
福岡ソフトバンクホークスが2026年10月26日、秋広優人選手や岩井俊介投手、中村稔弥投手ら計14選手に来季の契約を結ばないことを通達しました。
内訳は、支配下選手6人と育成選手8人です。
支配下では秋広優人、岩井俊介、安德駿、中村稔弥、相良雅斗、木村大成の6選手が対象。育成では宮里優吾、川口冬弥、田上奏大、岡植純平、佐々木明都、牧原巧汰、重松凱人、佐藤航太の8選手が契約非更新となりました。
特に注目されているのが、2025年に巨人からトレードで加入した秋広優人選手です。
2026年は1軍出場がなく、ファームでは97試合で打率.205、10本塁打、50打点。球団からは育成選手としての再契約を打診されるとみられていますが、秋広選手は「いろんな選択肢」を考えたいという姿勢を示しており、ソフトバンク残留が決まったわけではありません。
また、2023年ドラフト2位の岩井俊介投手にも育成契約が打診される見通しです。
なぜ日本シリーズを戦っているソフトバンクが、このタイミングで大量14人へ戦力外通告を行ったのでしょうか。
対象選手の一覧から、秋広優人・岩井俊介・中村稔弥らの成績、戦力外となった背景、育成契約を受けるのか、移籍や現役続行など今後の去就まで紹介します。
ソフトバンク戦力外2026一覧!10月26日に14人へ通告
ソフトバンクは2026年10月26日、支配下6選手と育成8選手の計14人について、2027年シーズンの契約を結ばないと発表しました。
10月26日に通告された14選手は次の通りです。
| 区分 | 選手 | ポジション | 今後 |
|---|---|---|---|
| 支配下 | 秋広優人 | 内野手 | 育成再契約打診と報道 |
| 支配下 | 岩井俊介 | 投手 | 育成再契約打診と報道 |
| 支配下 | 安德駿 | 投手 | 育成再契約打診と報道 |
| 支配下 | 相良雅斗 | 投手 | 育成再契約打診と報道 |
| 支配下 | 木村大成 | 投手 | 育成再契約打診と報道 |
| 支配下 | 中村稔弥 | 投手 | 今後を検討 |
| 育成 | 宮里優吾 | 投手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 川口冬弥 | 投手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 田上奏大 | 投手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 岡植純平 | 投手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 佐々木明都 | 投手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 牧原巧汰 | 捕手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 重松凱人 | 外野手 | 現役続行希望 |
| 育成 | 佐藤航太 | 外野手 | 現役続行希望 |
スポーツ報知は、中村稔弥投手を除く支配下5選手について、球団が育成選手として再契約を打診したとみられると報じています。
一方、育成8選手については、日刊スポーツが全員現役続行を希望していると伝えました。
ソフトバンクが14人を大量戦力外にした理由はなぜ?
ソフトバンクは個々の選手について「○○が理由で戦力外」と詳細な説明をしているわけではありません。
ただ、2026年のチーム状況を見ると、選手ごとの成績や故障だけでなく、2027年へ向けた大規模な選手枠の再編が背景にあることが分かります。
2026年ドラフトで支配下9人・育成15人を指名
ソフトバンクは10月22日のドラフト会議で、支配下9人、育成15人の計24人を指名しました。
Full-Countは、この大量指名を受けて「大人数を戦力外とすることは避けられない状況だった」と伝えています。
NPBによると、2026年7月31日時点でソフトバンクには支配下70人、育成48人の計118人が登録されていました。
そこへ2027年の新人選手が加わるため、支配下枠だけでなく巨大な育成組織も含めて契約を見直す必要があったと考えられます。
今回の14人全員が単純に「成績が悪かったから」というわけではなく、故障から復帰途中の若手に育成契約を打診するケースもあります。
秋広優人はなぜ戦力外?今季1軍出場なし
今回もっとも驚きが大きかった一人が秋広優人選手です。
2025年5月に大江竜聖投手とともに、リチャード選手との2対1トレードで巨人からソフトバンクへ移籍しました。
しかし移籍2年目の2026年は1軍出場なしに終わり、10月26日に来季の支配下契約を結ばないことを通告されました。
2軍では97試合で打率.205・10本塁打
秋広選手は2026年のオープン戦で3本塁打を放ち、開幕1軍入りを争いました。
しかし開幕直前に2軍へ降格。
ファーム・リーグでは97試合に出場し、
打率.205、10本塁打、50打点
という成績でした。
本塁打は10本を記録したものの、本人も戦力外通告後に「プロに入って一番打てなかったシーズン」という趣旨で振り返っています。
巨人時代の2023年には打率.273・10本塁打
秋広選手は巨人時代の2023年、1軍で121試合に出場して打率.273、10本塁打を記録しています。
身長2メートルの大型打者としてブレークし、将来の中軸候補として期待されました。
しかし2024年は1軍26試合に減少。
2025年途中にソフトバンクへトレードされ、移籍1年目も22試合で打率.208、1本塁打にとどまりました。
2026年はついに1軍出場がなく、支配下枠から外れる形となりました。
秋広優人には育成契約を打診へ
秋広選手は完全にソフトバンクから退団すると決まったわけではありません。
複数の主要メディアは、球団が秋広選手へ育成選手としての再契約を打診するとみられると報じています。
育成契約を受ければ、2027年は背番号3桁から再び支配下登録を目指すことになります。
秋広優人は育成契約を拒否する?
