
タレントの「デヴィ夫人」ことデヴィ・スカルノ被告について、「何した?」「なぜ裁判になっているの?」と気になった人も多いと思います。
デヴィ夫人は、2025年2月と10月に起きた2件の出来事をめぐり、元マネジャーら女性2人への暴行罪で在宅起訴されています。
1件目は東京都渋谷区の飲食店で、事務所の女性従業員におしぼりやシャンパングラスなどを投げつけたとされるもの。2件目は同じく渋谷区の動物病院で、当時の女性マネジャーの胸や腹を殴り、すねを蹴ったとされるものです。
2026年6月23日の初公判では起訴内容をおおむね認め、9月8日の東京地裁の公判では、検察側が罰金20万円を求刑しました。
では、デヴィ夫人は具体的に何をしたとされているのでしょうか。2件の暴行事件が起きた理由や経緯、本人の説明、裁判の最新状況まで詳しく紹介します。
デヴィ夫人は何した?元マネジャーら女性2人への暴行罪で在宅起訴
デヴィ夫人が今回裁判にかけられているのは、2025年に起きた2件の暴行事件です。
東京地検は2026年3月30日、デヴィ夫人を2件の暴行罪で在宅起訴しました。在宅起訴とは、身柄を拘束されていない状態で刑事裁判を受けることです。
1件目は飲食店で女性従業員にシャンパングラスなどを投げたとされる事件
1件目が起きたのは2025年2月13日です。
日刊スポーツによると、場所は東京都渋谷区のしゃぶしゃぶ店で、相手はデヴィ夫人の事務所で働いていた当時の秘書・アシスタントの女性でした。
起訴内容では、デヴィ夫人が女性に対し、
- おしぼり
- シャンパングラス
- 箸など
を投げつけたとされています。
当初の報道では「女性従業員」とされることもありましたが、初公判を伝えた報道では、当時デヴィ夫人の事務所で秘書やアシスタントとして働いていた女性だったことが伝えられています。
2件目は動物病院で元マネジャーの胸や腹を殴ったとされる事件
2件目は2025年10月28日深夜、東京都渋谷区の動物病院で起きたとされています。
起訴内容では、デヴィ夫人が当時マネジャーだった別の30代女性に対し、胸や腹を殴ったほか、足のすねを蹴ったとされています。
2件は別々の女性に対する出来事であり、「元マネジャー1人への暴行が2回あった」という内容ではありません。
1件目は事務所の女性従業員、2件目は当時の女性マネジャーが相手とされています。
デヴィ夫人の暴行理由は?1件目は送別会で女性と口論
「なぜデヴィ夫人が暴行したとされているのか」という点については、2026年6月23日の初公判で詳しい経緯が明らかになっています。
2件は発生した場所も理由も異なっています。
女性従業員の送別会で発言に腹を立てたと検察側が指摘
1件目の飲食店での出来事は、退職する女性従業員の送別会で起きました。
共同通信や日刊スポーツが伝えた検察側の冒頭陳述では、デヴィ夫人が女性と会話するなかで口論となり、女性の発言に腹を立てたことが発端だったとされています。
デヴィ夫人自身も初公判で、感情的になり、おしぼりを投げたことについては認めています。
一方、シャンパングラスについては記憶がはっきりしていないという趣旨の説明をしていました。弁護人も「記憶はあいまいだが積極的に否認する趣旨ではない」としています。
「瞬間湯沸かし器のようなところがある」と法廷で説明
初公判でデヴィ夫人は、自身について「瞬間湯沸かし器のようなところ」があるという趣旨の発言をしています。
感情が高ぶってしまったことを振り返り、自制心を持たなければならないとして、「大人げないことをして反省しています」と謝罪しました。
この発言から、デヴィ夫人自身も感情的になったこと自体は認め、反省する姿勢を示していることが分かります。
デヴィ夫人が動物病院で暴行した理由は?愛犬の死亡がきっかけ
2件目の動物病院での出来事は、デヴィ夫人の愛犬が亡くなったことが発端とされています。
検察側は初公判で、愛犬が死亡したことにデヴィ夫人が激高し、その後、当時の女性マネジャーへの暴行につながったと指摘しました。
動物病院に到着した時には愛犬が亡くなっていた
日刊スポーツによると、デヴィ夫人が動物病院に駆けつけた時には、愛犬のチワワ「たろう」はすでに亡くなっていたとされています。
デヴィ夫人は医師に詳しい説明を求めようとし、その場で感情が高ぶったと伝えられています。
FRIDAYデジタルや集英社オンラインも、当時デヴィ夫人が病院の処置に強い不満を示していたと報じています。
事件翌日の2025年10月29日には、デヴィ夫人自身もInstagramで愛犬の死を報告し、動物病院で行われた処置への疑問や、病院へ連れて行ったことへの後悔をつづっていました。
元マネジャーが止めようとした際に暴行したとされている
日刊スポーツが報じた法廷での説明では、デヴィ夫人が医師に説明を求めようとした際、女性マネジャーが止めようとしたことがきっかけとなったとされています。
起訴内容では、その際に女性マネジャーの胸や腹を殴り、すねを蹴ったとされています。
デヴィ夫人は法廷で、女性の手を振り払ったり、右手で押したりしたことはあったかもしれないという趣旨で説明しましたが、暴行の細部については全面的に認める発言ではありませんでした。
一方、弁護側は起訴内容について積極的に争わない姿勢を示しています。
デヴィ夫人側は元マネージャーへの暴行を当初否定していた
動物病院での出来事については、現在の裁判での対応と、書類送検された当初の事務所コメントには違いがあります。
2026年1月の段階では、デヴィ夫人の事務所は「殴る」「蹴る」と表現されるような行為や、女性がけがを負うような行為はなかったという趣旨で否定していました。
