
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で北条時政を演じ、「時政パパ」として広く知られるようになった歌舞伎俳優・坂東彌十郎さん。
2026年現在は何をしているのか調べてみると、70歳を迎えた今も本業の歌舞伎だけでなく、TBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズン、NHK連続テレビ小説『風、薫る』、映画『キングダム 魂の決戦』などに出演しています。2026年はドラマや映画への出演が相次いでおり、「最近ドラマでよく見る」「ドラマに出すぎでは?」と感じるほどの活躍ぶりです。
坂東彌十郎さんの現在の活動を中心に、妻はどのような人なのか、息子は誰なのか、娘や孫、家系図、学歴、本名・年齢・身長、若い頃からブレイクまでの経歴について一つずつ詳しく見ていきます。
坂東彌十郎の現在は?70歳でドラマ・映画・歌舞伎に活躍中
坂東彌十郎さんは2026年8月現在も、現役の歌舞伎俳優として舞台に立ちながら、テレビドラマ・映画・CMにも出演しています。
1956年5月10日生まれなので現在70歳ですが、活動が落ち着いているどころか、映像作品で目にする機会は『鎌倉殿の13人』以前より明らかに増えています。
VIVANT第2シーズンに佐野雄太郎役で出演
2026年8月現在、特に注目されているドラマがTBS日曜劇場『VIVANT』第2シーズンです。
坂東彌十郎さんは公安の佐野雄太郎を演じています。TBS公式サイトでも第2シーズンのキャストとして掲載されており、2026年8月30日には第16話の放送が予定されています。
『VIVANT』には2023年の第1シーズンから出演していましたが、続編にも登場しているため、「坂東彌十郎 VIVANT」で改めて気になった人も多いのではないでしょうか。
183cmという大柄な体格と歌舞伎で培われた存在感は、公安幹部の佐野役でもよく生かされています。
朝ドラ「風、薫る」では清水卯三郎役
2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』にも出演しています。
演じているのは、日本橋で舶来品などを扱う「瑞穂屋」の主人・清水卯三郎です。主人公たちと深く関わっていく人物として登場しています。
大河ドラマ、日曜劇場に続いて朝ドラにも出演していることを考えると、坂東彌十郎さんが現在、歌舞伎界だけにとどまらない俳優として評価されていることがよく分かります。
2026年は「夫婦別姓刑事」「銀河の一票」などドラマ出演が相次ぐ
2026年には『VIVANT』『風、薫る』以外にも複数のドラマへ出演しました。
フジテレビ系『夫婦別姓刑事』では沼袋署の井伏幸吉役を担当。さらに『銀河の一票』では星野鷹臣役として出演しています。NHKスペシャル時代劇『眠狂四郎』にも出演しており、松竹エンタテインメントの公式プロフィールにも2026年の出演情報が並んでいます。
「坂東彌十郎はドラマに出すぎ?」という言葉が出てくるのも、単なる印象だけではなく、実際に2026年だけでも複数作品が重なっているためでしょう。
長年の歌舞伎経験を持つ70歳の俳優が、ここまで連続して映像作品に起用されるのはかなり印象的です。
映画「キングダム 魂の決戦」では蒙驁役
2026年7月17日公開の映画『キングダム 魂の決戦』にも出演しています。
坂東彌十郎さんが演じているのは秦国の大将軍・蒙驁(もうごう)です。
映画公式サイトでもキャストに坂東彌十郎さんの名前が掲載されており、重厚感のある蒙驁役は183cmという長身にもよく合っています。
「坂東彌十郎 蒙驁」「坂東彌十郎 もうごう」と調べて、キングダムに出ている俳優が誰なのか気付いた人もいるかもしれません。
本業の歌舞伎も続けている
