
参政党の初鹿野裕樹参院議員が、名誉毀損の疑いで神奈川県警から横浜地検へ書類送検されたことが2026年9月11日に報じられました。
「初鹿野裕樹議員は何した?」「なぜ日本共産党から告訴された?」「問題になったSNS投稿は何だった?」と気になった人も多いと思います。
問題になっているのは、初鹿野氏が2025年7月の参議院選挙期間中にXへ投稿した、日本共産党と「仲間」の殺害を結び付ける内容です。
日本共産党神奈川県委員会は投稿を事実に基づかないものだとして撤回と謝罪を求め、その後に刑事告訴。神奈川県警は2026年9月10日付で、初鹿野氏を名誉毀損の疑いで書類送検しました。
一方、初鹿野氏は告訴当時、白鳥事件など1950年代の事件を挙げ、自身の投稿には根拠があるとの認識を示していました。双方の主張には違いがあり、今後は横浜地検の判断が焦点になります。
初鹿野裕樹参院議員は何した?名誉毀損の疑いで書類送検
今回の初鹿野裕樹氏の書類送検は、2025年7月7日にXで行った投稿が発端です。
当時、初鹿野氏は参政党から参議院神奈川選挙区に立候補しており、選挙運動期間中でした。
2025年7月7日のX投稿が問題に
読売新聞やテレビ朝日の報道によると、初鹿野氏は男性の共産党員によるX投稿へ返信する形で、「沢山の仲間が共産党員により殺害され」などと投稿しました。
さらに、殺害方法についても言及し、現在も恐怖心が残っているという趣旨を記していました。
共同通信によると、初鹿野氏が投稿で「仲間」と表現したのは警察官を指していたとされています。
初鹿野氏は2000年から2022年まで警視庁警察官として勤務していた人物です。
そのため、自身の元同僚や警察組織に関係する歴史的事件を念頭に置いた投稿だったことがうかがえます。
日本共産党は「事実に基づかない」と抗議
日本共産党神奈川県委員会は2025年7月8日、初鹿野氏に対し、問題となったSNS投稿への抗議文を届けました。
同委員会は投稿について「全く事実に基づかないもの」と主張し、発言の撤回と謝罪、その公表を求めています。
初鹿野氏と共産党側では、投稿の前提となる歴史認識や「仲間」という表現の受け止めに大きな隔たりがありました。
初鹿野裕樹はなぜ日本共産党から刑事告訴された?
抗議文を出した後も問題が解決しなかったとして、日本共産党神奈川県委員会は刑事手続きに進みました。
当初の告訴では、名誉毀損だけでなく、公職選挙法違反の疑いも挙げられていました。
7月15日に名誉毀損・公職選挙法違反で告訴
日本共産党神奈川県委員会は2025年7月15日付で、初鹿野氏について神奈川県警へ告訴状を提出しました。
しんぶん赤旗やテレビ朝日の報道では、
・刑法の名誉毀損
・公職選挙法の虚偽事項公表
に当たるとの主張で告訴したとされています。
共産党側は、参院選の期間中に事実と異なる内容が広く拡散され、党の名誉や選挙の公正に影響したと訴えていました。
2025年8月に神奈川県警が告訴状を受理
神奈川県警は2025年8月12日付で、名誉毀損の疑いに関する告訴状を受理しました。
共同通信は当時、共産党神奈川県委員会が7月8日に撤回と謝罪を求めたものの回答がなく、その後に告訴したと報じています。
告訴状の提出から受理、捜査を経て、約1年後の書類送検につながったことになります。
初鹿野裕樹が書類送検された経緯は?2026年9月10日に横浜地検へ
2026年9月11日、初鹿野裕樹氏が名誉毀損の疑いで書類送検されたことが複数の報道機関によって伝えられました。
神奈川県警が横浜地検へ送致したのは9月10日付です。
書類送検された容疑は名誉毀損
日本共産党側は当初、名誉毀損と公職選挙法違反の疑いで告訴していました。
一方、今回の主要報道で書類送検容疑として伝えられているのは「名誉毀損」です。
読売新聞は、初鹿野氏が参院選期間中に共産党をSNSで中傷し、名誉を傷つけた疑いで横浜地検へ書類送検されたと報じています。
当初の告訴内容と、実際に警察が送検した容疑を混同しない方が分かりやすいでしょう。
共産党神奈川県委員会は横浜地検の手続きを見守るとコメント
テレビ朝日の報道によると、日本共産党神奈川県委員会は今回の書類送検を受け、横浜地検での今後の捜査や手続きを見守る趣旨のコメントを出しています。
今後は警察から送られた資料などを横浜地検が確認し、刑事処分について判断する段階へ進みます。
初鹿野裕樹はX投稿について何と説明していた?
