
鳥取県立中央病院が2026年9月1日、ECMO(エクモ)の酸素チューブの接続ミスによって、70代の男性患者が低酸素性脳症となり、意識不明の状態が続いている医療事故を公表しました。
事故時にECMOを担当していたのは、10年以上の経験を持つ臨床工学技士だったと報じられています。
「鳥取県立中央病院の臨床工学技士は誰?」「名前や顔画像は出ている?」「10年以上のベテランなのになぜミスが起きた?」と気になっている人も多いと思います。
2026年9月2日時点で、鳥取県立中央病院の公式発表や主要報道では、事故を担当した臨床工学技士の氏名・年齢・性別・顔画像など、本人を特定できる情報は公表されていません。
一方、山陰放送やテレビ朝日は、担当者について「10年以上の経験があるベテラン」で、当時はECMOを含む3台の機器を1人で担当していたと報じています。
鳥取県立中央病院でECMO医療事故!何があった?
鳥取県立中央病院が公表したのは、体外式膜型人工肺「ECMO」へ酸素を送るチューブの接続を誤ったと考えられる医療事故です。
事故が起きたのは2026年8月11日。心筋梗塞で治療を受けていた70代男性に、約20分間にわたってECMOから十分な酸素が供給されない状態が続きました。病院は酸素チューブの接続誤りが原因と考えられると説明しています。
70代男性が心筋梗塞で入院
男性は神奈川県在住の70代で、旅行のため鳥取県を訪れていました。
テレビ朝日や共同通信によると、8月9日に胸の不快感を訴えて鳥取県立中央病院を受診し、心筋梗塞と診断されました。
その後、容体が悪化したため、心臓や肺の働きを補助するECMOを装着して治療を受けていました。
8月11日の移動時に酸素チューブの接続ミス
事故が起きたのは、その2日後の8月11日です。
男性を集中治療室から心臓カテーテル室など別の治療場所へ移動させる際、ECMOの酸素供給を院内設備から移動用の酸素ボンベへ切り替えました。
移動後は、本来なら酸素チューブを再び院内側の酸素供給設備へつなぎ直す必要がありました。
ところが担当の臨床工学技士が接続を戻さないまま、移動用酸素ボンベの元栓を閉じてしまったとされています。
ECMOから約20分間酸素が供給されず
酸素ボンベの栓を閉めた時点で、チューブは院内の酸素供給設備へ戻されていませんでした。
その結果、患者にはECMO本体側からも移動用ボンベ側からも酸素が送られない状態となりました。
別の医師が異常に気付くまで、20分弱にわたって酸素供給が途絶えていたと報じられています。
警報アラームは複数回鳴っていた
さらに注目されているのが、事故発生後に警報アラームが鳴っていたことです。
山陰放送によると、酸素が供給されていない間に警報アラームは複数回鳴りましたが、担当者らは酸素チューブの接続ミスに気付けませんでした。
最終的には別の医師が配管の誤りを確認し、酸素供給が再開されています。
事故調査では、最初の接続ミスだけでなく、なぜ複数回の警報が重大な異常の発見につながらなかったのかも焦点になります。
鳥取県立中央病院の臨床工学技士は誰?名前は公表されていない
今回のECMO医療事故で操作を担当していた人物は、鳥取県立中央病院の臨床工学技士です。
ただし、2026年9月2日時点で病院側は担当技士の名前を発表していません。
公式発表にも、臨床工学技士個人の氏名やプロフィールは記載されていません。病院は事故そのものについて謝罪し、外部有識者を交えた事故調査委員会で原因を調べる方針を示しています。
臨床工学技士の実名・年齢・性別は非公表
現在確認できる情報は、
- 鳥取県立中央病院でECMOを担当していた臨床工学技士
- 臨床工学技士として10年以上の経験
- ECMOを含む3台の機器を1人で担当していた
- 酸素チューブを正しく接続したと思い込んでいたとの趣旨の説明
といった内容です。
一方、
- 氏名
- 正確な年齢
- 性別
- 出身地
- 出身大学・専門学校
- 入職年
- 役職
- 顔写真
については、事故を担当した人物の情報として公表されていません。
病院関係者の公開名簿から特定することはできない
鳥取県立中央病院には「臨床工学室」があり、生命維持管理装置をはじめとする医療機器の操作・管理を担当しています。病院公式サイトでも臨床工学室が院内の部門として掲載されています。
また、鳥取県内の臨床工学技士に関する団体などでは、鳥取県立中央病院に所属する一部の技士名が公開されている場合があります。
しかし、その公開名簿に名前がある人物が今回の事故担当者だとする情報はありません。
同じ病院に勤務しているというだけで、公開されている特定の技士を今回の医療事故と結び付けることはできません。
臨床工学技士の顔画像は公開されている?