ドラマ出演が増えていますが、坂東彌十郎さんの本業は現在も歌舞伎です。
2026年8月2日から26日までは歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」に出演し、『らくだ』で家主佐兵衛を演じました。8月28日現在、この公演はすでに終了しています。
続いて2026年9月2日から26日までは京都・南座『流白浪燦星 碧翠の麗城』への出演が予定されており、公式サイトでは瀧津弾正久永役と発表されています。
つまり、俳優へ完全に転向したわけではありません。
歌舞伎を軸にしながら、ドラマ・映画へ活動の幅を大きく広げているというのが現在の坂東彌十郎さんです。
大和ハウスのCMにも出演
2026年には大和ハウス工業の不動産ストック事業「BIZ Livness」のテレビCM「三方よし」篇にも出演しています。
南座を舞台にしたCMで、坂東彌十郎さんは花道から現れる大工の男を演じています。息子の坂東新悟さんや弟子たちも参加しており、歌舞伎の世界観を生かしたCMになっています。
ドラマだけでなくCMまで含めると、現在テレビで坂東彌十郎さんを目にする機会が増えていることにも納得できます。
坂東彌十郎のブログ・インスタも現在更新中
「坂東彌十郎 ブログ」は人物名に次いで関心の高い話題の一つです。
坂東彌十郎さんにはAmebaのオフィシャルブログがあり、舞台や撮影の話だけでなく、食事、旅行、家族、孫との時間なども発信してきました。
公式サイトにはAmebaブログのほか、Instagram、X、Facebookへのリンクも掲載されています。松竹エンタテインメントでは公式Instagramを「yajurobando」、公式Xを「@yajurobando」と紹介しています。
ドラマでは威厳のある人物や悪役を演じることも多いですが、ブログでは孫に「ジイジ」と呼ばれ、一緒に遊んでいる姿なども登場します。テレビとは少し違う素顔が見えることも、ブログの人気につながっているのでしょう。
「痩せた」「病気?」という噂は?
最近の坂東彌十郎さんを見て、「痩せたのでは?」「病気なの?」と気になった人もいるようです。
ただし、2026年8月現在、公式サイトでは歌舞伎、ドラマ、映画、CMなど複数の活動が告知されており、病気療養や長期活動休止が発表されている状況ではありません。
見た目の変化だけで病気と判断できる根拠は確認できません。
70歳という年齢ではありますが、現在の出演スケジュールを見る限り、精力的に仕事を続けています。
坂東彌十郎の妻は誰?息子・娘・孫や家系図を紹介
坂東彌十郎さんの家族については、特に「妻」「息子は誰」「家系図」への関心が高くなっています。
確認できる範囲では、坂東彌十郎さんには妻がおり、子供は長男の坂東新悟さんと娘さんがいます。
妻はどのような人?名前や画像は公表されている?
坂東彌十郎さんが既婚者であることは、本人のAmebaプロフィールや公式ブログから確認できます。
プロフィールには「既婚」と記載されており、ブログでも「妻」という表現がたびたび登場しています。2020年3月11日のブログでは妻の誕生日について書いていました。
一方で、公式プロフィールでは妻の氏名や職業は紹介されていません。
ネット上には「坂東彌十郎 妻 名前」「坂東彌十郎 妻 画像」といった情報もありますが、本人や公式サイトが妻の詳細なプロフィールとして公表している情報とは分けて考えたほうが分かりやすいでしょう。
妻が芸能人として活動しているという公式情報も確認できないため、この記事では氏名や職歴を断定しません。
息子は誰?長男は歌舞伎俳優の坂東新悟
「坂東彌十郎の息子は誰?」という疑問への答えは明確です。
長男は歌舞伎俳優の坂東新悟(ばんどう・しんご)さんです。