2026年10月26日時点で、秋広選手が育成契約を拒否したという情報はありません。
一方で、育成再契約をすでに受諾したとも発表されていません。
本人は戦力外通告後、今後について「いろんな選択肢がある」としたうえで、後悔しないよう考えたいという趣旨を話しています。
ソフトバンクの育成契約を選ぶのか、他球団から支配下でのオファーを待つのかが今後の焦点です。
岩井俊介はなぜ戦力外?ドラフト2位から3年で育成打診
岩井俊介投手も驚きを集めた選手です。
2023年ドラフト2位で名城大学から入団。
最速156キロのストレートとフォーク、スライダーを武器とする右腕として、将来の勝ちパターン候補として期待されていました。
2026年は5試合で防御率0.00
岩井投手は2024年に1軍15試合へ登板し、プロ初勝利も記録しました。
一方、2025年以降は1軍定着に至らず、2026年は5試合の登板にとどまっています。
意外なのは、2026年の1軍防御率が0.00だったことです。
そのため「防御率が悪かったから戦力外」という説明は当てはまりません。
登板機会が5試合にとどまり、日本シリーズの出場資格者名簿からも外れていたことから、球団内の投手層や今後の支配下枠を含めた判断とみられます。
岩井俊介にも育成契約を打診
岩井投手にも育成契約が打診される見通しです。
本人は通告後、野球を続けられるのであれば形にはこだわらないという趣旨を話し、今季十分に活躍できなかったことへの申し訳なさも口にしました。
支配下から育成へ一度契約を切り替え、再び1軍戦力としての復活を目指す可能性があります。
安德駿はトミー・ジョン手術後で育成契約へ
安德駿投手は2024年ドラフト3位で入団した右腕です。
2026年2月に右肘内側側副靱帯再建術、いわゆるトミー・ジョン手術を受けました。
現在もリハビリを続けており、実戦復帰へ向けた途中段階です。
戦力外でも将来を見据えた育成契約とみられる
安德投手にも育成契約が打診されると報じられています。
本人は来春のキャンプでは試合で投げられる見通しを持っており、リハビリについて前向きな姿勢を示しています。
このケースは、完全に球団の構想から外して退団させるというより、故障からの復帰まで育成契約へ変更して支配下枠を空ける意図が強いとみられます。
なお、検索では「安徳駿」と表記されることもありますが、球団・主要報道での表記は「安德駿」です。
相良雅斗も右肘手術からリハビリ中
相良雅斗投手は岐阜協立大学から2025年ドラフト4位で入団しました。
ところがドラフト後の2025年11月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、ルーキーイヤーとなった2026年はリハビリに取り組みました。
現在は右肘の滑膜炎もあり、炎症を取り除く手術をするか経過をみている状態と報じられています。
相良雅斗にも育成契約を打診か
相良投手にも球団は育成契約を打診したとみられます。
本人は、まだ勝負できる状態まで戻れていないため、まずは投げられる状態に戻すことを目標にするという姿勢を示しています。
