
国土交通副大臣を務める加藤鮎子氏をめぐり、「何をしたの?」「インスタ費用の不正問題とは?」と注目が集まっています。
きっかけは、2026年9月28日の週刊文春による報道です。
加藤氏が代表を務める「自由民主党山形県第三選挙区支部」の2022年分政治資金収支報告書に、「インスタグラム管理費用」38万2000円と「動画編集費用」83万6000円、合計約120万円の支出が記載されていたと報じられました。
支出先は、太陽光発電事業を展開していた「チェンジ・ザ・ワールド」の元社長・池田友喜氏の親族が経営する企業とされています。池田氏は2024年に預託法違反の疑いで逮捕され、その後、罰金100万円の略式命令を受けたと週刊文春が報じています。
ただし、現時点で加藤氏本人の政治資金規正法違反などが認定されたという発表はありません。
加藤氏側も約120万円について「2021年中の請求に対する支払い」と説明しています。今回の報道は、支出の内容や政治資金としての処理が適切だったのかという疑問が提起されている段階です。
加藤鮎子は何した?インスタ費用約120万円が問題に
今回の加藤鮎子氏をめぐる報道で中心となっているのは、2022年分の政治資金収支報告書に記載されたインスタグラム関連費用です。
週刊文春によると、自民党山形県第三選挙区支部は、池田友喜氏の親族が経営する酒田市内の企業へ合計121万8000円を支出していました。
インスタ管理費38万2000円と動画編集費83万6000円
報じられた支出の内訳は次の通りです。
| 支出名目 | 金額 |
|---|---|
| インスタグラム管理費用 | 38万2000円 |
| 動画編集費用 | 83万6000円 |
| 合計 | 121万8000円 |
山形県は自由民主党山形県第三選挙区支部を含む政治団体の収支報告書を公開しています。加藤氏は現在も山形県第3区選出の衆議院議員で、自民党公式サイトと国土交通省公式サイトでは国土交通副大臣として掲載されています。
問題視されたのは、金額だけではありません。
2022年にインスタ投稿がゼロだったことから使途に疑問
週刊文春は、加藤氏のInstagramについて、2022年の投稿がなかったと報じています。
確認された古い投稿は2021年10月14日の衆議院解散日から始まり、同月31日の投開票日に当選のお礼を投稿した後、2年以上更新が途絶えていたとしています。
その一方で、2022年分の政治資金収支報告書には「インスタグラム管理費用」と「動画編集費用」が計上されていました。
この時期のずれが、「何のために支払った費用だったのか」という疑問につながりました。
加藤鮎子のインスタ費用は不正だった?
「加藤鮎子 インスタ費用 不正」といった言葉も出ていますが、2026年9月29日時点で、加藤氏による不正支出が公的機関によって認定されたとの発表は確認されていません。
週刊文春が問題提起しているのは、約120万円の支出時期と内容、さらに選挙運動費との関係です。
加藤鮎子事務所は「2021年中の請求」と説明
加藤氏の事務所は週刊文春の取材に対し、インスタグラム管理費用と動画編集費用について、
「いずれの支出も2021年中の請求に対する支払であり、2022年の請求ではありません」
と回答しています。
つまり、政治資金収支報告書上の支払いは2022年でも、実際に依頼された業務は2021年中のものだったという説明です。
2021年10月には衆議院選挙があり、加藤氏のInstagramでも選挙期間中に活動を紹介する投稿が続いていたと報じられています。
選挙運動費なら記載先が違うのではとの指摘
週刊文春の記事では、政治資金規正法に詳しい上脇博之・神戸学院大学教授が、仮に候補者本人の選挙運動にかかった費用であれば、政党支部の政治資金収支報告書ではなく「選挙運動費用収支報告書」に記載するべきだとの見解を示しています。
これは専門家による見解であり、加藤氏について法律違反が確定したという意味ではありません。
今後、加藤氏側から支出内容についてさらに詳しい説明が出るかが確認点となります。
インスタ費用の支出先と池田友喜の関係は?
