
河村勇輝選手が、NBAのロサンゼルス・クリッパーズと「エグジビット10契約」を結びました。
クリッパーズには2026年夏から八村塁選手も所属しているため、「河村勇輝と八村塁がNBAで同じチームになるの?」「エグジビット10契約って本契約とは違うの?」と気になっている人も多いと思います。
クリッパーズは日本時間2026年8月10日までに、河村勇輝選手とのエグジビット10契約を公式SNSで発表しました。河村選手は開幕前のトレーニングキャンプに参加し、NBAロスター入りを目指すことになります。
しかも河村選手には、2024年にメンフィス・グリズリーズでエグジビット10契約からツーウェー契約を勝ち取った経験があります。
今回もクリッパーズで同じステップを踏めるのか、そして八村塁選手との日本人共闘が実現するのかが大きなポイントになりそうです。
河村勇輝がクリッパーズとエグジビット10契約!何が発表された?
ロサンゼルス・クリッパーズは、河村勇輝選手とエグジビット10契約を締結したことを発表しました。
これは2026-27シーズンのNBA出場がすでに保証されたという意味ではありません。まずはクリッパーズのトレーニングキャンプでアピールし、開幕ロスターやツーウェー契約を勝ち取る立場です。
河村勇輝はクリッパーズのトレーニングキャンプに参加へ
日刊スポーツによると、河村勇輝選手はクリッパーズとエキシビット10契約を結び、開幕前キャンプに参加する予定です。
河村選手にとって、NBA挑戦はこれで3シーズン目になります。
2024-25シーズンはメンフィス・グリズリーズ、2025-26シーズンはシカゴ・ブルズでNBAの舞台を経験しました。
NBA公式系の記録では、河村選手はグリズリーズ時代に22試合へ出場。ブルズでもNBAでプレーし、NBA経験を積み重ねています。
今回のクリッパーズとの契約は、NBA未経験の選手が初めてキャンプへ挑むケースとは少し違います。
すでにNBAとGリーグの両方を経験しており、エグジビット10からツーウェーへ昇格した実績まで持っている点は、河村選手ならではの強みです。
ペイサーズのサマーリーグからクリッパーズ契約につながった
河村勇輝選手は2026年夏、インディアナ・ペイサーズの一員としてNBAサマーリーグに参加していました。
ペイサーズ公式が発表した2026年サマーリーグのロスターにも河村選手の名前があり、ガードとして出場しています。
NBA公式によると、サマーリーグ最終戦のニューオーリンズ・ペリカンズ戦ではゲーム最多となる12アシストを記録しました。
得点だけではなく、河村選手の武器であるスピードやゲームメーク、パス能力を見せたことが、新たなチャンスにつながったとみられます。
NBC Sportsも、河村選手がペイサーズのサマーリーグチームでプレーした後、クリッパーズからトレーニングキャンプ参加の機会を得たと伝えています。
河村勇輝のエグジビット10契約とは?NBA本契約やツーウェーとの違い
「エグジビット10契約」という言葉だけを見ると、すでにNBAの正式ロスター入りが決まったようにも感じます。
しかし実際には、NBAの開幕ロスターを目指す選手に使われる契約形態の一つです。
日本語では「エグジビット10」「エキシビット10」と表記されることがありますが、英語での名称は「Exhibit 10」です。
エグジビット10契約は1年の最低年俸契約
NBAとNBPAの労使協定では、エグジビット10付きの契約は1シーズンのみで、最低年俸をベースとした契約になることが定められています。
また、通常は給与が全面的に保証された契約ではなく、開幕前の競争を経てチーム側がロスターを決める仕組みになっています。
そのため、
