
余貴美子さんは、舞台で俳優としての土台を築き、映画やテレビドラマで長年活躍してきた実力派俳優です。『おくりびと』『ディア・ドクター』『家政夫のミタゾノ』『サンクチュアリ -聖域-』など出演作は幅広く、2019年には紫綬褒章も受章しています。
一方で、「余貴美子」という名前を見て「読み方は?」「あまりきみこではないの?」と気になった人も多いのではないでしょうか。さらに、息子や娘はいるのか、旦那はどんな人なのか、俳優・范文雀さんとはどんな関係なのか、台湾とのつながりや国籍についても関心が集まっています。
この記事では、余貴美子さんのwiki風プロフィールを入口に、読み方、年齢、身長やスタイル、本名、国籍、家族、旦那、息子・娘、学歴、20代の若い頃、映画・ドラマでの経歴まで紹介します。『サンクチュアリ -聖域-』や2026年の最新出演作、CMなど現在の活動も一つずつ詳しく見ていきます。
余貴美子は誰・何者?wiki風プロフィールと読み方
余貴美子さんは、1956年5月12日生まれの俳優です。神奈川県出身としてプロフィールが掲載されており、1970年代から舞台で経験を積み、1980年代以降は映画やテレビドラマにも活躍の場を広げてきました。
映画『おくりびと』と『ディア・ドクター』では、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を2年連続で受賞。その後、『あなたへ』でも同賞を受賞しています。主演だけでなく、作品全体を支える重要人物を演じ続けてきた、日本を代表するバイプレーヤーの一人です。
余貴美子の読み方は「よ きみこ」!「あまりきみこ」ではない
余貴美子さんの名前は、「よ きみこ」と読みます。
一文字の名字「余」を「あまり」と読む名字もあるため、「あまりきみこ」と読んでしまう人もいるかもしれません。しかし、日本タレント名鑑では「余 貴美子(ヨキミコ)」と明記されています。
顔や出演作品は知っていても、名前を文字で見て初めて読み方に迷った人は少なくなさそうです。「余」という印象的な名字は、後述する台湾のルーツともつながっています。
基本プロフィール|年齢は70歳・身長161cm
まずは余貴美子さんの基本情報を見てみましょう。生年月日や身長などは日本タレント名鑑、経歴については映画資料などで確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 余 貴美子 |
| 読み方 | よ きみこ |
| 生年月日 | 1956年5月12日 |
| 年齢 | 70歳(2026年10月時点) |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 国籍 | 中華民国(台湾) |
| 身長 | 161cm |
| 体重 | 56kg |
| 血液型 | B型 |
| 職業 | 俳優 |
| 趣味 | 三線 |
| 配偶者 | あり |
| 主な受賞 | 日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など |
| 栄典 | 紫綬褒章(2019年) |
芸能プロフィールでは神奈川県出身、映画資料では横浜市生まれと紹介されています。一方、本人への過去の地域インタビューでは「生まれは東京」と紹介された例もあるため、「出生地」については資料によって表記に差があります。現在の人物プロフィールとしては、公式系プロフィールに合わせて「神奈川県出身」としておくのが分かりやすいでしょう。
スタイル・3サイズは?身長161cm、体重56kg
余貴美子さんは年齢を重ねてもスタイリッシュな衣装を着こなすことが多く、スタイルや身長が気になる人もいるようです。
日本タレント名鑑では身長161cm、体重56kgと掲載されています。血液型はB型です。
一方、バスト・ウエスト・ヒップのいわゆる3サイズについて、現在確認できる主要な公式プロフィールでは公表されていません。そのため、ネット上に数値が掲載されていても、本人や所属先が示した数字でない限り確定情報として扱うことはできません。
近年はレディスアデランスのCMにも出演し、2026年9月30日からは賀来千香子さんと共演する新CMも放送されています。髪型やファッションを含め、大人の女性らしい華やかなイメージで起用されていることも、スタイルへの関心につながっているのかもしれません。
余貴美子の本名は?芸名なの?