安德投手と同様、故障から復帰するまで支配下枠を外す形になる可能性があります。
木村大成は5年間で1軍登板なし
木村大成投手は2021年ドラフト3位で北海高校から入団した左腕です。
高卒5年目となった2026年まで1軍登板はありませんでした。
さらに9月の試合中に右脇腹を負傷しています。
現在は痛みがなくなっているとしたうえで、本人は野球を続けたいという意向を示しました。
木村投手にも育成再契約が打診されるとみられています。
高卒左腕ということもあり、球団が完全に手放すのではなく、育成から再び支配下を目指す選択肢を用意している形です。
中村稔弥はなぜ戦力外?現役ドラフト加入1年で構想外
中村稔弥投手は2025年12月の現役ドラフトでロッテからソフトバンクへ移籍しました。
新天地で迎えた2026年は1軍7試合に登板。
10イニングを投げて防御率2.70でした。
数字だけを見れば大きく崩れたわけではありません。
それでも8月7日に1軍登録を抹消され、その後は昇格せず、日本シリーズの出場資格者名簿からも外れました。
中村稔弥は育成契約打診の報道なし
今回の支配下6選手のうち、中村投手については育成再契約を打診するとの報道が出ていません。
中村投手自身は、戦力の厚いチームで結果を残せなかったため覚悟していたという趣旨を話しています。
今後については「ゆっくり考える」としており、2026年10月26日時点では現役続行か引退かを決めていません。
「中村稔弥 引退」が決定したわけではない点には注意が必要です。
育成8選手も戦力外!全員が現役続行を希望
10月26日は支配下6選手だけでなく、育成契約の8選手にも契約非更新が通達されました。
対象は宮里優吾、川口冬弥、田上奏大、岡植純平、佐々木明都、牧原巧汰、重松凱人、佐藤航太の8選手です。
日刊スポーツによると、8人全員が現役続行を希望しています。
田上奏大はトライアウト受験へ
田上奏大投手は履正社高校から2020年ドラフト5位で入団。
2022年には1軍で2試合に登板しましたが、その後は育成契約となり、支配下への再昇格を目指していました。
戦力外通告後は悔しさを口にしながらも、トライアウトへ向けて練習を続ける考えを明かしています。
川口冬弥も新天地を探す
川口冬弥投手は独立リーグ・徳島インディゴソックスから育成ドラフトで入団し、一度は支配下登録を勝ち取りました。
1軍でも5試合に登板した経験があります。
再び育成となっていた2026年に契約非更新を通告されましたが、本人は現役続行を希望。もう一度投げる姿を見せたいという考えを語っています。
牧原巧汰も現役続行を希望
牧原巧汰捕手は2020年ドラフト3位で入団しました。
1軍出場を果たせないまま2025年オフに育成契約となり、2026年も支配下復帰には届きませんでした。
戦力外通告後は現役続行とトライアウト受験の意向を示しています。
宮里優吾、岡植純平、佐々木明都、重松凱人、佐藤航太についても現役続行希望と報じられており、今後は他球団や独立リーグなども含めた新天地探しが進むことになります。
育成契約を打診されたら「戦力外=退団」ではない?
