なるにぃのクラファン5000万円問題!返金月5万円と炎上理由は?
なるにぃのクラファン5000万円問題!返金月5万円と炎上理由は?

ゲーム解説YouTuber「上級騎士なるにぃ」さんが手掛けるゲーム『誓いノ淵』をめぐり、クラウドファンディングで集まった約5000万円と返金対応が大きな注目を集めています。

『誓いノ淵』は2023年にCAMPFIREで支援を募り、3851人から5085万1500円を集めました。目標金額3000万円に対して169%を達成した大型プロジェクトです。

しかし開発は大幅に遅れ、2025年末には旧開発チームが解散。残されたデータを外部へ調査依頼した結果、「実際に動く部分は0~1%、好意的に見ても3%」などと評価されたことが明らかになりました。

そして2026年10月23日、なるにぃさんが約34分の説明動画を公開。開発がうまく進まなかった経緯とともに、返金について「月々総額で5万円程度」を自身の個人資金から用意すると説明しました。

さらに返金希望者について語った「お人好しタイプ」という表現にも批判が集まり、再び炎上する事態となっています。

なるにぃさんに何があったのでしょうか。

クラファン5000万円問題の発端から、返金月5万円の意味、ゴブローさんとの開発トラブル、支援金の使い道、「お人好し」発言、返金方法、『誓いノ淵』の現在と今後まで確認します。

なるにぃのクラファン5000万円問題は何があった?

問題となっているのは、なるにぃさんが制作を進めてきたアクションゲーム『誓いノ淵』です。

CAMPFIREでは2023年2月10日から3月31日までクラウドファンディングを実施。

結果は、

  • 目標金額:3000万円
  • 支援総額:5085万1500円
  • 支援者:3851人
  • 達成率:169%

という大成功でした。

CAMPFIREに現在掲載されているリターン情報では、ゲーム完成予定は2024年6月と記載されています。

5000円以上のプランにはSteam用ゲームコードなどが含まれ、1万5000円以上のプランではゲーム完成後2カ月程度で関連リターンを届ける予定とされていました。

しかし完成予定を過ぎてもゲームは発売されず、開発の遅延が長期化します。

最終的に2025年12月31日、なるにぃさんは、それまで開発を担当していたディレクターのゴブローさんとプログラマーがプロジェクトを離れ、旧開発体制をいったん解体すると発表しました。

『誓いノ淵』は開発中止になった?

結論からいうと、2026年10月26日時点で『誓いノ淵』の開発中止は発表されていません。

旧開発チームによる開発は事実上頓挫しましたが、なるにぃさん自身はプロジェクトを立て直し、ゲーム完成を目指す方針を続けています。

10月23日のCAMPFIRE活動報告でも、

「『誓いノ淵』の開発は、現在、着実に前へ進んでおります」

と説明しています。

また、ゲーム会社との制作協力について数カ月前から話を進めており、10月23日時点では「最終審議段階」にあると報じられています。ベテランシナリオライターの長井知佳さんもシナリオ監修として参加することが発表されました。

つまり、

旧体制での開発は頓挫したものの、『誓いノ淵』そのものを中止したわけではない

という状態です。

ただし、新たな発売日はまだ発表されていません。

なぜゲーム開発が頓挫した?ゴブローとの関係

なるにぃさんは10月23日の動画で、開発がうまくいかなかった背景を詳しく説明しています。

なるにぃさんによると、ゲーム制作のきっかけとなったのは、動画編集を担当していた「ゴブロー」さんから共同制作を持ち掛けられたことでした。

なるにぃさんがシナリオと宣伝、ゴブローさん側がゲーム開発と人事を担当する形でプロジェクトが始まったといいます。

しかし、なるにぃさん自身は当時の大きな問題として、

まともな契約書を作らないまま共同開発を始めたこと

を挙げています。

報酬を分ける約束はあったものの、納期や開発失敗時の責任などについて十分な取り決めをしないまま進め、クラウドファンディングで大金を預かった後も契約関係を見直さなかったと説明しています。

なるにぃさん自身も、この判断について「私のミス」と認めています。

なるにぃとゴブローはなぜ対立した?

