三代純歌はなぜ加藤茶の証人尋問を申請?控訴理由や仲本工事を巡る裁判の経緯を解説
三代純歌はなぜ加藤茶の証人尋問を申請?控訴理由や仲本工事を巡る裁判の経緯を解説

歌手の三代純歌さんが、ザ・ドリフターズの加藤茶さんらの証人尋問を東京高裁に申請したことが2026年8月28日に報じられました。

「三代純歌さんはなぜ加藤茶さんを証人に呼ぼうとしているのか?」と疑問に感じた人も多いのではないでしょうか。

理由は、2022年に仲本工事さんが交通事故で搬送された際、「加藤茶さんが三代さんに対し、事故の原因はあなたにあるという趣旨で叱責した」と週刊誌に報じられたことが裁判の争点の一つになっているためです。

三代さんは一貫して「加藤さんから怒鳴られていない」「そのような発言をされた事実はない」と主張しています。

2026年3月には「週刊新潮」と「女性自身」をめぐる一審で一部勝訴しましたが、この加藤さんの発言をめぐる部分では三代さん側の主張が認められませんでした。そのため控訴し、事実関係を直接確認できる人物として加藤さんらの証人尋問を求めたという流れです。

三代純歌はなぜ加藤茶の証人尋問を申請した?

三代純歌さんが加藤茶さんの証人尋問を求めた最大の理由は、「加藤さん本人が実際に何を言ったのか」を裁判で明らかにしたいからです。

問題となっている週刊誌報道では、仲本工事さんが事故で搬送された後、病院で加藤さんが三代さんを厳しく叱責したとする内容が掲載されました。

「加藤茶から叱責された」という週刊誌報道を三代純歌が否定

三代さんは2024年に訴訟を起こした当初から、加藤さんから「仲本がこうなったのはお前のせいだ」といった趣旨の言葉を浴びせられたとする記事について「真実ではない」と主張しています。

2024年4月に始まった裁判でも、加藤さんから病院で大声で叱責されたとする内容は事実無根だとして争ってきました。

今回も三代さんは、

「加藤茶さんは私に怒鳴っていません」

「『こうなったのはお前のせいだ』と言われた事実もありません」

という立場を改めて示しています。

「事実を証明できる人物」として加藤茶を申請

三代さん側によると、SNSなどでは以前から「加藤茶本人に確認すれば分かるのではないか」という声が出ていたといいます。

そこで代理人の喜田村洋一弁護士らと協議し、原告側から事実を立証するために加藤さんらの証人尋問を申請することになりました。

三代さんは、証人として名前を挙げることに「申し訳ない気持ち」があるとしながらも、事実を証明できる人物として証言を求めたいとの考えを示しています。

なぜ加藤茶なの?仲本工事の事故後に報じられた内容が理由

加藤茶さんの名前が裁判で重要になっている理由は、仲本工事さんが事故に遭った直後の病院での出来事にあります。

仲本さんは2022年10月、横浜市内で交通事故に遭い、搬送先の病院で亡くなりました。

その事故後、複数の週刊誌が三代さんと加藤さんをめぐる内容を報じました。

週刊誌は病院で加藤茶が三代純歌を叱責したと報道

「週刊女性」などでは、事故後に病院を訪れた加藤さんが三代さんに対し、仲本さんが事故に遭った責任を追及するような発言をしたとする記事が掲載されました。

日刊スポーツによると、三代さんは2024年2月の提訴時、この報道や「鬼妻」「モンスター妻」といった記事について事実無根だと主張しました。

三代さん側としては、加藤さんがそのような発言をしたかどうかは、加藤さん自身の証言によって確認できる可能性があるということになります。

三代純歌は事故の原因を自分に向けた報道にも反発

三代さんは、仲本さんが事故に遭った経緯についても自身の認識を説明しています。

2024年の記者会見では、事故当時、自宅に取材記者が来ていることを仲本さんに伝えたところ、仲本さん自身が「自分が説明する」という趣旨の話をして向かっていたと説明しました。

そのため三代さんは、自身が仲本さんを呼び出したことが事故につながり、さらに加藤さんから責任を追及されたかのような報道を強く否定してきました。

三代純歌の裁判とは?週刊新潮・女性自身など3誌を提訴

今回の証人尋問申請は、2024年に始まった名誉毀損訴訟の控訴審で行われます。

三代さんは「週刊新潮」「女性自身」「週刊女性」の記事で名誉を傷つけられたとして、それぞれの発行元を東京地裁に提訴しました。

2024年2月に出版社3社へ計8250万円を請求

三代さんは2024年2月、新潮社、光文社、主婦と生活社の3社を相手に、合計8250万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたことを発表しました。

請求額は、

  • 「週刊新潮」の新潮社:2200万円
  • 「女性自身」の光文社:4400万円
  • 「週刊女性」の主婦と生活社:1650万円

でした。

問題とした記事には、加藤さんから叱責されたとする内容のほか、「鬼妻」「モンスター妻」といった表現や、仲本さんの死後の金銭をめぐる記述などが含まれていました。

三代さんは記事によって社会的評価が低下し、歌手活動にも影響したと訴えていました。

三代純歌が控訴したのはなぜ?一審で勝訴しても不服だった理由

「一審で勝ったなら、なぜ控訴するの?」という疑問も出てきます。

三代さんは「週刊新潮」と「女性自身」に対する訴訟では一部の名誉毀損が認められましたが、自身が問題としていたすべての記事内容について主張が認められたわけではありませんでした。

