、「宮古島出身」と紹介されています。

父は宮古島出身

古謝玄太氏本人は那覇市出身ですが、父親は宮古島出身です。

母親は広島県出身と公式プロフィールに掲載されています。

そのため、古謝氏は那覇で育ちながら、父方を通じて宮古島にもルーツを持っています。

父方の本家は「古謝そば」

公式プロフィールには父親について、

「宮古島出身(本家:古謝そば)」

と掲載されています。

2022年の琉球新報では、父親の実家を宮古島市の老舗「古謝そば屋」と紹介しています。

父親本人が現在「古謝そば」を経営しているという意味ではなく、父方の家系が同店につながっているということです。

父親の名前や現在の勤務先は公表確認できず

父親が医師であることは過去の主要報道で確認できますが、現在の公式プロフィールには氏名や病院名などは掲載されていません。

そのため、父親について確認できる範囲は、宮古島出身で医師と紹介されたことがあり、父方の本家が古謝そばにつながるというところまでです。

古謝玄太の当選で沖縄県政はどう変わる?今後の注目点

古謝玄太氏の当選によって、沖縄県政は「辺野古反対を軸に政府と対峙する県政」から、「国との交渉・連携を強めながら経済政策を前面に出す県政」へ方向転換する可能性が高くなりました。

一方で、選挙で掲げた政策がそのまますぐ実現するわけではありません。

特に「10年で県民所得倍増」「手取り2倍」は非常に大きな目標であり、新産業がどこまで成長するのか、県内企業の賃金が上がるのか、国から必要な予算や制度を引き出せるのかが問われます。

基地問題では辺野古移設を容認するため、玉城県政とは明確に異なる対応が予想されます。ただ、普天間飛行場の返還時期や基地負担の軽減は日米両政府との協議も必要で、知事だけで決定できるものではありません。

古謝氏は1983年10月23日生まれ、那覇市出身。昭和薬科大学附属高校から東京大学薬学部へ進み、総務省、長崎県、復興庁、NTTデータ経営研究所、那覇市副市長を経て、42歳で沖縄県知事選に初当選しました。

2022年の参院選では自民党公認でしたが、今回の知事選では無所属で、自民・維新・国民民主・参政・日本保守・公明党県本部という幅広い政党から推薦を受けました。

2026年9月29日までは玉城デニー氏の任期が続くため、本格的な古謝県政のスタートはその後です。経済、子育て、基地問題、政府との関係が実際にどのように変化するのか、就任後の人事と最初の予算編成が具体像を見る最初のポイントになりそうです。