坂東新悟さんは1990年12月5日生まれ。本名は本間新悟さんで、父と同じ大和屋に所属しています。公式プロフィールでは、古典から新作歌舞伎まで幅広く演じる女方として紹介されています。
父子は2014年に自主公演「やごの会」を立ち上げ、2016年にはフランス、スイス、スペインを巡るヨーロッパ公演も行いました。
単に「有名歌舞伎俳優の息子」というだけではなく、現在は坂東新悟さん自身も歌舞伎界でキャリアを積み、父と同じ舞台に立つ存在になっています。
息子・坂東新悟は結婚し2026年に長女が誕生
坂東新悟さんは2024年3月に一般女性と結婚しました。
そして2026年6月には、第1子となる長女が誕生したことを本人が報告しています。
坂東彌十郎さんにとっては、息子側にも新たな孫が誕生したことになります。
娘もいる?娘家族との交流をブログで紹介
坂東彌十郎さんには娘さんもいます。
本人のブログには、娘の誕生日に「親子4人」で食事をしたという投稿があり、妻、息子・新悟さん、娘さんの存在が確認できます。
娘さんは芸能活動をしている人物として紹介されているわけではないため、氏名などの詳しいプロフィールは公表されていません。
一方、娘さんには子供がおり、坂東彌十郎さんはブログで孫たちとの交流を何度も紹介しています。
2024年には「上の孫」と「下の孫」の2人について書いており、娘さん側に少なくとも2人の孫がいることが分かります。さらに2026年には息子・新悟さんにも長女が誕生したため、公開情報を合わせると坂東彌十郎さんには少なくとも3人の孫がいることになります。
舞台やドラマでは貫禄のある役が目立ちますが、ブログで見せる「ジイジ」の姿はかなり印象が違います。
坂東彌十郎の家系図|父・兄・息子も歌舞伎につながる
坂東彌十郎さんの家系図を直系中心に見ると、歌舞伎との深いつながりが分かります。
祖父は十三代目守田勘彌、父は初代坂東好太郎です。坂東彌十郎さんは初代坂東好太郎の三男として生まれました。兄には関西歌舞伎で活躍した二代目坂東吉彌がおり、長男が現在の坂東新悟さんです。
家系の流れを簡単に示すと、
十三代目守田勘彌
↓
初代坂東好太郎
↓
坂東彌十郎
↓
坂東新悟
となります。
父・坂東好太郎さんは歌舞伎だけでなく映画界でも活躍した銀幕スターでした。
ただし、彌十郎さん自身は「歌舞伎の家に生まれたから何の苦労もなく役を得られた」という経歴ではありません。若い頃には大切な師匠を相次いで亡くし、後ろ盾を失う時期も経験しています。
坂東彌十郎は人間国宝?
「坂東彌十郎 国宝」という疑問もあります。
坂東彌十郎さんは伝統歌舞伎保存会の会員で、2001年に重要無形文化財「歌舞伎」の総合認定保持者となっています。
ただし、一般に「人間国宝」と呼ばれる重要無形文化財の各個認定保持者とは制度上異なります。
「重要無形文化財の保持者」という部分だけを見ると混同しやすいのですが、坂東彌十郎さんは歌舞伎の総合認定保持者として伝統芸能の継承を担っている人物です。
坂東彌十郎の学歴は?若い頃は高身長で子役になれなかった
坂東彌十郎さんの学歴や学生時代を調べると、現在の183cmという高身長が若い頃には意外な悩みになっていたことが分かります。
歌舞伎一家に生まれながら、初舞台は17歳でした。
暁星学園出身で1975年卒
坂東彌十郎さんは暁星学園の出身です。
本人の公式ブログでも暁星学園の同窓生について語り、中学1年生のときの担任にバスケットボールへ誘われたエピソードを明かしています。
さらに暁星学園同窓会の公式サイトには、本名の「本間寿男氏」として1975年卒と掲載されています。
このため、暁星中学校から暁星高校へ進んだという学歴については裏付けがあります。
一方、小学校名については複数のサイトで具体名が紹介されていますが、今回確認した本人・所属先の公式プロフィールには記載がありません。そのため、確実に確認できる学歴を中心に紹介しています。
大学はどこ?