今回の問題では、共産党側の主張だけでなく、初鹿野氏本人が投稿についてどのように説明してきたのかも確認しておきたいところです。
初鹿野氏は2025年7月、報道機関の取材に対して投稿に問題はないとの認識を示していました。
白鳥事件など1950年代の事件を根拠に挙げた
神戸新聞が共同通信の記事として伝えたところによると、初鹿野氏は札幌市警の警部が射殺された1952年の「白鳥事件」など、1950年代の2事件を挙げました。
初鹿野氏は当時、事件の被告が共産党員だったことは事実だとして、自身の投稿に問題はないとの考えを示しています。
一方、日本共産党神奈川県委員会は「たくさんの警察官を殺害した事実はない」と反論していました。
つまり、初鹿野氏は過去の個別事件を投稿の根拠として挙げ、共産党側はその表現では歴史的事実を正確に示していないと主張している構図です。
「仲間」は警察官を指していた
2026年9月の共同通信報道では、初鹿野氏によると投稿中の「仲間」は警察官を指していたと伝えられています。
初鹿野氏が約22年間にわたって警視庁に勤務していた経歴を考えると、「仲間」という表現は警察官を意味していたという本人の説明につながります。
ただ、今回の書類送検は、その投稿が名誉毀損に当たる疑いがあるとして捜査が進められた結果です。
初鹿野裕樹の書類送検とは?逮捕や有罪とは違う
「書類送検」と聞くと、すでに有罪が決まったように受け取る人もいるかもしれません。
しかし、今回の時点では初鹿野氏が有罪になったという報道ではありません。
身柄を拘束せず捜査資料を検察へ送る手続き
一般に書類送検とは、警察が捜査した事件について、被疑者の身柄を拘束せず、事件の捜査書類などを検察へ送る手続きを指します。
今回、初鹿野氏は逮捕されたと報じられているわけではなく、神奈川県警から横浜地検へ事件が送られました。
横浜地検は今後、警察から送られた資料などを確認して対応を判断することになります。
現時点では議員辞職が決まったとの発表ではない
今回のニュースは「書類送検」の段階です。
書類送検だけで参議院議員の資格を失ったという内容ではなく、初鹿野氏は参議院公式サイトでも参政党所属の参議院議員として掲載されています。
刑事手続きが今後どのように進むかと、政治家としての処遇は別の動きになります。
初鹿野裕樹とは何者?wiki風プロフィール
書類送検のニュースで初めて初鹿野裕樹氏を知った人もいるのではないでしょうか。
初鹿野氏は参政党所属の参議院議員で、政治家になる前は20年以上にわたって警視庁に勤務していました。
参議院公式プロフィールから確認できる人物情報は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 初鹿野裕樹(はじかの ひろき) |
| 生年月日 | 1977年7月6日 |
| 年齢 | 49歳(2026年9月現在) |
| 出身 | 神奈川県 |
| 学歴 | 東海大学体育学部卒業 |
| 前職 | 警視庁警察官 |
| 警視庁在職期間 | 2000年~2022年 |
| 退職後 | 警備会社顧問 |
| 所属政党 | 参政党 |
| 選挙区 | 参議院神奈川県選挙区 |
| 当選回数 | 1回 |
| 初当選 | 2025年7月 |
| 柔道 | 七段 |
| 逮捕術 | 七段 |
参議院公式プロフィールでは、東海大学柔道部や警視庁柔道部での活動歴も紹介されています。
初鹿野裕樹の学歴は?東海大学体育学部を卒業
初鹿野裕樹氏の学歴について、参議院公式プロフィールでは東海大学体育学部卒業とされています。
