映画『九条の大罪』は原作のどこ?Netflixドラマの続きと完全新作の内容を調査
映画『九条の大罪』は原作のどこ?Netflixドラマの続きと完全新作の内容を調査

『映画 九条の大罪』が、2027年1月8日(金)に全国公開されます。

映画は真鍋昌平さんの漫画『九条の大罪』を原作とし、Netflixドラマで描かれた衝撃的なラストを引き継ぐ完全新作です。

「原作漫画の何巻から映画になるのか」「Netflixドラマの続きなのか」「原作をどこまで読めば映画の内容が分かるのか」と気になっている人も多いと思います。

先に結論をお伝えすると、映画が原作の何巻をそのまま実写化するのかは発表されていません。

ただし、映画で明かされた九条の逮捕、九条と烏丸の決裂、壬生と京極の抗争、「20日でパイ」に関わる展開を原作漫画と照らし合わせると、特に第8巻から第10巻付近と重なる部分があります。

一方、映画版には原作漫画と異なる設定も見られるため、第9巻や第10巻をそのまま映像化した作品ではなく、原作のエピソードを土台に再構成した完全新作と考えられます。

映画『九条の大罪』は原作のどこ?何巻からなのか

『映画 九条の大罪』の原作は、真鍋昌平さんが『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載している同名漫画です。

映画化発表時点では、原作の何巻から何巻までを映像化するのかは案内されていません。

ただ、映画のストーリーに登場する事件や人物関係は、原作漫画の第7巻から第10巻付近で描かれる展開と深く関係しています。

映画の原作範囲は8巻から10巻付近が近い

映画で発表された内容と原作漫画の各巻を照らし合わせると、特に関連が深いのは第8巻、第9巻、第10巻です。

原作漫画映画と関係する主な展開
第7巻烏丸が九条法律事務所を去り、九条と離れる
第8巻嵐山刑事が九条を追及し、壬生と京極の抗争が激しくなる
第9巻九条の逮捕と弁護士資格剥奪の危機が描かれる
第10巻勾留された九条と、烏丸による「20日でパイ」の弁護が描かれる
第11巻九条の釈放後と弁護士としての再出発が描かれる

小学館の第7巻紹介では、烏丸が九条の忠告に従わず、九条法律事務所を去ったことが記載されています。

第8巻では、嵐山刑事が九条を恐喝の共犯として追い詰め、伏見組の京極と半グレの壬生による抗争が激しくなることが紹介されています。(小学館コミック)

第9巻では九条の逮捕と弁護士バッジ剥奪の危機、第10巻では勾留中の九条に対して烏丸が「完全黙秘。20日でパイにします」と伝える展開が描かれます。(小学館コミック)

映画でも九条への逮捕状や「最後の弁護」が描かれるため、原作の第9巻から第10巻付近が映画版の大きな土台になっていると考えられます。

原作漫画の第9巻をそのまま映画化するわけではない

『映画 九条の大罪』が、原作第9巻だけを実写化した作品と発表されているわけではありません。

映画化発表では、Netflixシリーズの衝撃的なラストを引き継ぐ「完全新作」と説明されています。

プロデューサーの那須田淳さんも、原作の映像化を始めた段階からストーリー構成を検討しており、映画はNetflixシリーズの続きとして制作されたとコメントしています。(映画.com)

原作漫画にある人物関係や事件を使いながら、Netflixドラマ版で描かれた伏線や設定に合わせて再構成した作品とみられます。

映画『九条の大罪』はNetflixドラマの続き

『映画 九条の大罪』は、Netflixドラマと無関係な新しい実写化ではありません。

柳楽優弥さんが九条間人、松村北斗さんが烏丸真司を続投し、ドラマのラスト後から物語が動き出します。

Netflixシリーズの続きを、シーズン2ではなく劇場映画として描く作品です。

Netflixドラマ最終回後を描く完全新作

Netflixシリーズ『九条の大罪』は、2026年4月2日から全10話が世界独占配信されました。

ドラマでは、型破りな弁護士・九条間人と、九条の事務所で働くエリート弁護士・烏丸真司が、ひき逃げ、薬物売買、介護施設での問題など、現代社会の闇を映す事件に向き合います。(About Netflix)