坂東彌十郎さんの大学についても気になるところですが、公式プロフィールや暁星学園同窓会の紹介では大学名は記載されていません。
1975年に暁星学園を卒業したことは確認できますが、「〇〇大学卒」と断定できる公式情報は確認できませんでした。
高校卒業前後には歌舞伎の師匠を相次いで亡くす大きな出来事があり、その後は舞台の世界で活動を続けています。
学生時代はバスケットボール部
坂東彌十郎さんのAmeba公式プロフィールには「学生時代はバスケ部」と書かれています。
本人のブログでも中学1年生の担任にバスケットボールへ誘われたことを振り返っているため、学生時代の部活がバスケだったことは本人発信から確認できます。
183cmの現在の身長を見るとバスケットボールにも向いていそうですが、この高身長は歌舞伎では必ずしも有利なことばかりではありませんでした。
若い頃は背が高すぎて子役として舞台に立てなかった
坂東彌十郎さんは小学校卒業時点ですでに160cmを超えていました。
本人は、身長が大きくなりすぎて子役では出演できなくなり、大人の役を演じられる年齢まで待ったと振り返っています。初舞台を踏んだ17歳の時点では、すでに現在とほぼ同じ183cmだったそうです。
歌舞伎役者というと幼少期から舞台へ立つイメージがありますが、坂東彌十郎さんはかなり異なるスタートだったのです。
若い頃は衣装の問題や役のバランスなどで長身に悩んだ時期もありましたが、現在では大柄な体格そのものが武将、大物政治家、権力者などを演じる際の大きな武器になっています。
坂東彌十郎のプロフィール|本名・年齢・身長・読み方は?
ここで、坂東彌十郎さんの基本プロフィールを確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 名前 | 坂東彌十郎 | 初代 |
| 読み方 | ばんどう やじゅうろう | 公式表記 |
| 本名 | 本間寿男 | ほんま ひさお |
| 生年月日 | 1956年5月10日 | 2026年8月現在70歳 |
| 出身地 | 東京都 | 公式プロフィール |
| 身長 | 183cm | 松竹エンタテインメント |
| 血液型 | O型 | Ameba公式プロフィール |
| 職業 | 歌舞伎俳優・俳優 | 映像作品にも出演 |
| 屋号 | 大和屋 | 定紋は三ツ大 |
| 父 | 初代坂東好太郎 | 銀幕スターとしても活躍 |
| 長男 | 坂東新悟 | 歌舞伎俳優 |
| 趣味 | 旅行・トレッキングなど | スイス好きでも知られる |
本名、生年月日、出身地、屋号などは坂東彌十郎・坂東新悟公式サイト、身長は松竹エンタテインメントで確認できます。
「彌十郎」の読み方は「やじゅうろう」
「彌」の字が普段あまり使われないため、名前の読み方も気になりますよね。
坂東彌十郎=ばんどう・やじゅうろうと読みます。
本名は本間寿男(ほんま・ひさお)です。坂東彌十郎という名前は現在の芸名で、公式プロフィールでは代数を「初代」としています。
スイス好きとしても有名
坂東彌十郎さんは旅行好きで、特にスイスへの思い入れが強いことで知られています。
Amebaのプロフィールでは俳名を「酔寿(スイス)」と紹介するほどで、公式プロフィールでも趣味として旅行やトレッキングを挙げています。
2016年には息子・新悟さんとの「やごの会」でフランス、スイス、スペインを巡るヨーロッパ公演も実現しました。長く積み重ねてきた海外経験が、歌舞伎を国外へ伝える活動にもつながっています。
かつらを使っている?
