古橋亨梧がLAギャラクシー移籍!理由とMLS得点王の可能性
古橋亨梧がLAギャラクシー移籍!理由とMLS得点王の可能性

セルティックでゴールを量産し、スコットランドリーグ得点王にも輝いた古橋亨梧選手。フランスのレンヌ、イングランドのバーミンガム・シティを経て、2026年7月にアメリカのLAギャラクシーへ完全移籍することが正式発表されました。(lagalaxy)

気になるのは、なぜヨーロッパを離れてMLSを選んだのかという点です。バーミンガムでは期待されたほど得点を伸ばせなかったため、「構想外だったのか」「セルティックには戻らなかったのか」「MLSなら得点王になれるのか」と感じた人も多いのではないでしょうか。

この記事では、古橋亨梧選手のLAギャラクシー移籍が決まった経緯や、考えられる移籍理由を詳しく見ていきます。あわせて、契約期間、デビュー時期、チーム内での起用法、MLS得点王を狙える可能性についても紹介します。

目次

古橋亨梧のLAギャラクシー移籍が正式決定

古橋亨梧選手のLAギャラクシー移籍について、最初に発表内容を確認しておきましょう。

  • バーミンガムからの完全移籍
  • 契約は2030-31シーズンまで
  • 加入にはP-1ビザの受領が必要
  • MLSでは外国籍選手枠に登録される

2026年7月21日にLAギャラクシーが正式発表

LAギャラクシーは2026年7月21日、バーミンガム・シティから古橋亨梧選手を獲得することで合意したと発表しました。

レンタル移籍ではなく、バーミンガムを離れてLAギャラクシーへ加入する完全移籍です。バーミンガム側も古橋選手の退団を発表しており、移籍金については公表されていません。

LAギャラクシーのウィル・クンツGMは、古橋選手について、日本代表やUEFAチャンピオンズリーグ、ヨーロッパ各国での経験を高く評価。特に、得点能力をチームにもたらすことへの期待を示しています。

単なる話題性を狙った補強ではなく、ストライカーとしての実績を評価した獲得であることが分かります。

契約期間は2030-31シーズンまで

古橋選手とLAギャラクシーの契約は、2030-31シーズンまでです。

2026年7月時点で31歳ですが、短期契約ではありません。契約を満了する頃には36歳前後になるため、LAギャラクシーが中長期的な戦力として古橋選手を迎えたことがうかがえます。

MLSではヨーロッパで実績を残したベテラン選手が加入するケースもありますが、古橋選手は運動量や裏への抜け出しを強みにするタイプです。コンディションを維持できれば、数シーズンにわたって攻撃の中心を任される可能性があります。

デビュー時期はP-1ビザ取得後

加入発表時点では、古橋選手がすぐに公式戦へ出場できるとは限りません。

LAギャラクシーの発表には、契約成立の条件としてP-1ビザの受領が挙げられています。ビザや国際移籍に必要な手続きが完了したあと、正式にチームへ登録される流れです。

そのため、具体的なデビュー戦はまだ発表されていません。移籍直後の試合ではなく、練習参加や選手登録を終えてからの出場になる可能性があります。

ここはかなり気になるポイントですよね。初出場の日程については、クラブの公式発表を待つ必要があります。

古橋亨梧の現在のプロフィール

項目内容補足
名前古橋亨梧ふるはし・きょうご
生年月日1995年1月20日2026年7月時点で31歳
出身地奈良県生駒市LAギャラクシー公式発表
身長約170センチ公式表記は5フィート7インチ
ポジションFW主にセンターフォワード
現在の所属LAギャラクシーMLS
前所属バーミンガム・シティイングランド2部
契約期間2030-31シーズンまでP-1ビザ受領が条件
日本代表23試合5得点2019年に代表デビュー
主な実績スコットランドリーグ得点王2022-23シーズン

古橋選手はFC岐阜でプロ生活を始め、ヴィッセル神戸、セルティック、レンヌ、バーミンガムを経てLAギャラクシーへ加入しました。プロ通算では、LA加入前までに384試合154得点55アシストを記録しています。

古橋亨梧がLAギャラクシーへ移籍した理由は?