「余貴美子」という名前が珍しいため、「芸名なの?」「本名は別にある?」という疑問も出てきます。
現在の所属先や日本タレント名鑑では、活動名として「余貴美子」と掲載されています。一方、KINENOTEの人物ページでは本名欄が「-」となっており、所属事務所などが「本名は余貴美子です」と明示した一次情報は確認できません。
そのため、余貴美子さんは「余貴美子」の名前で一貫して活動しているものの、本名については公式に別途公表されていないとするのが正確です。
別の名前を本名として紹介するネット情報があっても、本人や所属先による確認が取れていないものを断定する必要はありません。
国籍は中華民国(台湾)|父方は客家のルーツ
余貴美子さんは日本で生まれ育っていますが、本人の国籍は中華民国(台湾)です。
父親が台湾出身、母親が日本人で、2012年に余さん自身が取り上げられたNHK『ファミリーヒストリー』では、父方の家系について詳しい調査が行われました。その結果、祖先は中国・広東省から台湾へ渡った客家の一族だったことが分かっています。
余さん自身は日本で育ち、日本語を使って生活してきました。父親が亡くなった後には母親から日本への帰化を勧められたものの、国籍を変えずに現在まで歩んできたことも2026年の記事で紹介されています。
つまり、「日本で生まれ育った俳優」という経歴と「台湾籍」という事実は矛盾しません。出身地と国籍を分けて考えると、余貴美子さんのルーツが分かりやすくなります。
余貴美子の家族構成|旦那・息子・娘・范文雀との関係
余貴美子さんの家族について特に気になるのが、旦那や息子・娘、そして同じ俳優として活躍した范文雀さんとの関係です。
確認できる情報では、父親は台湾出身、母親は日本人。2006年には2歳年下の男性と結婚しています。そして范文雀さんは、余さんの姉妹ではなく父方のいとこです。
父親は台湾出身、母親は日本人|実家は音楽と飲食に近い家庭
余貴美子さんの父親は台湾出身、母親は日本人です。
余さんが生まれた1956年ごろ、両親は東京・池袋で音楽喫茶を営んでいました。店には若き日のミッキー・カーチスさんや水原弘さんが歌いに来たほか、ハナ肇さんも出入りしていたと紹介されています。
その後、一家は横浜へ移り、両親は飲食店を営みました。幼少期から音楽や芸能に近い空気の中で育っていたことになります。
後に本人が俳優の道へ進んだことを考えると、突然まったく未知の世界に飛び込んだというより、幼いころから表現者や音楽が身近にあった家庭環境も背景の一つだったのでしょう。
范文雀との関係は姉妹ではなく父方のいとこ
余貴美子さんと一緒によく調べられているのが、俳優の范文雀(はん ぶんじゃく)さんです。
2人は姉妹ではなく、父方のいとこにあたります。
范文雀さんは『サインはV』などで知られ、余さんより先に芸能界で活躍していました。余さんの父方に俳優の范文雀さんがいたことも、幼いころから芸能界が比較的身近だった背景として紹介されています。
「余貴美子と范文雀は似ている」「親戚なのでは?」と感じていた人にとっては、ここが答えになります。
旦那・夫は2歳年下の美術スタッフ|50歳で結婚
余貴美子さんは2006年に結婚しています。
本人は2022年の文化放送で「50歳になってから」結婚したことを語り、夫について「2歳年下の美術スタッフ」であることも認めています。2026年に公開された記事では、夫はNHKの美術スタッフと紹介されています。
2人が知り合ったきっかけは友人の結婚式でした。その後に訪れた横浜の店で、占い師から将来結婚すると言われたという印象的なエピソードもあります。
結婚後について余さんは、夫と夜にさまざまな話をする時間が楽しいという趣旨の話をしています。2026年にも現在の夫との生活を振り返る記事が掲載されており、少なくとも信頼できる公開情報から「離婚した」「元旦那がいる」と確認できる事実はありません。
50歳での結婚という点も含め、余さんらしい人生の選び方が表れているエピソードです。
息子や娘はいる?実子の公表は確認できない
余貴美子さんについて特に多く気にされているのが「息子は誰?」という疑問です。