週刊新潮には110万円の支払い命令

2026年3月19日、東京地裁は「週刊新潮」を発行する新潮社に対して110万円の支払いを命じました。

三代さん側の主張の一部が認められた形です。

女性自身には88万円の支払い命令

さらに同月25日には、「女性自身」を発行する光文社に対して88万円の支払いが命じられました。

この2件だけを見ると三代さん側の「勝訴」となります。

しかし、争点となっていた加藤さんの叱責に関する記事について、三代さん側が求めていた形では事実関係が認定されませんでした。

加藤茶の発言をめぐる部分で主張が認められず控訴

2026年8月28日の報道によると、三代さんは一審で「週刊新潮」「女性自身」側にそれぞれ勝訴したものの、加藤さんから叱責されたとする記事の真偽について自身の主張が認められなかったため、東京高裁へ控訴しています。

つまり、

「賠償金が認められたから裁判はすべて終わり」

ではありません。

三代さんが名誉回復のため特に明らかにしたいと考えている記事内容について、一審の判断に納得できなかったことが控訴につながっています。

「週刊女性」との裁判はどうなった?控訴審でも敗訴

三代純歌さんは週刊新潮、女性自身だけでなく「週刊女性」も提訴しています。

こちらは新潮社・光文社との裁判とは結果が異なっています。

一審では三代純歌側の請求を認めず

「週刊女性」を発行する主婦と生活社との裁判では、2025年12月12日の一審判決で三代さん側の請求は認められませんでした。

三代さんはこの判決についても東京高裁へ控訴しました。

2026年5月に控訴棄却

しかし、2026年5月に東京高裁は三代さん側の控訴を棄却。

「週刊女性」との訴訟については、控訴審でも三代さん側の主張は認められませんでした。

2026年8月28日の東スポWEBは、3誌を相手にした裁判について現在の結果を「2勝1敗」と伝えています。

加藤茶は本当に裁判へ出廷する?まだ決まっていない

今回、「加藤茶が法廷で証言する」と受け取った人もいるかもしれません。

しかし、2026年8月28日時点では、加藤さんの出廷が決定したわけではありません。

三代さん側が東京高裁に「証人として尋問したい」と申請した段階です。

東京高裁が証人尋問を採用するか判断

民事訴訟法では、証人尋問の制度が設けられており、裁判所は当事者から申し出のあった証拠について必要性などを踏まえて採否を判断します。

民事訴訟法190条では、特別の定めがある場合を除き、何人でも証人として尋問できるとされています。

今回についても、まず東京高裁が三代さん側の申請を採用するかどうかを判断します。

採用された場合、加藤さんが出廷し、事故後の病院で三代さんに何を話したのかなどについて証言する可能性があります。

三代純歌と加藤茶の現在の関係は?

今回の証人尋問申請は、三代純歌さんと加藤茶さんが新たに対立しているというニュースではありません。

三代さん自身は、加藤さんから叱責されたという週刊誌記事を否定しています。

三代純歌は加藤茶を批判しているわけではない

三代さんが問題としているのは「加藤さんがそのような言葉を発した」と報じた週刊誌の記事です。

2024年の裁判開始時にも、三代さんは記事について「加藤さんにも失礼だ」という趣旨で批判していました。

今回も加藤さんらを証人として申請することについて「申し訳ない気持ち」があると話しています。

そのうえで、自身が主張する事実を証明するには当時の関係者による証言が必要だという考えを示しています。

三代純歌の現在は?週刊新潮・女性自身との控訴審へ

三代純歌さんは2026年現在58歳で、歌手として活動する一方、仲本工事さんをめぐる週刊誌報道について名誉回復を求める裁判を続けています。

仲本さんが亡くなったのは2022年10月。

2024年に出版社3社を提訴してから、すでに2年以上にわたって裁判が続いていることになります。

現在残っている大きな動きが「週刊新潮」「女性自身」との控訴審です。

その中で、加藤さんから事故原因を責められたとする報道が事実だったのかを明らかにするため、加藤茶さんらの証人尋問を申請しました。

三代純歌はなぜ加藤茶の証人尋問を申請?現在分かっている理由

三代純歌さんが加藤茶さんの証人尋問を申請した理由は、仲本工事さんの事故後に「加藤さんから事故の責任を追及され、叱責された」とする週刊誌報道について、事実ではないことを裁判で明らかにしたいからです。

三代さんは2024年、週刊新潮・女性自身・週刊女性の記事によって名誉を傷つけられたとして、発行元3社に計8250万円の損害賠償を求めて提訴しました。

2026年3月には週刊新潮側に110万円、女性自身側に88万円の支払いを命じる一審判決が出ており、三代さん側の主張の一部が認められました。

一方、加藤さんから叱責されたという記事については三代さんが求めていた形で主張が認められず、東京高裁へ控訴しています。

そして8月28日、三代さん側が加藤さんらの証人尋問を申請したことが明らかになりました。

三代さんは現在も「加藤茶さんは私に怒鳴っていない」「事故が私のせいだと言われた事実もない」と主張しています。

ただし、加藤さんの証人尋問が実際に行われるかどうかはまだ決まっていません。

今後、東京高裁が申請を採用するかが最初の焦点となり、採用された場合には、加藤さん本人の証言によって週刊誌報道をめぐる事実関係が新たに明らかになる可能性があります。