「河村勇輝がクリッパーズのNBA本契約を獲得した」
という段階ではありません。
一方で、単なる練習参加だけでもありません。
NBAチームとの正式な契約を結んだうえでキャンプに入り、そこから次の契約を勝ち取るチャンスがあります。
エグジビット10からツーウェー契約へ変更できる
河村勇輝選手にとって特に注目されるのが、ツーウェー契約への切り替えです。
NBAとNBPAの労使協定では、エグジビット10付き契約には、レギュラーシーズン開幕前までにチームがツーウェー契約へ変更できる仕組みがあります。
ツーウェー契約になると、NBAチームと傘下のGリーグチームを行き来しながらプレーできます。
NBA Gリーグ公式によると、ツーウェー契約の選手はNBAチームで最大50試合までアクティブ登録が可能で、各NBAチームは最大3人までツーウェー契約選手を抱えられます。
河村選手にとっては、まずこのツーウェー契約が現実的な大きな目標の一つになりそうです。
クリッパーズのツーウェー枠は現在2人
2026年8月10日時点のNBA Gリーグ公式ツーウェートラッカーを見ると、クリッパーズではニック・マルティネリ選手とジャマリオン・シャープ選手がツーウェー契約選手として掲載されています。
最大3枠に対して2枠が埋まっている状態で、現時点では1枠分の余地があります。
これは河村勇輝選手にとって気になるポイントです。
もちろん、その1枠が河村選手に用意されていると発表されたわけではありません。
キャンプ期間中にはほかの選手との競争やロスター変更もあります。
それでも、河村選手にはツーウェー契約の資格が残っているとNBC Sportsも報じており、クリッパーズで2WAY契約を目指せる状況にはあります。
河村勇輝はNBA本契約を取れる?開幕ロスター入りまでの流れ
河村勇輝選手が次に目指すのは、トレーニングキャンプとプレシーズンで評価を高めることです。
エグジビット10契約を結んだからといって、開幕時点でNBAの15人枠に入れるとは限りません。
一方で、河村選手は過去に同じ立場からツーウェー契約へ進んだ経験があり、今回もキャンプでのプレー次第で状況が変わります。
河村勇輝はグリズリーズでエグジビット10からツーウェーを勝ち取った
河村勇輝選手にとって心強いのは、2024年に一度この競争を突破していることです。
河村選手はNBA挑戦1年目、メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結びました。
その後、プレシーズンやキャンプでアピールし、2024年10月にグリズリーズが河村選手をツーウェー契約へ昇格させています。NBA Gリーグ公式も当時の契約変更を発表しています。
その結果、河村選手は2024-25シーズンにNBAデビューを果たしました。
つまり、
エグジビット10契約
↓
トレーニングキャンプ・プレシーズン
↓
ツーウェー契約
↓
NBA出場
という道を、河村選手自身がすでに経験しています。
今回のクリッパーズでも同様の展開が期待されます。
ブルズでもツーウェー契約でNBA経験を積んだ
2025年夏にはシカゴ・ブルズともツーウェー契約を締結しました。
ブルズのGリーグ公式発表によると、2025年のサマーリーグでは5試合で平均10.2得点、6.2アシスト、2.2スティールを記録し、その活躍を経てツーウェー契約を獲得しています。
河村選手は、サマーリーグやキャンプという短いアピール期間で結果を残し、NBAにつなげてきました。
クリッパーズでも、限られた出場時間の中でゲームメーク、アシスト、3ポイント、ディフェンスでどこまで存在感を示せるかが注目されます。
河村勇輝と八村塁がクリッパーズで共闘する可能性は?