今回の報道でもう一つ注目されているのが、支出先と池田友喜氏との関係です。
週刊文春によると、約120万円が支払われたのは池田氏本人ではなく、池田氏の親族が経営する酒田市内の企業です。
池田氏は、かつて酒田市に本社を置いていた株式会社チェンジ・ザ・ワールドの代表取締役社長を務めていました。
加藤鮎子と池田友喜は以前から接点があった
加藤氏と池田氏の接点については、今回初めて明らかになったわけではありません。
2024年4月の衆議院内閣委員会では、池田氏と加藤氏側との関係について質疑が行われています。
加藤氏自身は国会答弁で、池田氏について「地元の酒田を活性化させるための地域活動をされている方々のうちの一人」と説明。
さらに、加藤氏の夫が先に池田氏と知り合い、同じ若手起業家の集まりに参加していたと答弁しています。
また、加藤氏側はチェンジ・ザ・ワールドに対し、2017年にウェブサイト構築、2021年にはウェブサイトの維持管理やホームページ改修を発注していたことも国会答弁で明らかにしています。
2016年には政治資金からカメラマン料3万円との報道
週刊文春は2024年にも両者の関係を報道しています。
同誌によると、2016年に加藤氏の政治資金パーティーへ池田氏がカメラマンとして参加し、加藤氏の資金管理団体から「カメラマン料」として3万円が支払われたとされています。
加藤事務所は当時、池田氏について地元活性化の活動をしている人々の一人であると説明し、池田氏の事業に加藤氏が「お墨付き」を与えた事実はないと回答しています。
池田友喜は誰で何者?wiki経歴を確認
池田友喜氏は、山形県酒田市を拠点に再生可能エネルギー関連の事業を展開していた経営者です。
かつて株式会社チェンジ・ザ・ワールドの代表取締役を務め、「スマホで買える太陽光発電所」などとうたったサービスを展開していました。
池田友喜のwikiプロフィール・経歴
公開されているプロフィールでは、池田氏は山形県出身。
日本工業大学機械工学科を卒業後、企業勤務を経て2006年に独立し、IT関連事業を手がける会社を設立しました。
2014年には株式会社チェンジ・ザ・ワールドを設立しています。
主な経歴を並べると次のようになります。
- 山形県出身
- 日本工業大学機械工学科卒業
- IT関連企業などに勤務
- 2006年に独立
- 2014年にチェンジ・ザ・ワールド設立
- 太陽光発電関連事業を展開
- 一般社団法人日本西海岸計画の活動にも参加
地元・庄内で地域活性化や起業支援にも関わっていた人物として紹介されていました。
池田友喜は何した?預託法違反で逮捕
池田友喜氏が大きく報じられたのは2024年10月です。
大阪府警は、原則禁止されている「販売預託商法」によって金を集めた疑いで、池田氏ら6人を預託法違反の疑いで逮捕しました。
太陽光発電の「オーナー商法」を展開
チェンジ・ザ・ワールドは、太陽光発電設備の一部を購入したオーナーから資金を集め、会社側が設備を運用して売電収入を配当する仕組みを展開していました。
日テレNEWSによると、債権者は約1万2000人、負債総額は約38億円に上ったとされています。
改正預託法では、商品を販売した事業者がその商品を預かり、運用益などを支払う「販売預託」が原則禁止されています。
池田氏らの逮捕は、法改正後で全国初の摘発と報じられました。
池田友喜はその後「罰金100万円」の略式命令
2026年9月の週刊文春は、池田氏について、逮捕後に罰金100万円の略式命令を受けたと報じています。
そのため、現在の記事では逮捕当時の「容疑者」という段階だけではなく、その後の処分まで合わせて扱うことができます。
一方、池田氏の現在の詳しい活動については、主要報道や旧会社の情報から明確に確認できる内容は限られています。
チェンジ・ザ・ワールドはなぜ破産した?
株式会社チェンジ・ザ・ワールドは太陽光発電の小口オーナー事業を展開していましたが、2023年に破産を申し立てました。
週刊文春は、1万2000人以上の出資者が影響を受けたと報じています。
その後、元社長の池田氏らが預託法違反の疑いで逮捕されたことで、同社の事業と加藤氏側との過去の接点が改めて注目されるようになりました。
ただし、池田氏の預託法違反事件と、加藤氏本人が犯罪に関与したという話は別です。
加藤氏について、チェンジ・ザ・ワールドの預託法違反事件に関与したとして捜査や処分を受けたとの発表はありません。
池田友喜は加藤鮎子の夫?2人の関係を確認
「加藤鮎子 夫 池田友喜」と気になっている人もいるようですが、池田友喜氏は加藤鮎子氏の夫ではありません。
両者の関係として確認できるのは、地元・酒田での地域活動や政治活動、ウェブ関連業務などを通じた接点です。
国会答弁では、むしろ加藤氏の現在の夫が池田氏と先に知り合っていたことを、加藤氏本人が説明しています。
加藤鮎子の現在の夫と池田友喜は若手起業家の集まりで接点