結論からいうと、余貴美子さん本人や所属先が、実の息子または娘の存在を公表した確かな情報は確認できません。
ただし、「子供はいない」と本人が明言した一次情報も確認できないため、実子については「公開情報では確認できない」とするのが正確です。
「息子」と結び付けられやすい人物の一人が、俳優の一ノ瀬ワタルさんです。2025年に住宅金融支援機構が公開した「リ・バース60」のCMでは、一ノ瀬さんが余さんの息子役として出演しています。公式資料にも「一ノ瀬ワタルさんが余貴美子さんの息子役」と明記されています。
さらにNetflix『サンクチュアリ -聖域-』でも、一ノ瀬ワタルさん演じる主人公・小瀬の母・早苗を余さんが演じました。実生活の親子ではありませんが、作品でもCMでも親子を演じているため、混同されやすいのでしょう。
余貴美子の学歴と20代の若い頃|「ハマのマリア」と呼ばれた高校時代
現在は落ち着いた大人の女性や母親役、権力を持つ人物まで自在に演じる余貴美子さんですが、昔の経歴を見るとかなり個性的な青春時代を送っています。
横浜で育ち、高校時代はジャズや漫画などさまざまなカルチャーに親しみ、仲間から「ハマのマリア」と呼ばれていました。高校卒業後は一般企業への就職ではなく小劇場の世界を選び、20代を舞台中心に過ごしています。
小学校は戸部小学校|中学校名は公式には確認できず
余貴美子さん本人への横浜の地域メディアのインタビューでは、幼少期に戸部幼稚園、戸部小学校へ通ったことが紹介されています。
本人は戸部周辺について、幼稚園や小学校時代からの仲間がいる思い出深い地域として語っています。俳優として全国区になった後も、横浜は余さんの生い立ちを語るうえで欠かせない場所です。
一方、中学校名については、現在の所属先プロフィールや今回確認した本人インタビューなどでは明確な公表を確認できませんでした。ネット上で特定の学校名が紹介されることはありますが、確認できる学歴と分けて扱ったほうが正確です。
高校は神奈川学園高等学校
高校は神奈川学園高等学校を卒業しています。
KINENOTEの略歴でも、神奈川学園高校卒業後に1976年、オンシアター自由劇場へ所属した経歴が紹介されています。
高校時代は元町周辺のジャズ喫茶やライブハウスに通い、バイクに乗る仲間とも交流していました。ジャズだけでなく、つげ義春さんの漫画などにも親しんでいたといいます。
当時、仲間から付けられていた呼び名が「ハマのマリア」でした。
現在の落ち着いた印象からは少し意外ですが、若い頃から周囲に合わせるだけではなく、自分が面白いと思う文化へ積極的に入っていくタイプだったことが伝わってきます。
大学には進んだ?高校卒業後に演劇の世界へ
余貴美子さんの学歴として、大学への在籍を示す確かな情報は確認できません。
高校卒業時にはいくつか就職の内定を得ていたものの、それを断り、小劇場演劇の世界へ進みました。1976年、20歳のころにオンシアター自由劇場へ所属しています。
つまり余さんの場合、大学で演劇を学んでから俳優になったのではなく、若いうちから実際の劇場へ入り、舞台の現場で経験を積んでいったことになります。
学歴そのものより、20歳から何年も舞台に立ち続けた実践経験が、その後の演技力を支える大きな土台になったのでしょう。
20代は劇団生活|『上海バンスキング』にも出演
20代の余貴美子さんは、舞台を中心に活動していました。
オンシアター自由劇場では、1979年の『上海バンスキング』でリリー役を演じるなど、稽古と舞台を重ねています。
現在は映画やテレビドラマの印象が強いため、「若い頃から映像作品の女優だった」と思っていた人もいるかもしれません。しかし、実際には長い舞台経験を経て映像へ進出しています。
20代に小劇場で積み上げた時間があるからこそ、短い登場時間でも役柄の背景を感じさせる現在の演技につながっていると考えると、余貴美子さんの見え方も少し変わりますよね。
余貴美子の経歴・映画・テレビ番組|舞台から演技派俳優へ
余貴美子さんの経歴は、舞台から映画、テレビドラマ、ナレーション、CMへと広がっています。
若い頃に舞台で経験を積み、30代以降に映像作品で存在感を高めました。年齢を重ねるほど母親、経営者、政治家、医療関係者など役柄の幅が広がっていることも特徴です。