今回のニュースで特に期待が高まっているのが、河村勇輝選手と八村塁選手の共闘です。
八村選手は2026年夏にロサンゼルス・レイカーズからクリッパーズへ移籍しました。
NBA公式によると、八村選手とクリッパーズは2年総額2800万ドルの契約で合意し、2026年7月6日に加入が正式発表されています。
河村勇輝と八村塁は同じクリッパーズ組織に
河村勇輝選手がエグジビット10契約を結んだことで、八村塁選手と同じクリッパーズの組織に入る形になりました。
トレーニングキャンプでは河村選手もNBAチームのロスター争いに参加するため、2人が同じ環境で過ごす場面も出てきそうです。
ただ、レギュラーシーズンのNBA公式戦で2人が同じユニフォームを着てコートに立つには、河村選手が開幕後もクリッパーズとの関係を維持することが条件になります。
ツーウェー契約でも八村塁とのNBA共闘は可能
河村勇輝選手が15人のNBA本契約枠に入らなくても、ツーウェー契約を獲得すればNBAの試合に出場できます。
そのため、
「本契約を取らなければ八村塁選手との共闘は実現しない」
というわけではありません。
日刊スポーツも、河村選手がツーウェー契約となれば八村選手とNBAの舞台で一緒にプレーすることが可能になると伝えています。
河村選手がクリッパーズのNBAゲームに登録され、八村選手と同時に起用されれば、日本人NBA選手2人が同じチームでプレーする場面を見ることができます。
河村勇輝の今後は?本契約・2WAY契約・Gリーグの3つの道
河村勇輝選手の今後は、クリッパーズのトレーニングキャンプでの評価によって大きく変わります。
現在のエグジビット10契約はゴールではなく、2026-27シーズンの所属先を勝ち取るためのスタート地点です。
河村勇輝がクリッパーズの開幕ロスター入り
最も期待されるのは、河村勇輝選手がそのままクリッパーズのNBAロスターに残るケースです。
NBAの標準契約枠に残れば、シーズンを通してクリッパーズの一員としてプレーするチャンスを得られます。
河村選手自身も今季に向けて本契約獲得への強い思いを語っており、NBA挑戦3年目は一つの勝負のシーズンになりそうです。日刊スポーツも、河村選手が「この年に本契約を取って」と意欲を示していたことを伝えています。
河村勇輝がクリッパーズとツーウェー契約
もう一つの有力な道が、エグジビット10からツーウェー契約への変更です。
河村選手はグリズリーズでこのルートを経験しています。
さらに2026年8月10日時点では、NBA Gリーグ公式の一覧上、クリッパーズのツーウェー枠は3枠のうち2枠が埋まっています。
キャンプやプレシーズンで河村選手が評価を高めれば、残る枠を巡る争いに加わることになります。
契約解除後にサンディエゴ・クリッパーズでプレーする道もある
エグジビット10契約の選手が開幕ロスターやツーウェー契約を獲得できなかった場合、NBAチームからウェイブされた後に傘下のGリーグチームへ進むケースもあります。
クリッパーズのGリーグ傘下チームはサンディエゴ・クリッパーズです。NBA Gリーグ公式でもLAクリッパーズの提携先として掲載されています。
NBAとNBPAの労使協定では、エグジビット10契約を解除された選手が所定の条件を満たして傘下Gリーグチームでプレーした場合、エグジビット10ボーナスを受け取れる仕組みも設けられています。
その場合でも、NBAへの道が途切れるわけではありません。
Gリーグで結果を残し、シーズン途中のNBA契約を狙う選択肢も残ります。
河村勇輝とクリッパーズ契約の今後|八村塁との共闘に期待
河村勇輝選手が2026年8月、八村塁選手が所属するロサンゼルス・クリッパーズとエグジビット10契約を結びました。クリッパーズ公式も契約を発表しており、河村選手は開幕前のトレーニングキャンプへ参加します。
エグジビット10契約はNBA本契約やツーウェー契約が保証されたものではありませんが、開幕ロスター入りを争える契約です。
さらに河村選手は、グリズリーズ時代にエグジビット10からツーウェー契約を勝ち取った経験があります。
2026年夏のペイサーズでのサマーリーグを経て、次の挑戦先はクリッパーズとなりました。
八村塁選手はすでにクリッパーズと正式契約しているため、河村選手が本契約またはツーウェー契約を勝ち取れば、NBAで日本人2選手が同じチームのユニフォームを着る場面も現実味を帯びてきます。
まず注目したいのは、河村勇輝選手がクリッパーズのトレーニングキャンプとプレシーズンでどのような評価を得るのか、そして開幕までに契約がどう変わるのかです。