映画版について、プロデューサーはNetflixシリーズのラストを継ぐ完全新作と説明しています。

九条と烏丸が袂を分かった後、アウトローたちの抗争と九条自身の逮捕が重なり、ドラマよりも大きな事件へ発展していきます。

九条の大罪Netflix続編は映画版

「九条の大罪 Netflix 続編」という意味では、2027年公開の映画がドラマの続編に当たります。

ただし、正式なタイトルは『九条の大罪 シーズン2』ではなく、『映画 九条の大罪』です。

2026年7月30日時点の作品構成は、次のようになっています。

・Netflixシリーズ『九条の大罪』:2026年4月2日から全10話配信
・『映画 九条の大罪』:2027年1月8日全国公開
・Netflixシリーズのシーズン2:正式発表なし

映画はNetflixシリーズの設定やキャストを引き継ぎますが、まずは全国の映画館で公開されます。

映画版が公開後にNetflixで配信されるのか、ドラマのシーズン2が別に制作されるのかは、映画化発表時点では明らかにされていません。

九条の大罪ドラマの終わり方は?九条と烏丸が決裂

ここから先は、Netflixドラマ『九条の大罪』の終わり方や映画の導入に関するネタバレを含みます。

Netflixドラマをまだ見ていない場合は、鑑賞後に読むことをおすすめします。

ドラマの終盤では、九条と烏丸の考え方の違いが決定的となり、2人はそれぞれ別の道へ進むことになります。

烏丸は九条法律事務所を離れる

九条は、依頼人が道徳的に許されない人物であっても、弁護士として法の範囲で守ろうとします。

一方の烏丸は、九条の考え方や弁護方法に触れながら、自分が信じる正義との間で葛藤してきました。

Netflix公式でも、九条は道徳や倫理にとらわれない型破りな弁護士、烏丸は自分が信じる正義との間で揺れるエリート弁護士として紹介されています。

ドラマのラストでは2人が決裂し、烏丸は九条のもとを離れます。

映画のティザー映像も九条と烏丸の決別場面から始まっており、2人が離れた状態から新しい事件が始まります。

九条と烏丸の関係には映画で着地点が描かれる

主演の柳楽優弥さんは、映画ではドラマで残された伏線や疑問に答えが示され、九条と烏丸の関係にも一つの着地点が描かれるとコメントしています。

九条と烏丸は、単なる上司と部下ではありません。

互いの考え方を完全には受け入れられない一方、弁護士としての能力や生き方には敬意を抱いている関係です。

原作者の真鍋昌平さんも、2人について、互いに敬意を抱きながらも交わることのない関係としてコメントしています。

映画では、逮捕状を突き付けられた九条に対して、離れたはずの烏丸がどのような行動を取るのかが大きな見どころになります。

映画『九条の大罪』のストーリーをネタバレありで紹介

映画では、九条と烏丸の関係だけでなく、半グレの壬生憲剛と伏見組の京極清志をめぐる抗争も描かれます。

壬生の手下が起こした事件をきっかけに、九条法律事務所、半グレ、ヤクザ、警察、検察が一つの事件でつながっていきます。

ここでは映画化発表とティザー映像で明かされた範囲を紹介します。

京極の息子が壬生の手下に拉致される

映画の事件は、壬生憲剛の手下が、ヤクザの若頭・京極清志の息子を誤って拉致するところから大きく動き始めます。

京極は暴力団・伏見組の若頭であり、壬生にとって簡単に対抗できる相手ではありません。

事態を知った壬生は「最悪の事態に備えて行動する」と告げ、京極からの報復に備えます。

壬生と京極の対立に九条が巻き込まれ、九条法律事務所も抗争の舞台になっていきます。

原作では京極の息子が殺された事件として描かれる

映画と原作漫画では、京極の息子をめぐる事件の説明に違いがあります。

映画の発表では、壬生の手下が京極の息子を「誤って拉致した」と紹介されています。

一方、小学館の原作第9巻紹介では、京極は「息子を殺された」と記載され、犯人捜しを激化させる展開になっています。

この違いからも、映画が原作第9巻を場面ごとに再現する作品ではないことが分かります。

映画では、原作の事件や人物関係をもとにしながら、Netflixドラマから続くストーリーとして設定が変更されているようです。

九条に逮捕状が突き付けられる

裏社会の抗争が激しくなるなか、九条自身にも逮捕状が突き付けられます。

これまで半グレやヤクザなどの依頼人を弁護してきた九条が、今度は自分の身柄と弁護士資格を守る立場になります。