オンシアター自由劇場から東京壱組へ
1976年にオンシアター自由劇場へ入り、舞台俳優として活動を開始しました。
その後、1986年には大谷亮介さんらと劇団「東京壱組」を結成。1996年の解散まで14公演に出演しています。
映画については、日本タレント名鑑では1987年の『ちょうちん』がデビュー作として掲載されています。一方、日本アカデミー賞の略歴では、1988年の『噛む女』を「本格的スクリーンデビュー」と位置づけています。
この2つは矛盾ではなく、映画初出演が『ちょうちん』、本格的に注目されるきっかけとなった作品が『噛む女』と考えると分かりやすいでしょう。
若い頃は『あぶない刑事』にも出演
余貴美子さんは1987年、人気ドラマ『あぶない刑事』にも出演しています。
第35話「錯覚」で演じたのは渚ひろみ役。放送日は1987年6月7日で、舘ひろしさん、柴田恭兵さんらと共演しています。
映画で本格的に知られる直前の時期に出演していたことになり、現在の余さんしか知らない世代にとっては意外な経歴かもしれません。
若い頃の作品を見ると、現在とはまた違った雰囲気がある一方、役によって空気を変える存在感はこの時期から感じられます。
『おくりびと』『ディア・ドクター』『あなたへ』で高評価
余貴美子さんの演技力を語るうえで外せないのが、日本アカデミー賞での評価です。
第32回では『おくりびと』、第33回では『ディア・ドクター』で最優秀助演女優賞を受賞し、2年連続受賞を達成しました。さらに『あなたへ』でも同賞を受賞しています。
『おくりびと』は海外でも高く評価された作品ですが、その中で余さんは主人公を取り巻く人物の一人として物語に厚みを加えました。
主役だけが目立つ作品ではなく、周囲の人物まで印象に残る映画やドラマで繰り返し評価されてきたことが、余貴美子さんの「名バイプレーヤー」という立ち位置につながっています。
2019年には長年の活動が評価され、紫綬褒章も受章しました。
「ナース・看護師役」で印象に残る作品は?
余貴美子さんを「ナース役の女優」として覚えている人もいます。
映画『ディア・ドクター』では、笑福亭鶴瓶さん演じる医師・伊野を支える看護師・大竹を演じました。鶴瓶さんも当時、余さんの看護師役を高く評価していました。
さらに2011年のテレビ朝日系ドラマ『Dr.伊良部一郎』では、精神科医・伊良部一郎のもとで働く個性的な看護師・マユミ役を演じています。
同じ看護師役でも、『ディア・ドクター』では地方医療を支える現実的な人物、『Dr.伊良部一郎』では強烈なコメディー色を持つ人物と、まったく異なる役になっています。
この振り幅を見ると、特定のイメージに固定されない演技力がよく分かります。
ドラマ・映画の代表作は?『ちゅらさん』『白夜行』『家政夫のミタゾノ』など
余貴美子さんは出演本数が非常に多く、代表作を一つだけに絞るのは難しい俳優です。
テレビドラマではNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』をはじめ、『白夜行』『Dr.伊良部一郎』『FIRST CLASS』『家政夫のミタゾノ』『dele』『虎に翼』などに出演。映画では『おくりびと』『ディア・ドクター』のほか、『寄生獣』『映画 深夜食堂』『シン・ゴジラ』などにも出演してきました。『寄生獣』では主人公・泉新一の母、泉信子役を演じています。
『家政夫のミタゾノ』では、むすび家政婦紹介所の所長・結頼子役としてシリーズを支えてきました。舞台版にも出演しており、コミカルな作品でも余さんらしい存在感を見せています。
また、『ファミリーヒストリー』では長年ナレーションを担当してきました。落ち着いた声に聞き覚えがあり、「ナレーションも余貴美子さんだったのか」と気付いた人もいるかもしれません。
2025年には『相棒 season24』初回スペシャルにシリーズ初出演。検事総長・臥龍岡詩子を演じ、水谷豊さんとは約35年ぶりの共演となりました。
余貴美子の現在は?2026年もドラマ・映画・CMで活躍
2026年10月現在、余貴美子さんは70歳です。