今回操作を担当した臨床工学技士本人の顔画像も、2026年9月2日時点では確認されていません。
報道で映されているのは、鳥取県立中央病院の建物や、事故について説明する千酌浩樹院長らの記者会見が中心です。
共同通信の報道でも、記者会見する病院幹部の写真は掲載されていますが、事故を担当した臨床工学技士本人として紹介された写真はありません。
そのため、SNSや病院関係者の写真から「この人ではないか」と特定することはできない状況です。
担当技士の経歴は?10年以上のベテランだった
名前などは公表されていませんが、担当技士の経験年数については報道で明らかになっています。
テレビ朝日は、この臨床工学技士について「10年以上の経験があるベテラン」と報じました。
初心者が操作を誤ったという事故ではなかったことが、今回大きく注目されている理由の一つです。
ECMOを含む3つの機械を1人で担当
テレビ朝日の報道によると、事故当時、この技士はECMOだけを監視していたわけではありません。
ECMOを含め、3つの機械の調整や維持を1人で担当していたとされています。
ただし、「3台を1人で担当していたことが事故原因だった」と病院が結論付けたわけではありません。
人員配置や業務負担が事故にどの程度影響したのかについては、今後の事故調査委員会による検証を待つことになります。
「正しく接続したと思い込んでいた」
山陰放送は、作業を担当した臨床工学技士が「正しく接続したと思い込んでいた」という趣旨の説明をしていると報じています。
今回の事故では、
移動用酸素ボンベへ変更
↓
患者を移動
↓
本来は院内の酸素供給設備へつなぎ直す
↓
接続したと思い込む
↓
移動用ボンベの栓を閉じる
↓
酸素供給が停止
という流れだったとみられています。
経験年数が長くても、確認の思い込みを防ぐ仕組みが十分に機能していたのかが問われることになります。
なぜ警報アラームが鳴ったのに約20分気付かなかった?
今回のECMO医療事故で、接続ミスと並んで注目されているのが警報への対応です。
山陰放送によると、酸素が供給されていない間、警報アラームが複数回鳴っていました。
それにもかかわらず、接続ミスが判明したのは約20分後でした。
別の医師が酸素配管の異常を発見
最終的に異常を見つけたのは別の医師だったと報じられています。
酸素チューブが正しく接続されていないことに医師が気付き、酸素供給を再開しました。
しかし、その時点までに20分弱が経過しており、男性は低酸素性脳症となりました。
病院が臨時に開いた医療安全管理委員会は、操作ミスと低酸素性脳症の間に一定程度の因果関係があることは間違いないと判断しています。
70代男性は低酸素性脳症で意識不明
患者は事故後、「低酸素性脳症」と診断されました。
低酸素性脳症は、脳へ十分な酸素が届かない状態によって脳に障害が起こるものです。
共同通信によると、9月1日の公表時点で男性は意識不明で、病院側は回復が厳しい状態だと説明しています。
病院は「重度の後遺症」と説明
TSKさんいん中央テレビは、病院が男性に低酸素性脳症という「重度の後遺症」が生じたと説明したと報じています。
事故前から男性は重い心筋梗塞でECMO治療を必要としていました。
そのため病院は、患者の元々の病状も含めて検証する一方、今回の酸素供給停止と低酸素性脳症には一定の因果関係があるとの判断を示しています。
鳥取県立中央病院の院長が謝罪
鳥取県立中央病院は9月1日、公式サイトで事故を公表し、患者本人と家族、関係者、地域に対して謝罪しました。
千酌浩樹院長も記者会見を開き、「医療安全上の重大事故」を起こしたとして謝罪しています。
「ミスを回復するシステムがあったか」に問題
TSKさんいん中央テレビによると、千酌院長は会見で、人がミスをする可能性を前提としたうえで、それをリカバーする仕組みが機能していたのかという点について、運用上の問題があったとの認識を示しました。