「坂東彌十郎 かつら」「坂東彌十郎 カツラ」という疑問もあります。
歌舞伎や時代劇では当然、役柄に合わせて鬘を使います。しかし、坂東彌十郎さんが普段から日常的にかつらを使用していると本人や所属先が発表した情報は確認できません。
作品によって髪型や扮装が大きく変わるため、舞台や時代劇を見て気になった人が多いのかもしれません。
自宅は板橋区?観光大使も務める
坂東彌十郎さんと板橋区には深いつながりがあります。
板橋区は2021年、坂東彌十郎さんを観光大使に任命した際、「区内在住」「長らく区内在住」と公式に紹介しています。
本人のブログにも板橋で過ごす様子がたびたび登場するため、「坂東彌十郎 板橋」「自宅はどこ?」と気になる人がいるのでしょう。
ただし、公式に確認できるのは板橋区在住という範囲です。自宅の詳しい所在地まで公表されているわけではありません。
坂東彌十郎の経歴|若い頃の苦労から「鎌倉殿の13人」でブレイク
現在の坂東彌十郎さんを見ると、昔から映像作品で活躍していた人気俳優のようにも感じます。
しかし、実際は50年近く歌舞伎の舞台を積み重ねた後、60代半ばで全国的に知名度を高めた「遅咲き」の俳優です。
1973年に17歳で初舞台
1973年5月、歌舞伎座『奴道成寺』の観念坊で坂東彌十郎を名乗り、初舞台を踏みました。
1978年には『文七元結』の鳶頭役で名題昇進。1984年には歌舞伎座優秀賞を受賞するなど、舞台俳優として経験を積んでいきます。
しかし、若い頃の道のりは順調とは言えませんでした。
師匠を相次いで亡くし後ろ盾を失った
初舞台後は八代目坂東三津五郎のもとで学びましたが、1975年に三津五郎が急逝します。
その後、十四代目守田勘彌が面倒を見ることになったものの、その勘彌もわずかな期間で亡くなりました。
歌舞伎の世界で若手が師匠や後ろ盾を相次いで失う影響は大きく、坂東彌十郎さんは父・坂東好太郎さんのもとで商業演劇などにも出演するようになります。
華やかな家系だけを見ると順調な梨園人生を想像しがちですが、この時期の経歴を知ると印象がかなり変わります。
市川猿之助のもとで15年間修業
その後、大きな転機になったのが三代目市川猿之助、後の二代目市川猿翁のもとでの修業でした。
坂東彌十郎さん自身によると、25歳の頃、病床にいた父が猿翁へ直接連絡し、息子を託したそうです。その約半年後に父は亡くなり、猿翁は父の思いを受け止める形で坂東彌十郎さんを15年間預かりました。
この時代には舞台へ出演するだけでなく、演出助手としても経験を積みました。
公式プロフィールでは、猿之助演出のオペラ『コックドール』などで演出助手を務め、坂東玉三郎さんの『夕鶴』では演出も担当したことが紹介されています。
中村勘三郎との共演や海外公演も経験
猿翁一門を離れた後は、十八代目中村勘三郎さんとの仕事も増えていきました。
平成中村座やコクーン歌舞伎に参加し、海外公演にも出演しています。坂東彌十郎さんにとって猿翁さんと勘三郎さんは、その後の役者人生に大きな影響を与えた存在でした。
2014年には長男・坂東新悟さんとの自主公演「やごの会」を始め、2016年には念願だったヨーロッパ公演も実現しています。
「鎌倉殿の13人」の北条時政で大ブレイク
全国的な知名度を一気に高めたのが、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』です。
坂東彌十郎さんは小栗旬さん演じる北条義時の父、北条時政を演じました。
三谷幸喜さん脚本による時政は、権力者としての顔だけではなく、家族思いでどこか抜けたところもある人物として描かれ、SNSでは「時政パパ」「かわいい」と親しまれました。
当時65歳で初めて連続テレビドラマのレギュラーに出演したという点も驚きです。