しかし俳優活動が縮小しているわけではありません。2026年だけを見てもNetflix、映画、テレビドラマ、CMと出演が続いており、現在も第一線で活動しています。日本タレント名鑑にも近年の映画『箱の中の羊』『見えない娘』やCM出演などが掲載されています。
『サンクチュアリ -聖域-』では猿桜の母・早苗役
近年の余貴美子さんを代表する作品の一つが、Netflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』です。
一ノ瀬ワタルさん演じる主人公・小瀬清、のちの力士・猿桜の母親である早苗役を演じました。父・浩二役はきたろうさんで、Netflix公式発表でも余さんは小瀬の母として紹介されています。
早苗は単なる優しい母親ではなく、家庭の問題を抱えたかなり癖の強い人物です。
一ノ瀬ワタルさん自身もインタビューで、余さん演じる母親に自身の母親と重なる部分を感じたと話していました。
その後、一ノ瀬さんとは前述の「リ・バース60」CMでも親子役を演じました。作品をまたいで「母と息子」の組み合わせが続いたことも、2人の関係が気になる理由なのでしょう。
2026年は『地獄に堕ちるわよ』『コンビニ兄弟』にも出演
2026年4月27日に世界独占配信されたNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』にも余貴美子さんが出演しています。
戸田恵梨香さんが細木数子さんの波乱の人生を演じる作品で、余さんも富田靖子さん、生田斗真さん、伊藤沙莉さんらとともにキャストへ名を連ねました。
また、2026年6月にはNHKドラマ『コンビニ兄弟』に出演。中島健人さん演じる三彦との交流をきっかけに変化していく満江を演じ、「大変身するおばあちゃん」として印象を残しました。
母親や祖母世代の役が増えても、単に「主人公を支える年長者」に収まらず、一癖も二癖もある人物を演じる点は余さんらしいところです。
映画『箱の中の羊』『見えない娘』にも出演
2026年5月29日には、是枝裕和監督の映画『箱の中の羊』が公開されました。
綾瀬はるかさんと千鳥・大悟さんが夫婦を演じる作品で、余さんは綾瀬さん演じる甲本音々の母・西村信代役です。同作は第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも正式出品されました。
さらに2026年8月28日公開の『見えない娘 THE INVISIBLES』にも出演しています。
20代に小劇場からスタートした俳優が、70歳になった現在も是枝裕和監督作品やNetflix作品、新しいSF作品などに次々と参加しているところに、キャリアの長さだけではない強さを感じます。
『ポリティカルパン』は2026年10月7日スタート
2026年10月7日には、フジテレビ系ドラマ『ポリティカルパン』がスタートします。
この記事作成日の2026年10月7日時点では、本日22時から第1話放送予定です。
石原さとみさん演じる主人公・如月弥生が「政治の金」を狙う怪盗エンターテインメントで、余さんは政界を引退した元有名政治家・樺島響子を演じます。樺島は、弥生が「政治のダークな金」に目を向けるきっかけを与える重要人物です。
さらに10月20日から放送予定の『深夜食堂6』にも、老舗料亭のおかみ・千恵子役で再登場します。
70歳という年齢から「現在は引退しているのでは?」と思った人もいるかもしれませんが、実際には2026年秋も新しいドラマへの出演が続いています。
CMでは「リ・バース60」とレディスアデランスに出演
ドラマや映画だけでなく、CMでも余貴美子さんを見る機会があります。
住宅金融支援機構の「リ・バース60」では、一ノ瀬ワタルさんと母子役で共演。2025年から放映されたCMでは、離れて暮らす母と息子が住まいについて話し合う様子が描かれています。
2026年9月30日からは、レディスアデランス「イヴプレミアティアラ」の新CMにも出演。賀来千香子さんとの掛け合いが展開されています。
映画・連続ドラマだけでなくCMやナレーションまで仕事が途切れていないことを見ると、「余貴美子の現在は?」への答えは、70歳の現在も幅広い分野で現役俳優として活躍しているとなります。
余貴美子の性格・人柄は?