古橋選手本人は、加入発表の時点で詳しい移籍理由を明かしていません。

ただし、直近の成績や両クラブの状況を見ると、主に次の理由が重なったと考えられます。

  • バーミンガムで得点や出場機会を伸ばせなかった
  • ストライカーとして再スタートできる環境が必要だった
  • LAギャラクシーが得点力のあるFWを求めていた
  • 長期契約を提示され、中心選手として期待された
  • 日本人選手が在籍し、適応しやすい環境だった

移籍理由は公式には明かされていない

まず押さえておきたいのは、古橋選手やバーミンガムが「成績不振が理由」「監督との関係が理由」と説明したわけではないことです。

LAギャラクシーの発表では、クラブ側が古橋選手の経験や得点能力を評価したことは紹介されています。一方、古橋選手がMLSを選んだ個人的な理由までは公表されていません。

したがって、「バーミンガムを追い出された」「ヨーロッパで通用しなくなった」と断定することはできません。

ただ、バーミンガムでの成績やチーム内の立場が、環境を変える判断に影響した可能性は高そうです。

バーミンガムでは公式戦31試合3得点

移籍の大きな背景とみられるのが、バーミンガムで得点を伸ばせなかったことです。

古橋選手は2025-26シーズン、バーミンガムで公式戦31試合に出場しましたが、得点は3ゴールでした。リーグ戦では28試合1得点にとどまっています。

セルティック時代には公式戦165試合で85得点を挙げていたため、数字だけを比べると大きな差があります

もちろん、リーグの特徴やチームの戦術、与えられた役割が異なるため、単純に得点数だけで評価することはできません。それでも、ゴールを期待されるストライカーにとって、リーグ戦1得点という結果は厳しいものでした。

古橋選手にとっても、得点感覚と自信を取り戻すために新しい環境が必要な時期だったと言えそうです。

ここで、セルティック、レンヌ、バーミンガムにおける得点ペースを同じ基準で比較してみます。

今回のデータは、各クラブ在籍中の公式戦出場数と得点数を、クラブやリーグの公開情報をもとに筆者が再集計したものです。出場時間ではなく「公式戦の出場試合数」を母数とし、各クラブで10試合に出場した場合の得点数へ換算しています。

大会のレベルや先発・途中出場の割合、実際のプレー時間は異なるため、選手の能力を単純に決める数字ではありません。ただ、セルティック退団後にどれほど得点ペースが落ちていたのかを見る目安にはなります。

古橋亨梧の10試合当たり得点はセルティック5.15点、レンヌ0点、バーミンガム0.97点で、LAギャラクシー移籍前に得点ペースが大きく低下していた。
【LAギャラクシー、MLS、各クラブの公式発表をもとに筆者が独自集計。小数第3位を四捨五入。2026/7/22時点】

セルティックでは10試合当たり5.15得点だったのに対し、バーミンガムでは0.97得点でした。バーミンガム時代と比べると、セルティック時代の得点ペースは約5.3倍です。

レンヌは6試合のみの出場で無得点だったため、母数が少ない点には注意が必要です。それでも、セルティックを離れたあと、レンヌとバーミンガムの合計37試合で3得点にとどまったことは、LAギャラクシー移籍の背景を考えるうえで無視できません。

単に「ヨーロッパからMLSへ移った」というより、本来の決定力を取り戻せる環境を求めた移籍という見方が強まります。

レンヌ移籍後から苦しい時期が続いていた

古橋選手は2025年1月、セルティックからフランス1部のレンヌへ移籍しました。

しかし、レンヌではリーグ戦6試合の出場にとどまり、得点を記録できませんでした。その約半年後にはバーミンガムへ移籍しています。

その後、バーミンガムでも本来の得点力を発揮できず、セルティック退団後の約1年半でレンヌ、バーミンガム、LAギャラクシーと所属先が変わりました。

短期間で移籍が続いたことから、「キャリアが迷走しているのでは」と感じた人もいるかもしれません。ただ、LAギャラクシーとの契約は2030-31シーズンまでです。

長期契約を結んだことで、試合に出ながら状態を立て直せる環境を確保したとも受け取れます。

LAギャラクシーが得点できるセンターフォワードを求めていた

LAギャラクシー側の事情も、今回の移籍に関係しています。

2026年シーズンのLAギャラクシーは、7月17日のLAFC戦終了時点で5勝6敗5分けの勝ち点20。MLS再開初戦となったLAFC戦では、ボール保持率59.5%、シュート11本を記録しながら0-3で敗れました。