学生時代から柔道に取り組んでおり、東海大学柔道部では全国大会優勝に貢献した経歴が掲載されています
東海大学柔道部で活動
東海大学は柔道の強豪として知られており、初鹿野氏も同大学の柔道部で競技を続けました。
その後、警視庁へ入り、警視庁柔道部の代表選手として活動しています。
参議院のプロフィールでは、警視庁柔道部で全国大会7連覇に貢献したと紹介されています。
初鹿野裕樹の経歴は?元警視庁警察官
初鹿野氏のプロフィールで特徴的なのが、長年にわたる警察官としての経歴です。
2000年から2022年まで警視庁警察官として勤務していました。
約22年間警視庁に勤務
参議院公式プロフィールによると、初鹿野氏は現役選手を引退した後、柔道、逮捕術、拳銃の指導に携わりました。
警察署員や機動隊員、本部職員など約1万人の警視庁警察官を指導したとされています。
保有する資格・段位として、
・柔道七段
・逮捕術七段
・拳銃上級
・全日本柔道連盟公認A指導員
が掲載されています。
2022年に警視庁を退官して政治の世界へ
初鹿野氏は2022年に警視庁を退官しました。
参議院公式プロフィールでは、警察行政の中で感じた限界をきっかけに、法律を作る政治の世界を志したという趣旨が紹介されています。
退官後には警備会社の顧問も務めました。
初鹿野裕樹は2025年参院選で神奈川選挙区から初当選
初鹿野氏は2025年7月の参議院選挙に、参政党公認で神奈川県選挙区から立候補しました。
今回問題になっているX投稿は、まさにその選挙期間中に行われたものです。
57万7085票を獲得して初当選
参議院公式プロフィールによると、初鹿野氏は2025年7月の参院選で57万7085票を得て初当選しました。
2026年9月時点では参議院議員1期目です。
参議院公式情報では、国土交通委員会や議院運営委員会に所属していることも確認できます。
初鹿野裕樹の今後は?横浜地検の判断が焦点
今回の書類送検を受け、次に注目されるのは横浜地検の対応です。
2026年9月10日付で神奈川県警から横浜地検へ送致されており、日本共産党神奈川県委員会も今後の手続きを見守るとしています。
現時点では、今回の名誉毀損容疑について裁判で有罪判決が出たわけではありません。
今後、検察による刑事処分の判断や、初鹿野氏本人・参政党から追加の説明が出るかが焦点になります。
初鹿野裕樹は何した?現在分かっていること
参政党の初鹿野裕樹参院議員が今回書類送検されたきっかけは、2025年7月7日の参院選期間中に行ったX投稿です。
初鹿野氏は「仲間」が共産党員によって殺害されたという趣旨を投稿し、日本共産党神奈川県委員会は事実に基づかないとして翌日に撤回と謝罪を要求しました。
その後、共産党側は7月15日に名誉毀損と公職選挙法違反の疑いで刑事告訴し、神奈川県警は8月12日に告訴状を受理。捜査を経て、2026年9月10日付で初鹿野氏を名誉毀損の疑いで横浜地検へ書類送検しました。
一方、初鹿野氏は告訴当時、白鳥事件など過去の事件を根拠に挙げ、自身の投稿に問題はないとの認識を示しています。共産党側は「たくさんの警察官を殺害した事実はない」と反論しており、両者の主張は一致していません。
初鹿野氏は1977年7月6日生まれの49歳。東海大学体育学部を卒業し、2000年から2022年まで警視庁に勤務した元警察官です。
2025年7月の参院選神奈川県選挙区で初当選し、現在は参政党所属の参議院議員として活動しています。
書類送検は刑事手続きの途中であり、今後は横浜地検がどのような判断をするのか、本人や参政党から新たな説明が出るのかが注目されます。