2026年1月の事務所コメントでは殴る・蹴る行為を否定
動物病院での件をめぐり、デヴィ夫人は当初、傷害容疑で書類送検されたと報じられていました。
これに対して事務所側は2026年1月、マネジャーを殴ったり蹴ったりしてけがをさせたという内容を否定しています。
その後、東京地検は2026年3月30日、2件について「暴行罪」で在宅起訴しました。
初公判では起訴内容をおおむね認めた
2026年6月23日に東京地裁で開かれた初公判では、弁護人が「記憶はあいまいだが積極的に否認する趣旨ではない」と述べました。
デヴィ夫人本人も起訴内容についておおむね認め、「自分の身から出たサビ」「大変反省している」という趣旨の発言をしています。
ただ、シャンパングラスを実際に投げたかどうかや、動物病院での殴る・蹴るという具体的な行為については、記憶が曖昧だとする部分も残っています。
そのため、すべての行為について本人が明確に「その通りです」と認めたという状況ではありません。
デヴィ夫人は在宅起訴から初公判へ!裁判の流れを確認
今回のデヴィ夫人をめぐる一連の流れは、2025年の2件の出来事から2026年の書類送検、在宅起訴、初公判へと進んでいます。
2026年9月8日には検察側の求刑まで行われました。
2025年2月13日に飲食店で1件目の暴行
1件目は2025年2月13日、東京都渋谷区の飲食店で発生したとされています。
デヴィ夫人は退職する事務所スタッフの送別会に参加しており、女性との会話をきっかけに口論となりました。
その中で、おしぼりやシャンパングラスなどを投げつけたとして暴行罪に問われています。
2025年10月28日に動物病院で2件目
2件目は2025年10月28日深夜です。
愛犬が亡くなった東京都渋谷区の動物病院で、当時の女性マネジャーに対し、胸や腹を殴ったり、すねを蹴ったりしたとされています。
2026年3月30日に2件の暴行罪で在宅起訴
デヴィ夫人はそれぞれの事件で書類送検された後、東京地検が2026年3月30日に2件の暴行罪で在宅起訴しました。
逮捕・勾留された状態で裁判を迎えたわけではなく、身柄を拘束されないまま公判に出廷しています。
2026年6月23日に東京地裁で初公判
初公判は2026年6月23日に東京地裁で行われました。
デヴィ夫人側は起訴内容をおおむね認め、本人も反省の言葉を口にしています。
一方で、シャンパングラスを投げたことなど一部については、記憶が曖昧だと説明しました。
デヴィ夫人に罰金20万円求刑!9月8日の東京地裁で検察側が求刑
2026年9月8日、東京地裁でデヴィ夫人の公判が開かれ、検察側は罰金20万円を求刑しました。
FNNプライムオンライン、TBS NEWS DIG、テレビ朝日などが同日速報で伝えています。
罰金20万円は判決ではなく検察側の求刑
ここで間違えやすいのが「罰金20万円」という部分です。
2026年9月8日に報じられた罰金20万円は、裁判所が言い渡した判決ではなく、検察側が裁判所に求めた刑です。
つまり、「デヴィ夫人の罰金が20万円に決まった」という意味ではありません。
9月8日午後の報道時点で伝えられているのは、検察側が罰金20万円を求刑したところまでです。
デヴィ夫人の判決はどうなる?
デヴィ夫人の最終的な刑は、東京地裁が言い渡す判決によって決まります。
検察側の「罰金20万円求刑」と、裁判所による「罰金20万円の判決」は別のものです。
2026年9月8日午後の速報では、判決内容までは報じられていません。今後、東京地裁がどのような判断を示すのかが焦点となります。
デヴィ夫人は暴行事件について謝罪した?
デヴィ夫人は初公判で、今回の2件について反省の言葉を述べています。
ただし、個々の暴行内容についての認識には、検察側の起訴内容と本人の記憶との間で一部違いがあります。
「大人げないことをして反省」と法廷で謝罪
テレビ朝日の報道によると、デヴィ夫人は初公判で、自身には感情的になりやすい面があると述べたうえで、自制心を持って気をつけたいと話しています。
さらに「大人げないことをして反省しています」と謝罪しました。
共同通信によると、「いくら怒っていても物を投げるのは良くない」とも述べています。
一方、検察官から被害者への謝罪について問われた場面では、公に謝罪文を出すほどのことをしたとは思っていないという趣旨の発言もありました。
法廷では反省を示しながらも、起訴された個々の行為については記憶や認識に違いがある様子もうかがえます。
デヴィ夫人は何した?暴行理由・経緯と裁判の最新状況
デヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ被告が裁判に問われているのは、2025年に起きた2件の暴行事件です。
1件目は2025年2月13日、事務所を退職する女性の送別会が行われた東京都渋谷区の飲食店で、女性におしぼりやシャンパングラスなどを投げつけたとされるものです。
2件目は同年10月28日、愛犬が亡くなった渋谷区の動物病院で、当時の女性マネジャーの胸や腹を殴り、すねを蹴ったとされています。
デヴィ夫人は2026年3月に2件の暴行罪で在宅起訴され、6月23日の初公判では起訴内容をおおむね認めました。
本人は自身を「瞬間湯沸かし器のようなところがある」と振り返り、感情的になったことについて反省を口にしています。
そして2026年9月8日の公判では、検察側が罰金20万円を求刑しました。
ただし、罰金20万円は現時点では「求刑」であり、「判決」ではありません。
今後は東京地裁がどのような判決を言い渡すのかが、デヴィ夫人の暴行事件をめぐる次の焦点となります。