この試合ではジョセフ・ペインツィル、エリック・トミー、マルコ・ロイスが前線に並びましたが、得点を奪えませんでした。中央で相手DFの背後を狙い、ペナルティーエリア内で仕留められるストライカーは補強ポイントの一つだったとみられます。

さらに、LAギャラクシーは2026年7月にガブリエル・ペックをクルゼイロへ移籍させ、その後ロバート・テイラーと古橋選手を獲得しています。夏の移籍期間に攻撃陣を組み替えていることが分かります。

古橋選手の加入は、まさに攻撃再編の一手と言えそうです。

LAギャラクシーの攻撃陣がどの程度得点に関与していたのか、主要3選手に絞って比較すると、古橋選手に期待される役割がさらに見えやすくなります。

今回のデータは、古橋選手の加入が発表される前にLAギャラクシーの攻撃を支えていたガブリエル・ペック、マルコ・ロイス、ジョセフ・ペインツィルの3人を対象に、2026年MLSレギュラーシーズンの得点とアシストを筆者が集計したものです。

カップ戦や親善試合を含む公式戦全体ではなく、比較条件をそろえるためMLSリーグ戦での得点関与に限定しています。また、チーム全選手のランキングではなく、前線の主要3選手だけを抜き出した比較です。

古橋亨梧のLAギャラクシー移籍前、退団したペックは10得点関与、ロイスは9、ペインツィルは7を記録し、攻撃陣の再編が必要だった。
【LAギャラクシー、MLS、各クラブの公式発表をもとに筆者が独自集計。小数第3位を四捨五入。2026/7/22時点】

ガブリエル・ペックは5得点5アシストの合計10得点関与、マルコ・ロイスは4得点5アシストの9得点関与、ジョセフ・ペインツィルは3得点4アシストの7得点関与という比較になりました。

なかでも、ペックは右サイドからの突破だけでなく、得点とアシストの両方でチームに貢献していました。そのペックがクルゼイロへ移籍したことで、少なくともリーグ戦10得点関与分を担っていた選手がチームを離れたことになります。クラブ全公式戦では、ペックは2026年に15得点関与を記録していました。

古橋選手はペックと同じタイプではありませんが、中央でゴールを決める選手を加えることで、失われた得点力を別の形で補う狙いがあるのでしょう。

セルティック時代の動き出しを再現しやすい

古橋選手の最大の強みは、ボールを持って相手を何人も抜くプレーより、味方がパスを出す前に動き出し、DFラインの背後へ入る能力です。

LAギャラクシーには、2026年シーズン前半に5得点6アシストを記録し、リーグ4位となる39本のキーパスを出していたマルコ・ロイスがいます。

ロイスのようにラストパスを出せる選手がいることは、古橋選手にとって大きなプラスです。

セルティック時代の古橋選手は、味方が前を向いた瞬間にDFの間へ飛び出し、少ないタッチでゴールを決める場面が目立ちました。LAギャラクシーでも周囲とのタイミングが合えば、バーミンガム時代とは違った姿を見せる可能性があります。

吉田麻也や山根視来がいることもプラス

LAギャラクシーには、元日本代表の吉田麻也選手と山根視来選手も在籍しています。

山根選手は7月17日のLAFC戦に先発し、吉田選手もベンチ入りしていました。古橋選手にとって、言葉や生活面について相談できる日本人選手がいることは、アメリカでの適応を助ける要素になりそうです。

ただし、吉田選手や山根選手の存在が移籍を決断した直接的な理由だと、本人が説明したわけではありません。

それでも、初めて生活する国で親しい日本人選手がいることは、安心材料の一つにはなるでしょう。

欧州を離れたのは引退準備ではない

31歳でMLSへ移籍したことから、キャリアの終盤に入ったという見方もあります。

しかし、今回の契約は2030-31シーズンまで続く長期契約です。LAギャラクシーも古橋選手の実績だけでなく、今後の得点力やチームへの影響を期待しています。

そのため、現時点では引退に向けた移籍というより、ストライカーとしてもう一度結果を出すための再スタートと捉えたほうが近いでしょう。

古橋亨梧はMLS得点王になれる?