映画化発表では、依頼人を守るために法とモラルの境界をかいくぐってきた九条による「最後の弁護」が描かれると紹介されています。

九条がどの容疑で逮捕されるのか、どのような証拠を突き付けられるのかは、発表時点では詳しく明かされていません。

九条の最後の弁護に烏丸が関わる可能性

原作漫画の第10巻では、逮捕・勾留された九条に対し、烏丸が「完全黙秘。20日でパイにします」と伝えます。

「パイ」は釈放を意味する作中用語で、逮捕後の勾留期間を乗り越え、九条を釈放へ導こうとする烏丸の意思が表れた言葉です。

小学館の第10巻紹介でも、烏丸が九条逮捕の知らせを受け、20日で釈放させると伝える展開が案内されています。

映画の詳しい展開は公表されていませんが、原作と同じように、決裂した烏丸が九条の弁護に関わる可能性も考えられます。

ただ、映画版で烏丸が九条の弁護人になると正式発表されているわけではありません。

原作漫画を読むなら何巻からがおすすめ?

映画を見る前に原作漫画を読んでおきたい場合は、知りたい内容によって読み始める巻が変わります。

映画に直接関係しそうな事件だけを追うなら第8巻から、九条と烏丸の決裂まで含めて知りたいなら第7巻からがおすすめです。

九条と烏丸の決裂から読むなら7巻

九条と烏丸の関係を知りたい場合は、第7巻から読むと流れをつかみやすくなります。

第7巻では、九条の忠告を無視した烏丸が事務所を去り、九条が烏丸の不在に孤独を感じる様子が描かれます。

映画で2人の関係に着地点が示されるため、九条と烏丸を中心に楽しみたい人は第7巻から第10巻までが映画前の予習に向いています。

壬生と京極の抗争から読むなら8巻

第8巻では、伏見組の京極と半グレの壬生による抗争が激しくなり、嵐山刑事による九条への追及も進みます。

映画で描かれる裏社会の抗争と九条の逮捕につながる要素が集まり始める巻です。(小学館コミック)

映画の中心事件に近い部分から読みたい場合は、第8巻から読み始める方法があります。

九条の逮捕と最後の弁護なら9巻・10巻

映画の「九条に逮捕状」「最後の弁護」という要素に最も近いのは、第9巻と第10巻です。

第9巻では九条の逮捕と弁護士バッジ剥奪の危機が描かれ、第10巻では勾留された九条と烏丸の弁護が中心になります。

ただし、原作を先に読むと、九条の逮捕や烏丸の行動に関する展開を知ることになります。

映画を何も知らない状態で楽しみたい場合は、鑑賞後に読む方法もあります。

九条の大罪の原作は何巻まで発売されている?

小学館では、2026年7月時点で『九条の大罪』第16巻まで刊行されています。

第17巻は2026年8月3日に発売予定です。(小学館eコミックストア)

映画との関係が深いとみられる第7巻から第10巻はすでに発売されているため、映画公開前に原作の該当エピソードを読むことができます。

原作漫画は映画のストーリーより先まで進んでおり、九条の逮捕と釈放後の物語も描かれています。

第11巻では、逮捕、勾留、釈放を経た九条が、弁護士として再出発する新章に入ります。(小学館コミック)

映画『九条の大罪』原作とNetflixドラマの続きの要点

『映画 九条の大罪』は、原作漫画の特定の1巻だけをそのまま映画化する作品ではありません。

公式に発表されているのは、Netflixドラマの衝撃的なラストを継ぐ完全新作であることです。

原作との関係や映画のストーリーで分かっている内容は、次の通りです。

・映画の原作は真鍋昌平さんの漫画『九条の大罪』
・原作の何巻から何巻までかは発表されていない
・原作第7巻では九条と烏丸が離れる展開が描かれる
・第8巻では壬生と京極の抗争、嵐山による追及が進む
・第9巻では九条が逮捕され、弁護士資格剥奪の危機に直面する
・第10巻では烏丸が九条を「20日でパイ」にすると宣言する
・映画はNetflixドラマ最終回後から続く完全新作
・映画では壬生の手下が京極の息子を誤って拉致する
・九条に逮捕状が突き付けられ、「最後の弁護」が描かれる
・九条と烏丸の関係にも一つの着地点が示される
・公開日は2027年1月8日

映画の内容に最も近い原作範囲は、第8巻から第10巻付近です。

ただし、京極の息子をめぐる事件など、映画と原作では異なる部分もあります。

映画版は原作の事件や人物関係を生かしながら、Netflixドラマで残された伏線と九条・烏丸の物語を完結へ進める、新しいストーリーとして制作されています。