2024年4月の衆議院内閣委員会で、加藤氏は自身の夫について、池田氏と同じ若手起業家の集まりに参加していたと答弁しています。
さらに国会では、池田氏と加藤氏の夫が「一般社団法人日本西海岸計画」の役員を務めていたことも取り上げられました。
加藤氏側と池田氏の間に以前から接点があったことは確認できますが、それだけで池田氏の事業に加藤氏が関与していたことにはなりません。
加藤鮎子の夫は誰?元夫は宮崎謙介
加藤鮎子氏は過去に、元衆議院議員の宮崎謙介氏と結婚していました。
週刊文春によると、2人は2006年に結婚し、その後離婚しています。
現在は別の男性と再婚しています。
元夫・宮崎謙介とは離婚
宮崎謙介氏は、後に京都3区から衆議院議員となった人物です。
加藤氏との結婚は宮崎氏が国会議員になる以前でした。
現在の加藤氏の夫は宮崎氏ではありません。
現在の夫は一般男性
現在の夫については、自民党公式のインタビューで加藤氏自身が「夫」として言及しています。
加藤氏によると、政治家を目指すことを交際前から伝えており、選挙準備を始める際には、夫が自身の仕事を辞めて一緒に地元へ来てくれたと語っています。
夫は一般人のため、氏名や現在の勤務先などについては、公的プロフィールで広く紹介されているわけではありません。
ネット上には具体的な氏名や職業を記載する記事もありますが、公的情報で確認できる範囲以上に家族の情報を結び付けない方が分かりやすいでしょう。
加藤鮎子に子供は何人?2人の息子を子育て
加藤鮎子氏には子供がいます。
2023年にこども政策担当相へ就任した際、TBS NEWS DIGは、加藤氏について「男の子2人の子育ての真っ最中」と報じています。
そのため、確認できる家族構成としては、現在の夫と2人の息子がいることになります。
子供の名前や学校は公表情報が限られている
子供は政治家本人ではなく一般人です。
名前や通っている学校などについて、政府や自民党の公式プロフィールでは公表されていません。
加藤氏はこども政策担当相時代にも、自身が子育て当事者であることには言及していましたが、子供個人の詳しい情報は明かしていません。
加藤鮎子は現在何をしている?国土交通副大臣に就任
加藤鮎子氏は1979年4月19日生まれ、山形県鶴岡市出身の衆議院議員です。
自民党公式サイトでは、山形県第3区選出で当選5回。2026年9月現在の主な役職は国土交通副大臣とされています。
加藤鮎子のプロフィール・経歴
加藤氏の主なプロフィールは次の通りです。
- 名前:加藤鮎子
- 生年月日:1979年4月19日
- 年齢:47歳(2026年9月現在)
- 出身:山形県鶴岡市
- 選挙区:山形県第3区
- 所属:自由民主党
- 当選回数:5回
- 現職:国土交通副大臣
学歴は慶應義塾大学法学部卒業、米国コロンビア大学大学院修了です。
大学卒業後はドリームインキュベータ、野田聖子氏の議員事務所、日本国際交流センター、ピープルフォーカス・コンサルティングなどを経て、父・加藤紘一氏の事務所で秘書を務めました。
2014年の衆議院選挙で初当選し、環境大臣政務官、国土交通大臣政務官、こども政策担当相などを歴任しています。
2026年9月現在は国土交通副大臣です。
加藤鮎子のインスタ費用問題は今後どうなる?
2026年9月29日時点で、今回の約120万円の支出について、加藤氏本人への刑事処分や政治資金規正法違反の認定が発表されたわけではありません。
現時点で確認できるのは、週刊文春が2022年分の政治資金収支報告書に記載された支出を報じ、政治資金と選挙運動費用の区分について専門家が疑問を示していることです。
一方、加藤氏側は「2021年中の請求に対する支払い」だったと説明しています。
「何した?」への現時点での答え
今回の内容を簡単に見ると、加藤氏が代表を務める自民党山形県第三選挙区支部から、
- インスタグラム管理費用:38万2000円
- 動画編集費用:83万6000円
の計121万8000円が支出され、その支出先や使途、選挙運動との関係が週刊文春で取り上げられたというものです。
加藤氏のInstagramでは2021年の衆院選期間に投稿が集中し、2022年は投稿がなかったと報じられています。
これに対して加藤氏側は、支出は2021年中に請求された業務への支払いだったと回答しています。
また、支出先は預託法違反事件で逮捕された池田友喜氏本人ではなく、池田氏の親族が経営する企業と報じられています。
池田氏と加藤氏側には以前から地元活動やウェブ制作などを通じた接点があり、加藤氏自身も国会で、夫が池田氏と同じ若手起業家の集まりに参加していたことなどを説明しています。
ただし、池田氏の預託法違反事件への加藤氏の関与が認定された事実はなく、今回の政治資金支出についても「不正が確定した」という段階ではありません。
今後は、約120万円が具体的にどのような作業への対価だったのか、政治資金収支報告書への記載について加藤氏側から追加説明があるかが注目されます。