余貴美子さんは作品によって、怖い母親、奔放な女性、看護師、政治家、家政婦紹介所の所長など、かなり強いキャラクターを演じてきました。
ただし、演じている役柄と本人の性格は同じではありません。
余さんが東京壱組で活動していた1990年代には、俳優として「精神的にアナーキーでいることが必要」という趣旨の言葉を残していたことが紹介されています。高校時代にもジャズ喫茶やライブハウスへ通い、一般企業への就職内定を断って小劇場へ進んでいます。
こうした経歴から見えるのは、周囲と同じ道を選ぶことより、自分が興味を持ったものへ踏み込んでいく姿勢です。
一方、50歳で結婚してからは夫との会話を楽しんでいることも語っています。俳優としての自由さや独立心だけでなく、人との関係や家族を大切にしてきたことも、本人の言葉からうかがえます。
テレビで見る強烈なキャラクターだけで性格を決めつけるより、横浜で過ごした若い頃、長い舞台生活、家族のルーツ、50歳での結婚、70歳になっても続く俳優活動までを見るほうが、余貴美子さんという人物を立体的に感じられるのではないでしょうか。
余貴美子の人物像に関するまとめ
- 余貴美子さんの読み方は「よ きみこ」で、「あまりきみこ」ではない
- 1956年5月12日生まれで、2026年10月時点の年齢は70歳
- 身長161cm・体重56kgで、3サイズは主要な公式プロフィールでは確認できない
- 活動名は余貴美子だが、本名について所属先が別途公表した情報は確認できない
- 父親は台湾出身、母親は日本人で、本人の国籍は中華民国(台湾)、父方は客家のルーツを持つ
- 俳優の范文雀さんは姉妹ではなく父方のいとこにあたる
- 2006年に2歳年下のNHK美術スタッフの男性と結婚し、2026年にも夫との生活について紹介されている
- 実の息子・娘について本人が公表した確かな情報は確認できず、一ノ瀬ワタルさんはCMや『サンクチュアリ -聖域-』で息子役を演じた共演者
- 神奈川学園高等学校を卒業後、1976年にオンシアター自由劇場へ入り、20代は舞台を中心に活動した
- 『おくりびと』『ディア・ドクター』『あなたへ』などで高い評価を受け、2019年には紫綬褒章を受章した
- 『ちゅらさん』『家政夫のミタゾノ』『サンクチュアリ -聖域-』など、映画・テレビ・Netflixまで出演作は幅広い
- 2026年も『地獄に堕ちるわよ』『箱の中の羊』『見えない娘』『ポリティカルパン』など出演が続き、現在も現役俳優として活動している
余貴美子さんの経歴をたどると、単に「名脇役」という言葉だけでは語りきれません。台湾につながる家族のルーツ、横浜で「ハマのマリア」と呼ばれた高校時代、20代から続けた小劇場での経験、50歳での結婚、そして70歳を迎えても新作が続く現在まで、一つひとつの経験が現在の俳優像につながっています。
若い頃から長く見てきた人にも、『サンクチュアリ -聖域-』などで最近知った人にも、それぞれ違った顔を見せられることが余貴美子さんの大きな魅力です。2026年秋以降も出演作が控えており、今後どのような人物を演じるのかにも注目です。