長い舞台経験を積んだ後、60代でこれほど大きなブレイクを迎えるケースは珍しく、坂東彌十郎さんの現在を語るうえで『鎌倉殿の13人』は外せない作品です。
「クロサギ」では平野紫耀の宿敵・御木本役
同じ2022年には、平野紫耀さん主演のTBSドラマ『クロサギ』にも出演しました。
演じたのは主人公・黒崎と対立する大物詐欺師の御木本です。松竹エンタテインメントの出演歴にも御木本役として掲載されています。
『鎌倉殿の13人』の愛嬌ある北条時政とはかなり違う人物だったため、同じ年に二つの役を見た人ほど演技の振り幅に驚いたのではないでしょうか。
MIU404や水戸黄門にも出演していた
映像でブレイクしたのは2022年ですが、それ以前からドラマ出演歴はありました。
松竹エンタテインメントのプロフィールには、『暴れん坊将軍』『水戸黄門』などへの出演が掲載されています。板橋区の公式プロフィールでも2020年のTBSドラマ『MIU404』への出演が紹介されています。
つまり、『鎌倉殿の13人』が映像作品への初挑戦だったわけではありません。
それまで積み重ねてきた舞台・映像経験があり、その上で北条時政役によって一気に知名度が上がったという流れです。
長澤まさみ主演「スオミの話をしよう」でも三谷幸喜と再タッグ
2024年には三谷幸喜監督・脚本の映画『スオミの話をしよう』にも出演しました。
長澤まさみさん演じるスオミの夫の一人、詩人・寒川しずお役を担当しています。
『鎌倉殿の13人』を経て三谷幸喜作品への出演が続いていることからも、映像俳優としての坂東彌十郎さんが評価されていることが分かります。
そして2026年には『VIVANT』『風、薫る』『キングダム 魂の決戦』などへ出演。
若い頃に高身長や後ろ盾を失ったことで苦労した歌舞伎俳優が、60代後半から70代にかけてテレビ・映画でさらに活動を広げているところが、坂東彌十郎さんの経歴の大きな特徴です。
坂東彌十郎の現在・妻・息子・学歴や経歴まとめ
- 坂東彌十郎さんは1956年5月10日生まれで、2026年8月現在70歳
- 本名は本間寿男さんで、読み方は「ばんどう・やじゅうろう」
- 東京都出身で身長183cm、血液型はO型
- 現在も歌舞伎俳優として舞台に立ちながら、ドラマ・映画・CMでも活動している
- 2026年は『VIVANT』第2シーズン、『風、薫る』『夫婦別姓刑事』『銀河の一票』などに出演
- 映画『キングダム 魂の決戦』では秦国大将軍・蒙驁を演じている
- 妻がおり、本人のブログにもたびたび登場するが、公式プロフィールでは氏名や詳しい経歴は公表されていない
- 息子は歌舞伎俳優の坂東新悟さんで、娘もいる
- 娘側の孫に加え、2026年には坂東新悟さんにも長女が誕生した
- 暁星学園出身で、同窓会公式サイトでは本名の本間寿男さんとして1975年卒と紹介されている
- 17歳で初舞台を踏み、市川猿之助のもとで15年間修業した
- 2022年『鎌倉殿の13人』の北条時政役をきっかけに映像作品で大きくブレイクした
坂東彌十郎さんの経歴をたどると、単に「歌舞伎の名門に生まれたベテラン俳優」という言葉だけでは語れないことが分かります。
子供の頃は高身長のため歌舞伎の子役になれず、17歳でようやく初舞台。その後は師匠を相次いで亡くしながら市川猿之助さんや中村勘三郎さんのもとで経験を積み、60代になって『鎌倉殿の13人』で全国的な人気を獲得しました。
そして70歳となった現在も、歌舞伎、朝ドラ、日曜劇場、映画を行き来しています。若い頃の苦労や長い舞台経験まで知ると、坂東彌十郎さんの現在の活躍が「突然のブレイク」だけではなく、半世紀以上の積み重ねの先にあることがよく分かります。