結論から言うと、古橋選手にMLS得点王を狙える能力はありますが、2026年シーズン途中からの加入で受賞するのはかなり難しい状況です。

  • 得点王争いの上位選手はすでに12~13得点
  • LAギャラクシーは16試合を消化
  • レギュラーシーズンは残り18試合
  • ビザ取得が遅れれば出場可能試合はさらに少なくなる
  • 近年のMLS得点王は20得点以上が目安

「Golden Boot Winner」はMLS得点王という意味ではない

LAギャラクシーの加入発表には、「Golden Boot Winner」という表現が使われています。

ただし、これは古橋選手がすでにMLS得点王になったという意味ではありません。2022-23シーズンに獲得したスコティッシュ・プレミアシップ得点王を指しています。

古橋選手は同シーズン、公式戦34得点を挙げ、リーグ得点王と年間最優秀選手に選ばれました。セルティックの国内3冠にも大きく貢献しています。

つまり、MLS得点王は過去の実績ではなく、これから挑戦するタイトルです。

2026年の得点王争いはすでに12~13得点

2026年のMLSはワールドカップ開催による中断期間があり、7月16日からリーグ戦が再開されました。

中断時点の得点ランキングでは、シカゴ・ファイアーのウーゴ・カイペルスが13得点で首位。リオネル・メッシとペタル・ムサが12得点で続いていました。

古橋選手はMLSで0得点からのスタートです。加入直後からハイペースでゴールを決めなければ、得点王争いには追いつけません。

残り18試合で必要になる得点ペース

LAギャラクシーは7月17日のLAFC戦までに、リーグ戦16試合を消化しています。MLSのレギュラーシーズンは34試合のため、単純計算では残り18試合です。

古橋選手が全18試合に出場したと仮定すると、必要な得点ペースは次のようになります。

最終得点数1試合平均得点王の可能性
10得点0.56得点移籍後の成績としては成功だが、得点王は難しい
14得点0.78得点7月上旬時点の首位13得点を上回る
18得点1.00得点上位選手の失速次第で争いに入る
20得点1.11得点近年の得点王ラインに届く可能性
23得点1.28得点2024年の得点王と同水準

近年のMLS得点王は、2022年が23得点、2023年が20得点、2024年が23得点、2025年が29得点でした。

数字だけでは得点王の難しさが分かりにくいため、二桁得点から直近の得点王水準まで、残り18試合で必要になる1試合当たりの得点数を試算しました。

今回のシミュレーションでは、LAギャラクシーがリーグ戦16試合を終え、古橋選手が残り18試合すべてに出場できると仮定しています。途中出場、ビザ取得の遅れ、負傷、出場停止、プレーオフは考慮していません。

目標値は、移籍後の二桁得点となる10点、中断時点の首位13点を超える14点、直近4年間の最低得点王ライン20点、2022~2025年の平均23.75点を切り上げた24点、2025年の得点王29点に設定しました。

古橋亨梧がLAギャラクシー加入後の残り18試合で20得点するには1試合1.11点、2025年のMLS得点王29点には1.61点が必要となる試算。
【LAギャラクシー、MLS、各クラブの公式発表をもとに筆者が独自集計。小数第3位を四捨五入。2026/7/22時点】

残り18試合で10得点を挙げるには、1試合当たり0.56得点が必要です。これは約1.8試合に1得点のペースとなり、途中加入のストライカーとしては十分に成功と呼べる数字でしょう。

中断時点の首位13得点を上回る14得点には1試合当たり0.78得点、2023年の得点王と同じ20得点には1試合当たり1.11得点が必要です。

直近4年間の得点王平均を超える24得点には1試合当たり1.33得点、2025年のメッシと同じ29得点には1試合当たり1.61得点が必要になります。

20得点以上を目指す場合は、ほぼ毎試合1得点以上を記録しなければいけません。2025年に29得点を挙げたメッシでさえ、シーズンを通した平均は1試合約1得点でした。