今回の事故では、一人の技士による接続操作だけを見るのではなく、
- 接続後の確認方法
- 警報が鳴った際の対応
- 複数人で確認する体制
- ECMOを含む複数機器の担当体制
- 患者移動時のチェック方法
など、病院全体の安全管理も調べられるとみられます。
鳥取県立中央病院が事故調査委員会を設置
鳥取県立中央病院は、事故調査委員会を設置して詳しい原因を調べる方針です。
病院公式発表では、外部有識者の協力を得ながら、公正・中立な立場で原因究明を行うとしています。
接続ミスだけでなく事故が防げなかった原因を調査へ
現在判明している直接的なきっかけは、ECMOへ酸素を送るチューブの接続ミスです。
ただ、病院側自身も運用上の問題に言及しています。
今後は、
- なぜ接続確認ができなかったのか
- なぜ正しく接続したと思い込んだのか
- なぜ警報が複数回鳴っても異常を発見できなかったのか
- 3台の機器を1人で担当する体制は適切だったのか
- 他の医療従事者による確認体制はどうなっていたのか
などが検証対象になると考えられます。
ただし、事故調査委員会の結論はまだ出ていないため、現段階で人員不足など特定の事情を事故原因と断定することはできません。
再発防止策はどうなる?
鳥取県立中央病院は、事故調査委員会の結果を踏まえ、「実効性のある再発防止策」を策定すると発表しています。
2026年9月2日時点では最終的な再発防止策はまだ公表されていません。
事故の発生から公式公表まで約3週間であり、現在は原因究明を進める段階です。
今回の調査では、個人の操作ミスだけでなく、ミスが起きた後に重大事故へ発展するのを防ぐ仕組みがなぜ機能しなかったのかが注目されます。
担当した臨床工学技士は処分される?
事故を担当した臨床工学技士への処分についても気になるところです。
しかし、2026年9月2日時点で、鳥取県立中央病院が担当技士を懲戒処分したとの公式発表は確認できません。
病院が現在公表しているのは、事故の発生、患者への対応、事故調査委員会の設置と再発防止に取り組む方針です。
まず事故調査委員会で、
- 個人の操作
- 確認体制
- 機器管理
- アラーム対応
- 病院側の安全管理
などを調査した後、必要な対応が判断される可能性があります。
「担当技士がすでに解雇された」「資格を失った」などの情報は、現時点では確認されていません。
鳥取県立中央病院のECMO医療事故の臨床工学技士は誰?現在分かっていること
鳥取県立中央病院で2026年8月11日に起きたECMO医療事故では、70代男性患者への酸素供給が20分弱にわたって止まり、男性は低酸素性脳症となりました。
病院は9月1日に事故を正式公表し、現在も男性は意識不明の状態が続いています。
事故を担当した臨床工学技士について現在分かっているのは、
- 鳥取県立中央病院の臨床工学技士
- 10年以上の経験を持つベテラン
- 事故時はECMOを含む3台の機器を1人で担当
- 患者移動後、酸素チューブを院内側へ戻す操作を失念
- そのまま移動用酸素ボンベの栓を閉めた
- 正しく接続したと思い込んでいたとの趣旨の説明
- 警報アラームが複数回鳴ったものの異常に気付かなかった
- 氏名は公表されていない
- 正確な年齢・性別も公表されていない
- 学歴や詳しい経歴も公表されていない
- 本人の顔画像も公表されていない
- 処分についても現時点で発表されていない
という内容です。
鳥取県立中央病院は事故調査委員会を設置し、外部有識者も交えて原因を究明するとしています。
今回の事故は10年以上の経験を持つ技士による操作だったことに加え、警報アラームが複数回鳴っていたにもかかわらず発見まで20分近くかかったことから、個人の接続ミスだけではなく、病院側のチェック体制や安全管理の仕組みも今後の焦点となります。