開発開始後は、ゲームの方向性をめぐって意見がぶつかるようになったといいます。

なるにぃさん自身も、開発へかなり細かく口を出していたことを認めています。

その後、ゴブローさん側からゲーム開発について任せてほしいという趣旨の申し出があり、なるにぃさんは開発現場を一任する形になりました。

ところが、その後も実際に動くゲームを確認できない状態が続いたとしています。

なるにぃさんが作業記録やプログラマーとの直接連絡を求めても十分に確認できず、最終的にゴブローさんへプロジェクトから離れるよう求めたと説明しています。

ただし、ここで注意したいのは、ゴブローさんとの詳細なやり取りについては主になるにぃさん側の説明に基づいているという点です。

現時点で、ゴブローさん本人による詳細な反論や同じ程度の情報量を持つ説明は確認できていません。

そのため、どちらか一方の主張だけを確定した事実として扱うのは避ける必要があります。

「開発6割」と言われたのに実際はほぼゼロ?

特に衝撃を与えたのが、旧開発チームから引き継いだデータの状態です。

なるにぃさんによると、ゴブローさんから離脱時に、

「システムの土台は6割程度できている」

という趣旨の説明を受けたといいます。

しかし、その後に複数の外部関係者へデータ解析を依頼したところ、評価は大きく異なりました。

報道によれば、実際にゲームとして動作する部分について、

「0~1%程度、好意的に見ても3%」

と評価されたとされています。

さらに10月23日の説明では、なるにぃさんは残されたデータについて「6年間分」と表現し、解析側からは実作業量が極めて少ないとの評価を受けたと説明しました。

一方、2026年1月の報道では「約4年間の開発」とされています。

したがって「6年間すべてクラファン資金で開発していた」という意味ではありません。

なるにぃさんとゴブローさんの関係や制作構想が始まってからの期間と、クラウドファンディング後の本格的な制作期間は分けて考えた方がよいでしょう。

クラファン5085万円はどこへ?開発費の使い道は

「5000万円もの支援金はどこへ行ったのか?」

という疑問は、今回最も大きな検索需要の一つでしょう。

2026年10月23日のCAMPFIRE活動報告で、なるにぃさんは、

支援金はすべて開発費に充てた

と説明しています。

現在は開発資金にも余裕がなく、そこから返金費用を捻出することはできないため、自身の個人資金で返金を進める方針としています。

ただし、「開発費」として誰に、いつ、いくら支払ったのかという詳細な内訳が、10月23日の活動報告ですべて一覧公開されたわけではありません。

これまで支援者から「資金使途をもっと詳しく説明してほしい」という声が出ているのも、そのためです。

CAMPFIRE自身も、プロジェクト成立後の資金使用やリターン履行は基本的にプロジェクトオーナーの責任であり、プラットフォーム側が送金後の資金使途や成功を保証するものではないと説明しています。

なるにぃは横領した?詐欺だった?

SNSでは「横領ではないのか」「詐欺では?」といった強い言葉も見られます。

しかし、2026年10月26日時点で、なるにぃさんが支援金を横領した、または詐欺を行ったと司法機関などによって認定された事実は確認できません。

なるにぃさん本人も10月23日の動画で、自分が開発費を盗んで横領したという話まで出ていることに触れ、

「もちろんそんなことはありません」

と否定しています。

ゲームの完成が大幅に遅れていることや、資金使途の詳細説明を求める声があることと、刑事上の「横領」「詐欺」が成立するかどうかは別問題です。

そのため、現段階で「5000万円を横領した」「クラファン詐欺だった」と断定するのは適切ではありません。

返金は「月5万円」ってどういう意味?

今回特に注目されたのが、返金についての説明です。

なるにぃさんはCAMPFIREで、

「私個人の資金から返金に充てられる金額は、月々総額で5万円程度」

と発表しました。

ここで重要なのは、

支援者1人につき毎月5万円を返すわけではない

ということです。

返金希望者全員に対して用意できる原資が、現状では月合計約5万円という意味です。

支援金そのものは開発費へ充てており、返金はなるにぃさんの個人資金から行うため、この金額が現状の上限だと説明しています。

返金希望者の人数と金額によっては、完了まで長期間かかる可能性があります。

なるにぃさん自身も「長い時間がかかる見込み」としています。

返金はいつから?全額返金できる?