2026年に得点王になるには、少なくとも18~20得点前後まで伸ばす必要があるでしょう。残り18試合で20得点なら、1試合平均1.11得点です。

古橋選手の全盛期を考えても、簡単な数字ではありません。

得点王の可能性を高める3つの条件

古橋選手が短期間でゴールを量産するためには、次の条件が重要になります。

センターフォワードとして継続的に先発する

途中出場が多くなると、得点数を一気に伸ばすのは難しくなります。

LAギャラクシーが古橋選手を中央のストライカーとして固定し、毎試合60~90分程度起用することが得点王争いの前提です。

長期契約を結んでいることや、クラブが加入発表で得点能力を強調していることから、主力候補として期待されている可能性は高いでしょう。

マルコ・ロイスとの連係を早く作る

古橋選手は、自分でチャンスを作るより、周囲から質の高いパスを受けて得点する場面が多いFWです。

ロイスは2026年前半戦で39本のキーパスを記録しており、古橋選手の動き出しを見逃さずにボールを出せる選手です。

2人のタイミングが合えば、古橋選手がゴール前で受ける回数は増えるでしょう。ここは新天地での成否を分けるポイントになりそうです。

バーミンガム時代の得点感覚を早く取り戻す

古橋選手はセルティック時代に165試合85得点を挙げた一方、レンヌでは6試合無得点、バーミンガムでは31試合3得点でした。

MLSで成功するには、セルティック時代のように迷わずシュートを打てる状態へ戻る必要があります。

初得点までに時間がかかるとプレッシャーが強くなるため、加入後の数試合でゴールを奪えるかが重要です。

2026年の得点王より二桁得点が現実的な目標

シーズン途中から加入する2026年については、得点王よりも二桁得点が現実的な目標になりそうです。

残り18試合で10得点なら、約1.8試合に1得点のペースです。バーミンガムでリーグ戦1得点だったことを考えると、10得点でも十分に復活を印象づけられます。

さらに、2027年シーズンを開幕から戦い、ロイスやペインツィルらとの連係を深められれば、年間を通したMLS得点王候補になる可能性はあります。

2026年後半は、得点王争いそのものより、古橋選手が再びゴールを量産できる状態へ戻れるかに注目です。

LAギャラクシーで古橋亨梧はどう起用される?

古橋選手は、LAギャラクシーで中央のセンターフォワードを任される可能性が高いでしょう。

  • 最前線から相手DFの背後を狙う
  • ロイスからのスルーパスを受ける
  • ペインツィルらサイドの選手が作ったスペースへ入る
  • 前線からプレスをかける
  • ゴール前で少ないタッチからシュートを狙う

最前線のストライカーが基本ポジション

古橋選手はサイドでもプレーできますが、得点力を最も発揮しやすいのはセンターフォワードです。

LAギャラクシーは加入発表で、古橋選手を明確にFWとして紹介し、得点能力への期待を強調しています。

そのため、サイドアタッカーとしてではなく、攻撃の最後を任される9番タイプとして起用される可能性が高そうです。

ロイスやペインツィルとの前線形成が有力

7月17日のLAFC戦では、ペインツィル、トミー、ロイスが前線で起用されました。古橋選手が入れば、ロイスが一列下がり、古橋選手が中央、ペインツィルがサイドに入る形も考えられます。

古橋選手が中央で相手DFを引きつければ、ペインツィルらが使えるスペースも広がります。

逆に、サイドの選手が縦へ突破することで、古橋選手がゴール前へ走り込むスペースも生まれます。個人で何人も抜くことより、周囲との連係で生きる選手だけに、チーム全体の動きが重要です。

吉田麻也との日本人共演にも注目

古橋選手と吉田麻也選手は、ともに日本代表経験があります。

ポジションはFWとDFで異なりますが、吉田選手はLAギャラクシーで主将を務めてきた経験があり、古橋選手にとって頼れる存在になりそうです。2026年には山根視来選手も在籍しており、日本人3選手が同じクラブでプレーする可能性があります。

ピッチ上だけでなく、ロサンゼルスでの生活やMLS特有の移動、気候への適応でも、日本人選手の存在は心強いでしょう。

古橋亨梧のセルティック退団後から現在まで

古橋選手の移籍が続いているため、セルティック退団後の流れを確認しておきましょう。

所属クラブの変化を日付で追うと、セルティックを退団してからLAギャラクシー加入までの期間がかなり短かったことが分かります。

今回のタイムラインは、各クラブが正式に加入を発表した日を基準に、2025年1月27日のレンヌ移籍から2026年7月21日のLAギャラクシー移籍までの日数を筆者が計算したものです。