今回のニュースでは「戦力外」と「育成契約」が同時に出てくるため、少し分かりにくいところがあります。
秋広優人選手らは「来季の支配下選手契約を結ばない」と通告されていますが、育成選手として再契約する可能性が残されています。
つまり、支配下契約については一度終了するものの、ソフトバンクを必ず退団するとは限りません。
秋広、岩井、安德、相良、木村の5選手については育成契約を打診するとみられています。
選手がその条件を受ければホークスに残留し、2027年に支配下復帰を目指します。
逆に育成契約を受けず、他球団との契約を目指す選択もできます。
2026年10月26日時点では、5人のうち誰が正式に育成再契約を受諾するのかは発表されていません。
秋広優人の移籍先は?他球団へ移る可能性も
秋広優人選手の場合、24歳という年齢と巨人時代の1軍実績があるため、「他球団が獲得するのでは?」という関心も集まりそうです。
しかし10月26日時点で、秋広選手の移籍先候補として正式に獲得へ動いている球団は確認されていません。
本人も育成契約を受けるかどうか結論を出していません。
ソフトバンク育成残留か他球団移籍か
秋広選手には大きく分けて、ソフトバンクと育成契約を結んで支配下復帰を目指す道と、他球団からのオファーを待つ道があります。
巨人時代には1軍で10本塁打を記録したシーズンがあり、2026年もファームでは10本塁打を放っています。
一方、今季はファームで打率.205、1軍出場なしという結果でした。
「育成契約を断って○○へ移籍する」といった情報はまだ出ていないため、具体的な移籍先を挙げる段階ではありません。
大江竜聖らは10月6日にすでに戦力外
ソフトバンクの2026年秋の戦力外は、10月26日の14人だけではありません。
10月6日には、大江竜聖投手と育成の長谷川威展投手、田中怜利ハモンド投手、桑原秀侍選手の4人にも来季契約を結ばないことが発表されています。
したがって、10月26日の14人と10月6日の4人を合わせると、2026年秋にここまでソフトバンクから契約非更新を通達された選手は18人となります。
大江竜聖も秋広と同じ巨人からトレード加入
大江竜聖投手は、秋広選手とともに2025年5月のリチャード選手との交換トレードで巨人から加入しました。
2025年はソフトバンクで16試合に登板して防御率1.53。
しかし2026年は1軍3試合にとどまり、10月6日に戦力外通告を受けました。
本人は国内外を問わず現役続行を希望しています。
結果として、リチャード選手との交換で加入した大江投手と秋広選手は、2人とも2026年秋に支配下契約を外れることになりました。
長谷川威展も現役続行を希望
長谷川威展投手は2023年の現役ドラフトで日本ハムから加入。
2024年には32試合で4勝、防御率2.49とリーグ優勝に貢献しました。
その後は左肘のトミー・ジョン手術、さらに腰の手術も受け、育成契約で復帰を目指していましたが、10月6日に戦力外となりました。
本人は投球練習を再開しており、現役続行を希望しています。
田中怜利ハモンド投手、桑原秀侍選手も現役続行を希望しています。
ソフトバンク戦力外選手の今後は?トライアウト・育成契約・移籍へ
戦力外通告を受けたからといって、すぐに現役引退が決まるわけではありません。
育成契約を提示された選手はソフトバンクに残ることができ、契約を受けない場合や完全に契約を終了する選手は他球団への移籍を目指せます。
2026年の合同トライアウトは11月17日にバンテリンドームで行われる予定です。
田上奏大投手や牧原巧汰捕手は、すでにトライアウトを受験する意向を示しています。
秋広選手ら育成契約を打診される選手については、まずソフトバンクと話し合ったうえで残留するか、新天地を求めるかを判断することになります。
ソフトバンク戦力外2026で分かっていること
2026年10月26日、ソフトバンクは秋広優人選手ら支配下6人、育成8人の合計14人に来季の契約を結ばないことを通達しました。
今回の支配下6人の中では、秋広優人、岩井俊介、安德駿、相良雅斗、木村大成の5選手について、育成選手として再契約する方向での打診があると報じられています。
一方、中村稔弥投手は今後について時間をかけて考える意向です。
秋広選手は2026年に1軍出場なし。ファーム97試合で打率.205、10本塁打、50打点に終わり、本人も戦力外をある程度覚悟していたと明かしました。
岩井投手は1軍5試合で防御率0.00ながら登板機会が限られ、育成契約を打診される見通しです。安德投手と相良投手は右肘手術からのリハビリ中、木村投手は高卒5年間で1軍登板がありませんでした。
また、育成8選手は全員が現役続行を希望しています。
ソフトバンクは10月22日のドラフトで支配下9人、育成15人の計24人を指名しており、巨大な選手層を2027年へ向けて再編する必要もあります。
さらに10月6日には大江竜聖、長谷川威展、田中怜利ハモンド、桑原秀侍の4選手にも戦力外通告が出ているため、今秋ここまでの契約非更新は計18人です。
今後の焦点は、秋広優人ら5選手がソフトバンクの育成契約を受けるのか、中村稔弥投手が現役続行を選ぶのか、そして新天地を希望する選手に他球団からオファーが届くのかという点になります。