2026年10月23日の活動報告では、返金希望者全員について一度に全額を返せる状態ではないことが明らかにされています。

一方で、

「○月○日から返金開始」
「○年までに全員へ返金完了」

という具体的なスケジュールは発表されていません。

まず返金希望者の人数と返金対象額を集計し、その結果を踏まえて順次対応する方針です。

そのため「3カ月以内に全額返金される」という意味ではありません。

後述する「3カ月」は、あくまで返金希望を申し出る受付期間です。

返金希望の申請方法は?

返金を希望する支援者は、CAMPFIREのメッセージ機能から申請する必要があります。

なるにぃさんは、Xやその他の媒体でも返金希望の連絡を受けていたため、確認漏れを防ぐ目的で窓口をCAMPFIREへ一本化しました。

特に注意したいのは、すでに以前返金希望を伝えていた人も再申請が必要という点です。

CAMPFIREのメッセージから、「返金を希望する」旨を改めて連絡するよう呼びかけています。

返金希望の受付期間はいつまで?

公式活動報告によると、

一次集計は2026年10月23日の報告公開から1カ月間。

返金希望そのものについては、一次集計期間を含めて合計3カ月間受け付ける方針です。

公式には「来年1月~2月頃までを予定」と記載されています。

そのため、返金希望者は最終期限ぎりぎりまで待つより、CAMPFIRE上の最新案内を確認したうえで早めに意思表示した方がよいでしょう。

「お人好しタイプ」発言は何を言った?

返金額と並んで炎上したのが、支援者に対する「お人好しタイプ」という表現です。

なるにぃさんは返金を希望する支援者の中には、返金を申し出ることに罪悪感を持つ人もいるのではないかという趣旨で話しました。

その流れで、

「多分結構お人好しタイプ多いんじゃない?」

などと発言しています。

前後を見ると、支援者を責める意図ではなく、

「返金を求めることに罪悪感を持たなくていい」

と伝えようとした発言だったことは分かります。

しかし、5000万円以上を集めたプロジェクトが長期間完成せず、返金も月総額5万円という説明をした直後だったため、

「支援者への言い方として不適切ではないか」

「善意で支援した人をお人好し扱いするのか」

という批判が相次ぎました。

なぜ「お人好し」発言がここまで炎上した?

発言だけでなく、動画全体の見せ方も炎上を拡大させた要因となっています。

ユーチュラによると、コメント欄では、

  • 謝罪・説明の場で小芝居を入れている
  • 支援者への返金説明より本人の事情説明が長い
  • 動画後半で別ゲームを紹介した

といった点にも批判が集まりました。

一方で、なるにぃさん本人は今回の動画で、なぜ旧開発体制を信じ続けたのかという自身の判断ミスについてもかなり長く説明しています。

筆者としては、「お人好し」という単語だけを切り取るよりも、本人は返金をためらわなくてよいと伝えたかった一方、その伝え方が支援者側の感情と大きくずれてしまったと見るのが妥当だと感じます。

なるにぃは謝罪動画を出していた

今回が初めての説明ではありません。

2026年1月には、旧開発チームの離脱と開発データの問題が発覚した後、なるにぃさんが改めて謝罪動画を公開しています。

1月9日の活動報告では、

「ゲーム制作資金の確保」

「返金を希望する人への誠実な対応」

を今後の重要方針として掲げていました。

1月20日にも、前回の説明について「ノリが軽すぎる」「報告が遅い」といった批判を受け、あらためて説明する動画を公開しています。

それでも資金使途や返金の具体策を求める声は続き、10月23日に今回の長い説明動画と返金方針が公開されたという流れです。

開発データは作り直しになった?