試合出場数と得点数は各クラブ在籍中の公式戦を対象とし、移籍交渉が始まった日やメディカルチェックの日ではなく、クラブによる正式発表日を起点にしています。レンヌからバーミンガムまでが159日、バーミンガムからLAギャラクシーまでが381日、全期間は540日です。

古橋亨梧はセルティック退団から540日でレンヌ、バーミンガム、LAギャラクシーへ移籍。レンヌ移籍から次の移籍までは159日だった。
【LAギャラクシー、MLS、各クラブの公式発表をもとに筆者が独自集計。2026/7/22時点】

セルティックからレンヌへ移籍したのは2025年1月27日です。その159日後となる7月5日にはバーミンガムへの加入が発表され、さらに381日後の2026年7月21日にLAギャラクシーへの移籍が決まりました。

つまり、古橋選手はセルティック退団から約1年半、正確には540日間で3つの新しいクラブに加入したことになります。

特にレンヌでは、加入発表から次の移籍発表まで159日しかありませんでした。実際に公式戦へ出場したのも6試合だったため、十分な出場機会を得てチームへ適応する前に、再び環境が変わった印象があります。

一方、バーミンガムでは381日間在籍し、公式戦31試合に出場しました。レンヌより試合数は増えたものの3得点にとどまり、セルティック時代の決定力を取り戻すまでには至りませんでした。

短期間で所属クラブが変わったことだけを見れば落ち着かないキャリアに見えますが、LAギャラクシーでは2030-31シーズンまでの長期契約が提示されています。今回の移籍は、腰を据えて状態を立て直すための転機になる可能性があります。

時期所属クラブ主な成績・出来事
2021年夏~2025年1月セルティック公式戦165試合85得点
2022-23シーズンセルティック公式戦34得点、リーグ得点王・年間最優秀選手
2025年1月レンヌセルティックから完全移籍
2024-25シーズン後半レンヌ6試合出場、無得点
2025年7月バーミンガムレンヌから完全移籍
2025-26シーズンバーミンガム公式戦31試合3得点
2026年7月LAギャラクシー2030-31シーズンまでの契約

セルティックでは国内タイトル獲得と得点王を経験しましたが、レンヌとバーミンガムでは出場機会や得点数を伸ばせませんでした。LAギャラクシー移籍は、約1年半続いた苦しい時期を終わらせられるかどうかを左右する大きな転機です。

MLSで再び得点を重ねれば、セルティック時代の実力が失われていないことを示せます。古橋選手にとって、かなり重要な挑戦になりそうです。

古橋亨梧のLAギャラクシー移籍に関するまとめ

  • 古橋亨梧選手は2026年7月にLAギャラクシーへの完全移籍が決定した
  • 前所属はイングランド2部のバーミンガム・シティ
  • 契約期間は2030-31シーズンまで
  • 加入発表時点ではP-1ビザの受領待ちで、デビュー日は未定
  • 移籍金の具体的な金額は公表されていない
  • 本人による詳しい移籍理由はまだ明かされていない
  • バーミンガムでは公式戦31試合3得点、リーグ戦28試合1得点だった
  • 新しい環境で得点感覚を取り戻すことが移籍の大きな目的とみられる
  • セルティック時代の10試合当たり得点数は5.15点、バーミンガムでは0.97点だった
  • セルティック退団からLAギャラクシー移籍までの期間は540日だった
  • LAギャラクシーも得点できるセンターフォワードを必要としていた
  • ペックの移籍により、リーグ戦10得点関与を記録していた主要攻撃選手がチームを離れた
  • 加入発表の「Golden Boot Winner」はMLSではなく、スコットランドリーグ得点王を指す
  • 2026年のMLS得点王争いでは、古橋選手はシーズン途中から0得点でスタートする
  • 残り18試合で20得点を挙げるには、1試合平均1.11得点が必要
  • 2025年の得点王と同じ29得点には、残り18試合で1試合平均1.61得点が必要
  • 2026年は二桁得点を達成できれば、復活を強く印象づけられる
  • 吉田麻也選手、山根視来選手ら日本人選手との共演も期待される
  • マルコ・ロイスとの連係が得点数を左右するポイントになる

ヨーロッパでは苦しい時期が続きましたが、古橋選手がセルティック時代に見せた動き出しと決定力は、LAギャラクシーでも大きな武器になります。アメリカの地で再び笑顔でゴールを重ねられるのか、新たな挑戦から目が離せません。