2026年1月時点では、旧チームから引き継いだデータをそのまま使用するより、最初から作り直した方が早い可能性があると報告されていました。

その後、なるにぃさんは新しい体制でプロジェクトの再構築を開始。

5月時点ではシステム設計そのものをゼロから見直し、新しいゲーム体験へ再構築していると説明していました。

さらに8月にはゲームジャンルを「探索型の横スクロールアクション」とする方向性を発表しています。

つまり、旧データを完成させるというより、プロジェクトそのものを大幅に再設計している状態と考えた方が近そうです。

現在の『誓いノ淵』開発状況は?

2026年10月23日時点で、なるにぃさんは開発継続を明言しています。

具体的には、個人クリエイターを集める形ではなく、ゲーム会社へ組織として開発を依頼する方向へ転換しました。

数カ月前から制作協力について協議している会社があり、現在は「最終審議段階」と説明されています。

シナリオ面では、長年ゲーム業界で活動する長井知佳さんが監修に参加。

なるにぃさん自身も、

「成功させるまで絶対に諦めません」

という趣旨で、ゲーム完成を目指す姿勢を示しています。

一方、Steamページの公開時期や発売日はまだ案内できる段階ではないとされています。

したがって現時点では、「完成する」と断言することも「開発中止」と断言することもできません。

今後の開発費はどうする?

なるにぃさんは今後の開発費について、主に自身のYouTube活動などから資金を確保する考えを示しています。

不足する場合には銀行融資も検討する方針です。

これは返金にも関係します。

既存の開発資金を返金へ回すのではなく、

開発は別途資金を確保して続ける
返金はなるにぃさん個人の資金から行う

という形になります。

ただし、返金とゲーム開発の両方に今後どれほどの資金が必要になるのかは、まだ明らかになっていません。

なるにぃの現在と今後は?

2026年10月26日時点の状況をまとめると、プロジェクト自体は終了していません。

『誓いノ淵』については新しいゲーム会社との制作協力を協議しながら開発を続け、返金希望者についてはCAMPFIREで申請を受け付け、なるにぃさん個人の資金から月総額5万円程度を原資として対応する方針です。

今後の最大の焦点は、

新しい開発会社との契約が正式に決まるのか、Steamページや発売時期がいつ発表されるのか、そして返金希望者が何人・総額いくらになるのか

という点でしょう。

返金希望額の一次集計後には、具体的な返金方法や順番について追加説明が出る可能性があります。

なるにぃのクラファン5000万円問題まとめ

上級騎士なるにぃさんの『誓いノ淵』は、2023年にCAMPFIREで3851人から5085万1500円を集めた大型クラウドファンディング企画です。

しかしゲーム開発は大幅に遅れ、2025年末にはゴブローさんら旧開発チームが離脱。

引き継いだデータを外部へ調査した結果、実際に動作する部分は「0~1%、好意的に見ても3%」とする評価が示され、プロジェクトの再構築を余儀なくされました。

そして2026年10月23日、なるにぃさんは開発が頓挫した経緯を詳しく説明するとともに、返金希望者への対応を発表。

支援金はすべて開発費に充てたとしており、返金原資については個人資金から月々総額5万円程度を用意するとしています。

また、返金希望者について「お人好しタイプ」と表現したことで批判が拡大しましたが、前後の文脈では、返金を求めることに罪悪感を持たなくてもよいと伝える意図だったことも確認できます。

返金を希望する場合はCAMPFIREのメッセージから再度申請する必要があり、受付期間は2026年10月23日の報告から約3カ月間とされています。

一方、『誓いノ淵』そのものは開発中止になっておらず、現在も新たなゲーム会社との制作協力を進めています。

なお、SNSでは「横領」「詐欺」といった言葉も出ていますが、現時点でそうした犯罪行為が確定した事実は確認できません。

今回の問題は、「5085万円を集めたのにゲームが完成していないこと」「開発管理の甘さ」「資金使途の説明」「返金の長期化」「支援者への言葉選び」が重なって大きな炎上につながったものといえるでしょう。

今後は返金希望額の集計結果、新しい開発会社との契約、発売時期の発表が大きな注目点となります。